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2008/09/24(水)
夢の本
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本日、なかなか素敵な本を見つけた。
スティーブン・スピルバーグの大ヒット映画『THE LOST WORLD（ロストワール
ド）』のメイキング本。
ご存知、人が遺伝子操作によって作り出した恐竜が大暴れする『ジュラシック
パーク』の続編作品。そのメイキングである。
先端技術CG製作法や、リアルな背景画にコンテ、撮影用に作られる実物大から
部分的なもの、小型恐竜などのたくさんのリアルフィギアの制作現場に、製作
順序、現場撮影とCGの合成法、照明＆カメラ撮影技術法などなど、企画から撮
影場所探し、脚本、役者選び、製作秘話、編集法などなど‥‥ ロストワールド
が上映される迄の、各部所、全てのメイキングシーン、写真が数多く載ってい
る。 要するに、この映画が出来る迄の全内容が詳しく紹介されている、マニ
ュアル？的な本。
スピルバーグの偉大さは勿論、とりまきスタッフの凄さが ビンビン伝わってく
るナイス本である。
私的に特に興味あるのは、ティラノサウルスやラプトル、ステゴサウルスなど
実物大や部分模型の制作だ。
特殊粘土で型作り（マケット）し、とんでもない日数をかけ、特殊ゴムを使っ
て皮膚や色を超リアルに描き、作り、仕上げてゆく。 そしてコンピューター
入りの危機類にかぶせて動かす‥‥ 見てるだけでゾクゾクしてくる仕事域だ。
また、背景画やリアルコンテも 実に素晴らしい。日本のような 大雑把な水彩
や、鉛筆でザザっと描きなぐるようなコンテとは違う‥‥ まるで一枚一枚が
精密芸術絵画のようで、やはり世界のトップチームの意気込みは裏の段階から
素晴らしい、感動もの。
こんなリアルコンテ画家、リアル彫塑家になりたいという夢を持ち続けていた
私。勿論 今も失せてはいないが。
大好きなスピルバーグ、それも恐竜ものということもあり、この本の中には私
の昔からの夢がたくさん詰まっている。
現在 絵を描く中、身のまわりに置いて、息抜きや 時間が空いた時、ページ
をめくり眺めている。
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