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2008/10/05(日)
2人の私
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少し前、友人と、ゆっくり語り合いながら食事をした時のお話。 私がロゴマークとロゴ文字を作った米子市内のレストラン。
店内に入ってすぐ右手の壁面、そして化粧室への通路横にある飾り棚の中と、 その奥の壁、私が約20年前に描いた小さめのペン画が3枚、今でも飾って ある。 久々に絵の前に佇み覗き込んでみた。 昔のものって気恥ずかしくなるものなんだが、あまり違和感はない。 ロットリング・ペン画ということもあるだろうが、しっかり描けている。
その中の1枚。 夏の日、女性が2人並んで歩く後ろ姿の絵‥‥ 確か タイト ルは「夏日」だったかな‥‥? 鳥取砂丘に写真を撮りに行った際に この シーンを捉えて 数日後、絵におこしたこと、今もハッキリ覚えている。 夏の強い日射しをイメージさせるために、あえてモノクロ画にした。自分的 に大好きな絵のひとつだった。
作りだしてきた絵はコンピューターに保存してきているが、初期の頃の絵は 時代が違い、コンピューターなんてものはなかったので、保存できず、私の 手元に残っていない絵も多い‥‥ この「夏日」もそう。
「この絵は もう一度描いて手元に残しておきたい!」という気持ちになり、 帰って昔の資料を探しまくり、新たに色を付けながら描いてみた。 店にある絵と比べて、どうなんだろうか‥‥?
20年前の私と 現在の私、2人の私が出会って見つめ合っているような不思 議な気分だ。
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