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2007/11/01(木)
おもいやり
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新聞に出ていた。
少し前、某市で開催された敬老会のとある集いで 落語家さんの独演会が行なわ
れたらしい。
その舞台上では手話通訳者が落語内容を伝えていたそうだ。
しかし その落語家さんは、本番舞台内で「気が散る」と発言したという。
その発言が問題になっているらしい‥‥
私も日頃ステージに立つ身、確かに落語家さんの気持ちも分からない訳ではな
いが、この発言はやはりよくない。
この会には ご年配の方々が楽しみにされて たくさんいらっしゃったはず、
手話の方が立たれるということは、耳の障害をお持ちの方も結構いらっしゃっ
たはず‥‥
実は私、片耳聴覚者、右耳が全く聞こえない。左耳の聴力もかなり落ちてきて
いて、かなり不便な中にいる。
音を聞き取れないために、仕事、日常共、周りの皆さんの足を引っ張ったり、
迷惑をかけることが結構多いのだ。
だから常に聞こえないということを気にしてる。疲れる程に神経をピリピリと
とがらせ、負い目のようなものを感じ持ってもいる。 障害を持つ者にしか分か
らない部分ではないかと思う。
「平静に元気良く」を頭において 何気に生活をしているが、例え冗談であって
も、その部分を おふざけでつつかれたり 持て遊ばれたりすると心が重くなる
時もある。
たった一言で苦しみ、落ち込みを与えられることだってあるものだ。
慣れてきたりすると初心を忘れ、人の心に土足で上がり込むように失礼極まり
ない暴言、人の傷つきを配慮できず平気で悪態語を突き刺す者がいたり、その
言葉ひとつで人間性を見透かせるような自己主義な者もいるが‥‥
私も時にそういうことはある‥‥ 気をつけなければと感じ得た記事。
いかなる時でも心の目だけはしっかりと開き、細かな心遣いを忘れないように
精一杯努めなければ。 できるだけ人を不快にさせることがないように心掛け、
生きていきたいと、改めて心思う。
上記の落語家さんも「最良の舞台を‥‥」と考えての発言だったに違いないが、
場数の多い プロ中のプロ。 もうほんのちょっとだけ、初心、状況を考え観て
おられたなら‥‥と。
『今日は休養します。』
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