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2006/12/24(日)
シェゲナ、シェゲナ
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車のカギが紛失し、大騒ぎであった‥‥
そのカギには家のカギも付いており、もう大変！！
古さんディレクターと２泊３日の旅‥‥ 我が家に車を置いての取材であるから、
わざわざ持ち出すはずはないだろうと‥‥
きっとカギは我が家のどこかにあるはず‥‥ 探しまくる‥‥
車がなければ 何も出来ない‥‥焦！！
この時期、母親は懸命に片付け、大掃除‥‥ そんな姿を横目で見ながら、
片っ端から物をかき分け、ちりばめ大探し。
せっかくまとめ片付けた、衣類も引っ張り出して、ポケット内探し‥焦焦！！
ない‥‥ ない‥‥ カバンの中も、机の引き出しも、仕事部屋他、壁と物の
隙間まで丁寧に調べるが‥‥ 何処にもない。
諦めた‥‥ 井上陽水の歌ではないが、探すのをやめた時、見つかる事もよく
ある話しで‥‥ ついに諦めた。
とりあえず、車はスペアキーで間に合わせ‥‥
その時‥‥ ふと頭に浮かんだ‥‥ 古さんディレクターの顔。
この人物‥‥ もしかしてあるかもなぁ‥‥
局で彼の顔を見つけ‥‥ 「もしや、取材で使った君の車の中に‥‥？」
彼は笑いながら‥‥『そんなキーなんてある訳ないっすよぉ〜』と言いつつ、
ダッシュボードを開けた‥‥
あった‥‥ やはり彼だ‥‥ イヤ、私かも知れないが、彼だ。
私が勝手にダッシュボードを開けるはずがない‥‥ 彼だ。
彼としばし‥‥ 沈黙の時が流れた。 チラっと彼の横顔を見た‥‥ 汗が流れ
ている、彼だ‥‥
せっかく行った我が家の大掃除‥‥ ２度手間‥‥
そんな事を口にするような小さな私ではない‥‥ 私は心、愛を大切に生きる男、
彼を恨むはずがない‥‥
彼は、そんな私の心も知らず‥‥ カーステレオから流れるラップに合わせて、
シェゲナ、シェゲナ、身体を動かしていた。
‥‥ ２度手間な 我が家のことを知らずに‥‥。
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