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2009/12/30(水)
忌わしい瞬間へのカウントダウン
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既に秒読みは始まっていたのだ‥‥ 忌わしい その時まで２時間‥‥
朝６時起床‥‥ 外はまだ真っ暗‥‥ まず最初の待ち合わせ場所は境港。
余裕をもって出たのに、あることか‥‥ 通り慣れているはずの道を一本間違え
てしまいギリギリに到着‥‥ カトケンも到着したばかりのようで笑顔で出迎え
てくれたが‥‥ 思えば この時から既に それは始まっていたのかもしれない。
その忌わしい瞬間まで１時間３５分‥‥‥
カトケンの車に乗り換えて 次の待ち合わせ場所、玉湯町に向かった。
夜もあけて辺りは明るくなってきた‥‥ 益田のグラントワで行なわれている
旧車展示イベントに心を馳せながら会話は心地よく弾んでいた‥‥
「頭をスッキリさせたいからコンビニに寄ろうよ‥‥」 私の言葉に笑顔で応え
てくれる彼‥‥ そして道路沿いのFマートへ。
２人 缶コーヒーを買い店を出ようとすると‥‥ 入り口付近に あるものを見つ
けた。
ドラゴンボールグッズの抽選コーナーだ‥‥ じっくり見てみると 上位品では
なく わりと当りやすい下から２番目の品、イラスト手帳が気に入った。
「やってみようかな‥‥ 恐く手帳、当ると思うよ！」私はカトケンに自信満々
の笑顔をおくりつつ レジに５００円を支払って一回抽選した‥‥
‥‥ 何故‥‥？ 手帳は当らず、フィギアが当ってしまったではないか‥‥
オーマイ ガッ である‥‥ これは やはり、間もなく訪れる その時への助長
だったのではないだろうか‥‥？
その時まで‥‥ わずか１時間を切っていた‥‥
３０分ちかく走っただろうか‥‥ 車で込み合う国道を走り抜けて もう１人の
同行者、玉湯町の杉チン宅へ到着。
家の小窓から顔を覗かせ気取ったような 彼の その姿は いつも通りだ‥‥
間もなく起ころうとしている そのことを知りもせずに‥‥
風が強くなり かなり冷え込んできた‥‥ 今日は雪降る前の冷たい雨が降り続
くことだろう‥‥ しばらく家前で雑談‥‥これから向かう益田には夢が待って
いる。 揃った３人の心は温かかった‥‥
その瞬間まで、いよいよである‥‥ １０分を切った‥‥
「さぁ〜 それじゃ益田に向かいますかッ！」
車に乗り込む寸前に 私が言葉を発した‥‥ 「何時間もかけて行ったはいいが
休みなんてこと、あったりするよね‥‥ 大丈夫かねぇ？」
一抹の不安を覚えたのか‥‥ 杉チンが自宅に入り、展示会のパンフレットを持
って来た‥‥‥
ついに、ついに、言葉も出せないような その時が来たのだ‥‥！
「アラッ！？ ‥‥ 休館日！？ 元旦まで休館‥‥？」「マジかよぉ〜！？」
「よりにもよってェ〜 何だかなぁ〜！？」 Oh〜！ 休館って‥‥（大焦）
そう、パンフレットには しっかりと告知してありまして‥‥
杉チンはバツが悪そうにしてるが‥‥ 「誰が悪いということではありません。
楽しみが 少し延びたと思えば、またその日までワクワクできて愉しいじゃない
ですか！ さぁ〜 笑いましょう！ 江津や浜田辺りまで走ってから気付くよりは
ハッピーじゃないですか！ 悪夢のような話しではありますがドント・マインで
す！」
私の言葉に ２人は目を潤ませているような‥‥ まるでキリストを慕い眺めて
いるような恍惚の表情‥‥‥ 要するに２８日からだったかな？元日まで休館と
いうことなのです。
その後３人で松江まで行き、モーニングを食べようということに‥‥
色々な話しで盛り上がりつつ ２時間も過しちゃいました。
杉チンを送り、またまたカトケンと２人で境に向かいましてね‥‥
そうそう、帰り道 もう一度コンビニでドラゴンボール手帳を狙ってみようと思
ったのだが、今日は おとなしくしていた方がよさそう‥‥
危機迫る その時を経験しつつ、やや眠気に襲われながら我が家にたどり付いた
のは お昼でした。 ＜忌わしい瞬間へのカウントダウン： 完＞
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