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2008/07/21(月)
夢中
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昨日、そして本日、2日間、おもいきってミニ旅行に出かけてきました。 各町、各所、厳しい暑さを受けながらも楽しんでいる人々の表情を見ながら、 静かなる時を過してきました。 カバンには、スケッチブックやペン類、そしてカメラを詰め込んではいたの だが、一度も手にすることなく過した、空白きまま旅。
青空にくねる入道雲が何とも凛々しく、海の色は限りなく清青、川の流れに 群れ遊ぶ魚が妙に可愛く、山々の木々を揺らす風が爽やかに心地よく、闇夜 にポッカリと浮かぶ7分満月の色は濃く、すれ違う人々の表情は皆 優しい。 言葉を ほとんど使わないウォッチングの旅って、久しぶりのことだ。
人や、景色や、物を見つめ続けることで、いつしか自分の存在が消えてしま ったような‥‥ 自分というものを意識することがなくなったような‥‥ 何も思い考えることもなくなる‥‥ もともと私が欲する旅って、こういう ものだった。
常に日常生活の動きを考え、気にしながら、自分というものの在り方を捕ら え焦り観たり、なかなか心落ち着かせる時流、安らぎの旅ができないことが 多くなってきた。 子供のように事に集中、無邪気な眼を持つ‥‥ その時に夢中になりきること が出来なくなっているようだ‥‥ イカン、イカン。
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