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2007/05/29(火)
くずし文字
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大筆に墨をつけて 一気に書き上げる‥‥ 勢いで書く、くずし文字。 厚手の紙を100枚近く準備しておき、次から次に筆をまわし飛ばすように。 絵を描く時のようにジックリ‥‥という訳にはいかない。 書きたくなる感情がわいてくるまでジッと待つ‥‥ 集中を絶やさず、心の高ま りを待つ‥‥‥ 意欲が高まってきたら 一気に数十枚書きなぐっていく。紙を取り替える時も、 筆を口にくわえたまま離さない。 足の踏み場がない程、部屋中に並べ乾かし、その中から形や、かすれ具合や、 バランスの良いものを選び出していく。 夕方前の第一回戦は 38枚中、10枚。 第二回戦は、静かになった今夜遅くに行なうことに。
この選び出した くずし文字に、あとからイラストをレイアウトしながら描き組 み合わせて、一枚の絵画作品としていくのだ。
このくずし文字で 全てが決まってしまう‥‥ 計算して現わすことが出来ない。 偶然に現れてくるのを待たなければならないから大変である。 であるから‥‥ 集中して、心が現れるのを待つことにしている。
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