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2006/10/11(水) 『 THE BIRDMAN .9 』集英社の原作買い取りもまだ!
単なるジョークや、ダジャレだけではなく、オシトは日々の行い全てにおいて、
喜び、楽しむように心掛けた。 その度に 細胞のひとつひとつが弾けるように
生まれ変わっていくのを感じていた。自らの在り方で、心身の神聖なる進化が
得られる事、進化の重みを新たに悟り始めていたのだ。 痛みの激しかった
身体、羽根は、見違えるように逞しくなり、誰もが不思議を感じる、驚きを浮
かべる時の中にいた。

『 ‥‥ 見てくれ、やすお‥‥ この羽根を。こんなに短い期間で ここまで
目覚ましい進化をくり返し、羽根が神力に満ちてくるとは思わなかったよ。
お前のおかげだ‥‥ 全ての何ものにも心から喜べるように変わった この心は、
お前が創ってくれたと言っても過言じゃない、深く御礼を言うよ。
当り前のことができない。些細なことには目が向かず、逃げる。 大切で、大き
いこと、退化させていたことを、人間のお前から教えられたよ。
恐く、まもなく、オイラは お前の元を………… ピーン ………………………
  広いようで狭いこの「行」界で、幼子に等しい 何も知らぬ人々が自己を
中心に置きて、うごめいている。 不服ばかりを言い、我欲にからまり縛られ、
利だけに目を剥き むさぼり利用し、資質を磨くこともなく 伴わずして出向き
たるものの 崩れ諦める、誠なるものを気付かず。名誉や格事ばかりに鼻を高め、
慣れや親しみをよいことに 横柄まかり通ると思い違えて、摺り替える。
せっかくの「喜・楽」でさえも、いつしか「苦」や「哀」に形を崩し変えてし
まい、人にも難を押し付け、知らぬうち取り返しの出来ない程の害を生み出し、
もたらしてしまう。
生を受け、幼き時は「素」なり。生きれば生きる程に劣ってゆく未熟者多く、
成長、進化、確立、悟心、磨き学び進みたる本道、本質が見失われている界で
もある。荒波も 時には自己を立たせ 悟す力となり、良きもあるが、いくら「
行の界」といえども、常に荒波に揉まれていれば溺れ死ぬ‥‥。
そうなる者に加護を差し向けるのが 御身の務め。 
人々の「苦」を抜き「楽」を与え、本道を得、通を起こすための、世間の闇を
照らす明燈、生死の海を渡す船筏(いかだ)となるよう、人々の難を救って、
導き、生まれ還らせるように、今、おもいきり翔たくがよい。
そのうち、御身自身も光明に照らされて、持ちて降ろされた 三妄(まよい)の
霧、おのずから晴れるはず。浄心の玉 明らか、真如の月、まどかならん。
御身が先に自ら述べた言葉こそ、まどかなるもの、進化の心。よく届き観るこ
とができた。その救いを垂れた御主に、御身の力をもって 願いを与え活かすが
よい…………… ピーン ………………………………』
「 ‥‥ おい、オシト‥‥ どうしたんだ? 何、ブツブツ言ってるんだぁ〜?
大丈夫かよぉ〜?」

『  ‥‥‥ やすお‥‥ 今のオイラの言葉を聞いたか‥‥?』
「ああ‥‥ 何のことだか 全く分からなかったがな。」
『今の御言葉は、「楽」「哀」一心同体の御神、キアチ様、そしてコモト様、
お二人揃っての 慈愛の御心、お伝えの言葉だったんだよ。』
「じゃ、じゃあ オシト‥‥ 天上界に還れるってことなのかっ?許しが出たっ
てことかーーっ!!?」
『間違いないっ! 今から、この羽根の神力を試してみるから、よ〜く見ててく
れっ!』

やすおの目の前に飛び下りて来たオシトは、ゆっくりと両羽根を伸ばし、広げ、
力を漲らせて輝き始めた‥‥ と、その時である、何も知らない事務の女性、
はやなえ嬢が 買い物から帰って来て 部屋に入ってきた。 そして その神々し
い光景に絶句した‥‥‥

   THE BIRDMAN、次回はBIGクイズ、そして『オシトの哀しみの意味』編、
   どうぞ お楽しみに。


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