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2008/06/25(水) 親友
小学生の描く絵って、ホント面白い。
自由きまま‥‥ 私の言うことなんて そっちのけ。
私‥‥「これさ、猫なんだから、こうやって目を描いた方が ‥‥ らしくなるだ
ろう? ‥‥ホラ!」
小学生‥‥「うぉ‥‥ この目‥‥ 怖いっしょ!」
私‥‥「さっきよりは 猫らしくなって、先生は 良くなったって思うぞ!」
小学生‥‥「わからん‥‥」
私‥‥ 「‥‥ わからんって‥‥ さっきのままじゃ、顎も長過ぎたし、まるで
馬だろぉ。」
小学生‥‥「馬って‥‥ か? マジっすかぁ?」
私‥‥ 「いや、失礼! 馬じゃなくて‥‥ ロバだよな。」
小学生‥‥「プッ‥‥ なんじゃそれ! じゃ どう描きゃいいの?」
私‥‥「う〜〜ん‥‥ 例えば、こんなのはどう? ホラ‥‥ こうやって身体と
手を描けば‥‥ 猫人間の出来上がり〜!」
小学生‥‥「うげっ マジっすかぁ〜? ‥‥ 消していいですか?」

 彼なりのプライドが現れてきたのだろう‥‥ コツコツ描きだした。
子供って、安心感覚の中で芽生える集中力って、とても素晴らしい宝なのだ。
勿論、私も本気でチャチャ入れているのではない。 彼の気持ちを引込むための
手段ともいえる。 まずは、友情を育むこと。
彼との友達感覚の中に ツンツンと ひらめきを芽生えさせている‥‥ つもり。

今回ではないが‥‥ 以前 今回と同じような、半ジョークなやりとりをしてい
る中、小学生達に こう言われたこともある。
  「なかなか‥‥ 言ってくれますねぇ〜 結構いけてる。」

言い過ぎても駄目、放りっぱなしでも駄目。 子供の持ち備えている力に気付か
せ、興味、集中を抱かせることは なかなか難しい。

上記に書いた小学生との会話は、全くの真実‥‥ 大人の私が小学生に上がって
来い! 言うことを聞いて ついて来い!‥‥ ではなく、私が小学生になること。
目線、状況に、降りていくこと。 彼の同級生、親友になりきってしまうこと。

まだ 描くスピードはのろいが、私と友達感覚になり始め、安心したのか、集中
を覗かせるようになり、話を聞き入れてくれるようになった、その小学生。
そこからだ‥‥ 案の定、突然 何かが変わってきた。確かに絵が違ってきた。
まだ猫の顔だけしか描かれていないが、いっしょに楽しみだした途端に、彼の
持つ 何か素敵なもの、イキイキさが 絵に見え始めた。  
まもなく きっと、彼なりの味わい深い素敵な猫が仕上がってくることだろう。 


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