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2006/04/09(日)
懸命。
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多くの人がいようと、ほんの少しの人の前でも、音が聞こえなくても、のどが
つぶれ 血を吐いても、懸命な姿の自分を感じながら 正直に唄っている。
１枚でも、５枚でも、１０枚でもかまわない‥‥ キャンペーン即売、あつい瞳で、
本当に 嬉しそうに買ってくれる人がいるかぎり 唄ってみたいとは思っている。
懸命で真直ぐに走る この時期は、人の本心、裏腹が よく観えてくる。
目に見える利益しか追っかけない者が多過ぎる。都合よく利用するだけの者が
あまりにも多過ぎる。平気そうな顔して ヘラヘラと へつらっている自分に ヘドが
出そうな時があるのだが‥‥
サイフの中身を探しまわるようにして CDを買って頂く ご年配者、そして 友達と
少ないおこずかい、お金を出し合い 共同で１枚買ってくれる女学生、
昔、私のラジオファンだったという母親にプレゼントしたいという 健気な若者、
勇気と元気を与えてもらったと、何度も何度も握手を求めながら 買っていかれる
中高年男女の方々‥‥
何故、今唄っているのか‥‥ どうして そこまでして この町で唄わなければなら
ないのか‥‥ 未だに 自分でも思い苦しむ時があるが、そんな人々に サインをした
CDを手渡す時の握手‥‥ 実は この真実の心の握手の中に、今の私の「懸命」、
「前向き」が 生まれている。
CD１枚の重み、真実を、もっともっと我々は感じなければいけない。
その「懸命」「前向き」が おろそかになったことを感じる時が、私が歌を終える時。
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