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2008/08/06(水) 84才の本物
島根県立美術館で開催されている、『藤城清治・光と影のファンタジー』を
本日、観に出かけた。
イヤ〜 驚きです! 平日だというのに たくさんの お客さんだ。
可愛く、美しい切り絵ということもあり、やはり 大半が女性。

広く設けられた会場の中、約190点の作品が並べられている。
何ケ所か 休憩スペースが作られているので、ゆっくり、じっくりと観てまわ
れる。

それにしても、『藤城清治』氏‥‥ とてつもない人。
歳を重ねていくにつれて、どんどん、とんでもない細密さ、そして大型の作
品になっていることに 強い衝撃を受けた。 場内で流れている 現在の氏の
制作風景映像を 長い時間 見入っていた。
  
  なんと、「84才」‥‥   作品に向かってる表情も、細部を作る手の
動きも、そんな歳を全く感じさせない不思議。
退場口近くにある、最近の大型作品を観つめながら、考えていた‥‥ 動けな
くなっていた。
私、以前は1年半もかけて、信念を貫き通す絵を描いていた。 そんな狂った
ように、時間を忘れ、流し、描き通すことなんてしなくなった。
何、平平凡凡と生きているのだろう‥‥  時なんて、まだまだ有り余る程
あると、甘えた日々を おくり続けている自分を激しく感じさせられた‥‥
私の「生」の証を作る この時でもあるのに、捨て去っていることが あまり
にも多いような‥‥  氏の大型緻密作品の前で、暗い会場の中で、何度も
大きく溜息をついていた。

もっと真剣に突っ込んでやらなきゃな! なりふりかまわず、自分の「生」の
形を産み出していこう! 誰も真似の出来ない、衝撃を与えるような デカい
超細密ペン画を、また産み出してやろうじゃないか!
そう、遅くはない‥‥ 氏に負けぬように もう一度 自分を立て直し、「生」
の時を大切に、立派な形を残していかなければ! どうせやるなら 本物に向
かって 挑み進まなきゃな!   
  ‥‥と、とてつもなく大きく、大切なモノを観せてくれた『藤城清治展
』、力になった。 実に 素晴らしかった。


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