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2006/10/04(水)
『 THE BIRDMAN .2』 好評連載中!
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オイル交換をすませた やすおは、煙草をふかしながら大きく溜息をついた。 「 もう昼か‥‥ しかし、かい〜なぁ、夏のあせもが治らない‥‥ 治癒力が 衰えたな‥‥ 俺も歳をとったってことか‥‥? ふふふ‥‥」 事務所の中からは大きな声がしている‥‥「ねぇ ちょっとぉ〜、聞いてるぅ? お昼は何食べるのぉ?日清焼そばと おにぎりでいいのぉ〜!?」 苦笑いを浮かべながら、やすおが事務所に戻ろうとした その時だった。 一陣の風がやすおの身体を吹き抜けた‥‥ やすおは何か不思議な気配を感じて 振り返ると、煌めく空から1羽の小さな鳥が舞い降りて来たのだ。美しく青色 に輝くセキセイインコである。 やすおと少し離れた地面に降り立ち、首を小さく左右にひねりながら、何やら 様子をうかがっているような‥‥ 「ホラホラ‥‥ おまえ、何処からやって来たんだ?迷い込んだのか?」 小鳥の前に 静かに歩み出て、しゃがみ込み、手を差し出したその時だ、やすお は びっくりして 我が耳を疑った!!
『 次回に続く 』
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