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2006/10/24(火) 『 THE BIRDMAN .21 』 完結編・1、2を残すのみ!
『{その通り‥‥ なかなか詳しいな。 舒明(じょめい)天皇時代初期、大和国
・葛城地方の名族、賀茂一族の家系で、特別な<役(えだち)>を持っていた
家系の生まれ。正式な名前は「賀茂 役 君小角(かものえだちのきみおづぬ)と
言い、幼少の頃より学問の才を現し始め、霊力をも持ち始めた人物。
しかし 学問の道に限界があると感じ始めた17歳の頃、自ら神霊を求め、危険
を伴う大自然の中、捨て身の行を積み重ねる山岳修行に入り、心身の進化を求
めたらしい‥‥ 別の童子が務めていたので 詳しい事は分からないが‥‥‥
自ら気付き得たんだな‥‥ 心の在り方、真の進化をね。 }』
「{長い 山岳修行の中、「孔雀明王経法」という秘宝を身に付けたらしいな。
その法は、密教四箇(しか)大法のひとつとされ、一切の悪病、災害、災いを
除き、現在の状況を変化させる 増益の効能を持ち、不老不死、飛行自在の神通
力であると、何かの本で読んだ事がある‥‥ が‥‥‥
不老不死‥‥!? 飛行自在‥‥!? 不死の鳳凰神で飛行自在‥‥‥?
まるで オシト、お前と同じじゃないかっ!!}」
『{気付いたかい‥‥? まあ、所詮 人であるので、空中を自在に飛び回ったり、
死が訪れないというのは、この世の人間が 崇めたて祀るための大袈裟な話しで
はあるんだが‥‥ そう言われても否定出来ないような力を 実際 身につけてい
たんだよ。}』
「{それは、一体 どんな力なんだ‥‥?}」 やすおの心に オシトの得意げな
感情が伝わって来た。
『{な〜に‥‥、今、オイラと お前が行っている、この行為、この力なんだよ。
‥‥ 分かるか? 小角は、その場にいながら、遠く離れた地の事や、人の行い、
心、そして半未来が見えていたんだよ。 その場で 見えない話しを聞かされた
者は、まるで小角が短時間で その地へと飛び交い、目の当たりにしてきたよう
に、誰もが信心してしまうという訳さ。
飛行する行者‥‥ 則ち、鳥人‥‥ その上 神仏と通じ合えるようになれば、
何処にでも行けて、何でも観えているように思われるのは当然の事だろう!?
過去、そんな 偉大な力、神通力を 自分の心で悟り得た人物は 結構いるんだが、
オイラの力と 役小角の力は ほとんど共通しているんだよ。}』
「{ ‥‥‥ なるほどねぇ‥‥ }」  やすおは 改めて 事の大きさ、偉大さ、
神々しさを感じていた。
『{その力が今、お前に備わっているんだぜ‥‥ お前は 人間でありながらも、
神の力を持つ。  だから 人が羨むような事を 自由に出来る。お前は神から選
び抜かれた尊い人間なんだから‥‥ この力を好きに使える お許しを得た!
神から与えられた これからの人生は 綺羅びやかで、実りあるものとなるんだ
よ。}』 
「{  ‥‥‥ オシト‥‥  色々と世話になった身でありながら 申し訳ないと
思うが‥‥ 一緒に時を過ごせることは とても嬉しい‥‥ 語りかけてくれる
のは まだいいだろう‥‥ しかし、その偉大な神力とやらは、これから一切使
わないでもらいたい。約束してくれ。
私は大神王、そして2人の神より、この命を仰せつかった時の言葉を大切にし
たいと思う。 自分の心で より多くの学びを受け、人を愛し、共に、喜・楽、
尊益を分かち合える時を目指し、導き、導かれ、この世の「生」を おもいきり
楽しみながら全うしたいんだ。 
この世は 行のための辛い世界だとおっしゃったが、自分探しだけに明け暮れる
ような 厳しい日々だけでは どうかと思う。今ある この時を楽しむこと、喜ぶ
ことが 大切と強く感じるんだよ。
また”全てに表裏”とも おっしゃった‥‥ 例え 苦しみ辛い 行の界であるな
ら、反対に 素晴らしく楽しめる 界もあるはず‥‥ 自分を探し求めて歩き戸惑
うだけじゃいけない‥‥ だって そうだろう? 自分って、ここに いつもいるん
だから、探さなくていいのさ。 どう自分と 楽しく清純に付き合っていくかだろ
う‥‥? 
私の心が 清純に澄まされれば、周りの人々も清らかに導かれる。そうあれば、
その周りの周り、また その周りと‥‥ 次々に清まっていくはず。
過去の清純なる悟人達も、偉大な神力を与えられたとしても、地道にそれを行い
、導き諭して来たと思う。 特別な力で 一気に それを行えたとしても 全てに
真の心が届き渡るとは思えないんだ。見せ物、魔術として嘲笑され 真信を無く
し、逆に 心を曇らせ、汚れをつけてしまうことになるんじゃないかな。     
どんなに 栄える世になっても、真の大切は 人の心である、”人も心、神も心”
と告げられたよな。 この小さな俺が出来ることは たかがしれている‥‥
しかし、俺、いや、人の 真の行とは そこにある気がする‥‥ できるだけ早く、
広く、多く、人と喜び和えるように 心を聡明に出来るように努めていかなけれ
ばならない。
まず、この私が、大きな「喜・楽」を味わえるように 心を創らなくてはいけな
い!
だからさ‥‥ じっと、俺の姿、心の成り、進化を、感じ観ていて欲しいんだ!
入魂して来てくれた お前に負けないくらいの心を、今に必ず 創ってみせるか
ら‥‥ オシトよ、だから、俺には 神の力はいらないっ! 使わないで欲しいん
だよっ! 分ってくれるよなっ!? } 」
  
  ……………… ◎◎◎◎ もう よい‥‥ オシトよ。◎◎◎◎

『はっ、大神王様‥‥‥  いかがでございましょうか? これが やすおの 真の
心、私を救ってもくれた、まさに 慈愛の力なのでございます。』

◎◎◎◎ ふむ、よく観えた。オシト、そちから聞いていた通りの、実に美しい
心を持った人物である。 継承者として 間違いなかろう。◎◎◎◎
  
   THE BIRDMAN、いよいよ完結編、前編!『 飛翔の時 』を お楽しみに!


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