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2009/11/30(月)
本物
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水彩画と言えば、小中学生が描く 簡単な絵のようにとらえられがちではあるが、
ところが どっこい、油絵やアクリル画と なんら変わらない奥の深さがある。
様々な技術 画法を多く必要とするジャンルの画でもあるのだ。
その奥義、魅力を修得するために とんでもなく長い時間を費やしてきた私だが、
まだまだ表面的に うっすら理解出来始めた程度‥‥ この今も どん欲に極めを
目指している。
リアル水彩までの技量は なんとか身につけることは出来たが、いよいよここか
らが真の味を出していける領域‥‥ 全ての修得までは まだまだ、学ぶべきこ
とが多い。
実は本日の夕方、我が家に 教室の生徒さんが描きかけの作品を持って訪ねてき
た。
水貼りの方法、水や色のにじませ方など、いまいち よく分からないということ
で‥‥ その水貼りされ、描き途中の絵柄を覗き込みながらアレコレとアドバイ
スを贈った。
塩のふりかけが甘い‥‥ にじませや メリハリが弱い‥‥ マスキングは場所に
よっては細かく筆塗りで‥‥ 私は いつも ズバリ正直に語ることにしているが、
そんなストレートなアドバイスを 嫌な顔ひとつせずに、真剣な眼差しで見つめ、
吸収している姿、気持ちは本物を感じる。
真剣な心、眼差しで、事に向かい合えるようになれれば 自ずと何かが変わって
くるもの‥‥ この生徒さん、自分の絵が魅力的な方向に変わり始めている
ことに 自身が気がついているんだろうかな？
やはり そう！ 真の心を抱き持って歩み始めれば 奇跡や聖なる輝きさえも満ち
溢れてくれる。
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