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2006/02/14(火)
短編小説 その1/テキサス物語
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早射ちロビンソンが、テキサスの町にやって来た。 彼は 西部一、女性に手を出すのが早い男として 有名なのだ。 テキサスに住む、あるヤキモチ亭主ヒデズィーは、ロビンソンが町に来た ことを聞き、大あわてで 家に帰った。 そして窓や扉をクギで打ちつけ、女房、さなえの最も大切な部分を押さえていた。 「ヘヘ‥‥ これで大丈夫だ」と、しばらく そんな格好でいたが、一匹のハエが ヒデズィーの顔の周りをうるさく飛び交った。 ついに、たまらず ヒデズィーは、手でハエを払うと すぐに手を元の場所に‥‥‥‥ ‥‥ だが そこは、早射ちロビンソンの尻の上だった‥‥ とさ。
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