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2008/09/13(土)
涙
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会場入り口の横影で、会場内で絵を観入っていらっしゃる方を眺めていた。
歳の頃なら３０代半ばの女性かな？ ひととおり観終わった後、２枚の絵の
場所を行ったり来たりして 何度も観ておられる。 その場所で長い時間動かれ
ない。
「かなりお気に入りなのかな‥‥？」なんて思いつつ 眺めていたのだが‥‥
どうも様子がおかしい。 会場の中に入って遠巻で覗いてみると、涙を流さ
れている‥‥
観ておられた絵、文章を確認した‥‥ その方の 今のツラさ、涙が、何となく
分かってきた。
他のお客さんが数名いらっしゃるので、騒ぎ立てぬように、あえて声をかける
のを控え、しばらく待つことに決めた。
‥‥‥ 落ち着かれたのか、周りを気にされ振り返られる。
私に気付かれ、おもむろに 観入っておられた その絵を‥‥ イヤ、絵の中の
文章を指差しながら注文された。
赤くなった目をなるべく見ないように、あえて明るく対応しながら受付を終え、
笑顔で 軽く一言 声をかけた‥‥ 「大丈夫ですか？」
‥‥ すると、両目から またまた大粒の涙がツツーっと流れ落ちる‥‥
私は すかさず 背を向け、会場裏側に置いている私の販売用のCDをとってきて
彼女にプレゼントした。
「これ 聴いて 元気出して下さいね！ 期間中 毎日来てますから、話すことで
少しでも気が楽になるのなら、いつでも顔を出してくださいよ！」
少し顔色が変わって安心‥‥ 私の言葉を受け止め、深々頭を下げられ 立ち去
られる姿を見送った‥‥。
辛い心の力になれるような、少しでも軽くできるような絵や歌が作れるように
なりたいもの‥‥ 嘘も大袈裟もない、真実の話です。 心がキュっと引き締ま
る時間でした。
そして今日は、何と懐かしい人も！ 「ヤッホー！」、「するぶの旅」で お邪
魔した、佐田町の『アオバズク』がやって来る家の お母さん、お父さん、そし
て ご近所の皆さんが 団体で わざに やって来られたのには驚いた！
感謝、感謝、大感謝でしたよ！
さてさて‥‥ 最終目標である 完売枚数まで、あと９枚。
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