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2007/03/15(木)
心染まる日
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今日は、桜を見たり、菜の花を見たり、普段気になる店を巡ったりと、一日中
メアリーといっしょに過した。
何もない休日のように思われるかもしれないが、私にとっては、こういった日
が むしろ本当の仕事なのかもしれない。
心に色々なものを溜めてゆく。写真に感じるものをおさめてゆく。
心を表現することの多い仕事であるが故に、こんな束縛のないブラブラの日が
大切でもある。大きな希望につながる。
各地で写真を撮っていて、たくさんの方に声をかけて頂いた。
「絵にするんですか‥‥？」「次、個展はいつやるんですか？」「常設店で絵
を買いましたよ！」 ‥‥などなど。
伯耆町・岸本で菜の花畑を写真におさめているそんな中、隣町、溝口にお住ま
いの方が通りかかられ、私を見つけ声をかけられてきた。
全く面識のない方である。
「先月、島根の雲南、加茂町の料理屋「永和」さんに行ってきたんですよぉ。
でも、昼過ぎで早かったのか、お店はまだ開店してなかったもので‥‥」
出雲の帰り、わざわざ私の絵を観るために、聞き探しながら たどり着かれたと
のこと。 知人の方から、私の絵がたくさん常設されているらしいことを聞か
れ、訪ねられたようだ。
‥‥ 縁とは、誠に不思議なものである。まるで偶然のようだが、必然だと深く
感じていた‥‥ しばらくお話をさせて頂いた‥‥。
毎年欠かさず個展に来て頂いているとのこと。 私の絵も２枚持っておられるら
しい。 感謝感激のあまり‥‥ 涙が滲んだ。
この心を忘れず 頑張らなくては！ もっともっと 皆さんに可愛がられる絵を描
かなくてはいけない！
曇り空の下ではあったが、真っ黄色に染まった広大な菜の花畑がキラキラと美
しく輝き満ちていた‥‥ まさに‥‥ どんな物でも状況でも、心の在り方で
美に変わり、楽しさに変わる。痛感。
心清らかに染められた 素敵な一日、学び多き日。
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