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2006/06/15(木)
グッドラック！
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大山道路入り口近く、岡成の池（展望所）で 時を過していた。
雨降る湖面には 美しく逆さ大山が映り、色々な水鳥が戯れている。
岸辺の湖面を静かに覗けば、水に浸かった古木の上にドデカいスッポンが
２匹。
そんな静かな雨にけむる景色を眺めながら数時間、ギターを弾いていた。
その場所から少し梺に降りた所に、たくさんの自販機が並べられた休憩場所が
ある。 立ち寄り、お茶を飲んでいると、大きなバイクが入ってきた。
見た目２７、８歳の女性である。ヘルメットをはずしながら 少し離れた所に
腰掛け、ドリンクを飲み、休憩のようである。
空き缶を捨てに彼女の前を通り過ぎ メアリーに向かおうとした時、声をかけら
れた‥‥ 「可愛い車ですね。ドライブですか？」 岡山からドライブに来られた
様子。 状況を説明しながら会話がはずみだす。
「そうですか‥‥ 歌ですか。女性として実に羨ましい話しですね。
そうですよね、幸せって、何はなくても心持ちの真実さが 一番ですものね。」
その彼女、夏の終わりに松江の人と結婚されるという。 遠距離恋愛だそうだ‥‥
「心持ちの真実さ、信頼という強い愛‥‥ あなたの歌や情熱に負けないくらいの
幸せを 今持ち合っているんですよ。」
ヘルメットをかぶり、長めの髪を揺らし、大きくコーナーを周りつつ「頑張りま
しょうね！」と、微笑みながら走り去っていく彼女。
右手を突き出し、親指を一本立てての別れの挨拶、なんて格好いいんだろう‥‥
しばし、消え行くバイクを見ていた。私もバイクの免許をとろうかな‥‥ なんて、
マジに考えたものだ。
だって、やってみたいじゃないの‥‥ 別れ際、スマイリーな状況、表情での
親指一本立て！ ほら、あの「グッドラック！」ってヤツでしょ〜！？
今日は少し いらついていたが、そんな女性ライダーに救われたって感じだ。
夕方、そんな心のように 雨も上がり、陽が射してきた一日、記念日。
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