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2007/06/17(日)
父の日
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今日は父の日。
父親が無くなったのは24年前‥‥ 時の経つのは早いものだ。
何かプレゼントをしなくちゃ‥‥ 本日目覚めるとともに頭に浮かんだ。 ついこの前、墓参りしたばかりであるが、綺麗な花々を買い、バケツに 雑巾など、備品を積み込み 寺に向かった。
暑い中 大粒の汗を浮かべながら 念入りに掃除をすませ、大好きだった酒、 季節花を供え、線香を立て、手を合わせて経を唱えた。 目をとじ、しばらく小声で経を唱えていると、左横後方でカサカサと音が した。 チラっと覗くと‥‥‥ なんと、体長25センチくらいの金茶の毛をした 動物が全身を現し、私をジ〜っと見つめている。 尾はかなり長い。先端側がキツネの尾のように少し太く丸まっている。 イタチ? テン? 傍に小さな溝川があるのでカワウソ? ‥‥ 金茶の毛が光に煌めき、何とも美しい。
私もしばらく 横目で見つめていた‥‥‥ お互いが1分くらい動かぬまま。 その動物は2〜3回小首をかしげると、ゆっくりと草むらに消えていった。
その時の心情、どう伝えたら分ってもらえるのだろうか‥‥? 恐れ逃げもせず、ジッと私を見つめていた愛くるしい目‥‥ 心がキューっと締め付けられるような思い‥‥ 目が少し潤んでくるのは 何故なのか‥‥?
改めて線香を立て、しばらく、周りの景色を眺めていた。 強い日射しの隙間を擦り抜けて流れてくる 涼しい風を心地良く感じながら。
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