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2006/08/24(木) 表裏一体
心が必要としなくなり欲しようとしなくなったもの、必要にかられなくなっ
ていくものは、いつしか心の中から離れていこうとする。
自由に自分を解き放していく時を持つことは 大切なることでもあるのだが、
自分をできるかぎり清くと、形成し育成してきてくれた力や技、心糧を失う
ほどに我を放り出してしまってはどうかと思う。

私を常に前向きに進ませてくれる大いなる勤めであったが、慌ただしさに流
され疎かになってもいた。以前は眠りを惜しんでまでも やりとげてきていた
ことであるのに‥‥

観音経偈(かんのんぎょうげ) 『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五偈』
(みょうほうれんげきょうかんぜおんぼさふもんぼんだいにじゅうごげ)
という経がある。
般若心経の2〜3倍ちかい とても長い経文ではあるが、完全に覚えていてス
ラスラと口から流れ出てくる お勤めができていたのだが‥‥
はずかしながら、経文の多くが載せてある冊子「仏前勤行次第」に頼った。
多くの他文は勿論大丈夫なのだが、『観音経』に長さを感じてしまう自分が。
咽から血が出るほどに、我が身が消えてしまってもかまわないと思うほどに
身を投じて勤め上げてきた 私の大切なものであった。心満たされるものの
ひとつが少々曖昧になってきていた。

人とはこんなものである。人とは誠に儚く弱いものでもある。
『表裏一体』‥‥ を強く、深く感じさせられている。
満たされれば満たされるほど、その大きさと同じほどの儚なさを抱くことに
もなる。
楽しさには悲しさ、苦しさには喜び、勢いには停止、光は闇、勿論闇は光
でもある。 それらは自分に対してだけのことではなく、逆は周りに及ぼす
こともあり、周りの逆が自分であったりもする。
この世のもの全てには「表裏」があり、それをどう清く受け止めていくかが
人の資質とされる。
心が水平に保たれるよう、表裏どちら側も感じられるように、心遣いをしな
ければ。

『妙法蓮華経観世音菩薩普門品第二十五偈』が今、大切なことを私に教えて
くれている。 心からの合掌である。


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