すやまとしおのスマイリーでいこうっ !!
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2010/06/01 絵画年
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2006/10/31(火) ジョニクロ
2日酔いっていうヤツである。
昨夜、ウイスキーボトルを一本あけてしまった。 ‥‥ と言っても、15cmの
高さ、200ml瓶、携帯サイズだが。
日頃、さっぱりと言っていい程、アルコールは飲まない私にとっては とんでも
ないことである。
昔、キャニオンレコード時代、足立区のニッポン放送寮に住んでいた頃、毎晩
チビリチビリ飲んでいた。 ニッカの「黒の50」大瓶だ。
ふと その頃を思い出し、秋の夜長、パソコンに向かいながら飲んでみるか、と
いうことになった訳だ‥‥ コンビニで買ったのは、JOHNNIE WALKERの黒。
ジョニクロ、12YEARS OLD‥‥ ちょっと勢いがつき過ぎ、飲み過ぎ、デロン
デロン近い状態になってしまったという訳なのさ。

本日、目覚めたのが 正午頃‥‥ 頭が割れるように痛い。志向能力は消え失せ
ている。デスクパソコンもつけっぱなし状態だった。
一日中、偏頭痛に悩まされていたのだが‥‥ 夕方 帰宅前、コンビニによって、
またまたJOHNNIE WALKERを買ってる自分が、愛らしく思えた。
 仕事しながら水割り‥‥ 男はウイスキー‥‥ でも 今夜は無理だ。
一杯、多くて2杯程度にしておこうか。

2006/10/30(月) 御用心
ここのところ‥‥ 何だか、都合のいい利己主義、ことなかれ主義、あんた何
様?っていう人間が やたらと目につく。
金にせこくて シビアな お上手人間が やたらと鼻につく。
イライラが沸き立つ程の気持ちにはならないが、やはり疲れる。
心持ちを表に現さないよう 解消できるようになった私‥‥ やっと大人?柔ら
かく?なったもんだ‥‥ って、そんなことを思いつつも微笑んでいると 更に
つけあがられたりしてね。
礼節も、敬いも、真情も、どこかに置き忘れている。 何か おかしくなってき
ているよな‥‥ 昨今。  そう言う私も、更に御用心、御用心。
 鳥取での疲れが出て来たかな‥‥ 御用心、御用心。


2006/10/29(日) 血が騒ぐ
私、六星占術、土星人のマイナス‥‥ 確かになぁ、まあ こんなもんかな。
とりあえず、ゆったり焦らず、のんびりと、だが‥‥‥ ゆったり焦らずマイ
ペースと言えば‥‥ フルマラソン。
毎年 この時期になると考える‥‥ フルマラソンに出なきゃいかんなって。
学生時代、そしてマスターズ陸上、長距離ランナーをやってきた血が騒ぐっつ
〜の?
気持ち的には100%OKなんだが、今の自分、果して走りきることができるだ
ろうかね。
そういやぁ、この私としては珍しく、今年の3月のフルマラソン出場、公言を
NGにしてしまったよな。
  ‥‥ 何か、走りてぇ〜な。
ここいらで一発、達成感、征服感が欲しいもんだが。

2006/10/28(土) 心を揺さぶる
Dr.コトー診療所‥‥‥ たまらなくいいよね、このTVドラマ。
好きな女性「柴咲コウ」が出ているから なおいいね。
出演者 皆いいね。
無くしちゃいけない大切が観える‥‥ 心に染みてくるっつ〜か。
 今一番 心を揺さぶる‥‥ 好きだな。

2006/10/27(金) ワンステップ・アップ
この3ヶ月は 新たな動きに備え、体調管理にもあて、ゆっくりと休息させても
らったが、またまた慌ただしいスケジュールに追われる日々が動きだした。
色々な形のライブステージ、鳥取・米子連続で行う絵画個展、全国放送番組用
のイラスト描き、絵画本の企画進行、ブライダル他の司会、作詞作曲にライブ
リハ‥‥‥ そして「ヤッホー!」の年末?年始?のスペシャル取材のスケジュ
ールが入ってくるだろう。 様々、新たな体験が始まる。 

今日は事務所の なんつ〜か大塚さんと2人で、今日から始まる鳥取個展の飾り
付けに。(鳥取ジャスコ北店前、ルネックス・百花堂/11月5日(日)迄)
往復の4時間は終始、絵画の本質技術論& 空飛ぶ貴公子 BIRDMAN‥‥ いや、
ピーター・マービーの時空説について熱論、真実論‥‥。
まもなく いくつかのライブを行わなければいけないが、通常の練習リハは勿論
だが、あるライブでは 深い意味、訳あって、リクエストによるもの、美空ひば
りの曲を2曲特別に唄わなくてはならない‥‥ 特別特訓が必要である。
まあ 何に関しても、今迄よりワンステップ・アップ、本物志向へと 導かれだ
している気がしてならない。私の そんな時期が来ているようだ。
   ‥‥ ナイスに こなさなければ。 素敵な形が創り残せるようにファイト
しなくては‥‥ なんて改・・・感。

2006/10/26(木) 『 THE BIRDMAN .23 』 今回で最終回!サンクスでした!!
その後 やすおは、「喜・楽」の 真なる心を片時も忘れることなく、周囲に心
捧げる 大いなる悟日を過し始めていた‥‥‥。
  そんなある日‥‥‥

「一週間経ちますね‥‥ あのセキセイインコちゃん、どこに逃げて行っちゃっ
たんでしょうねぇ? あんなに やすおさんに慣れていたのにね‥‥‥」
「いやぁ〜 ついうっかり外に連れ出したら飛んで行っちゃって‥‥ 居心地が
悪かったんだろうかね?」
「まっ、淋しいでしょうけど、元気出して下さいよっ! これから年末に向かっ
て忙しくなるんですから、頼みますよっ!」

「{ 元気を出せ‥‥か‥‥ あと5日の命と聞いたが、既に1週間が過ぎた‥‥
本当に救われたということなのか‥‥  ‥‥‥? ‥‥‥ ?}」
『{ ん‥‥‥ オイラを 呼んでいるのか?}』
「{ ‥‥ あっ、いや‥‥ その‥‥}」
『{大丈夫だ。寿命は変わったよ‥‥ これで 全てが真実だということ、分って
くれただろう?}』
「{有り難いことだ‥‥ この身、大切にして 色々尽さなければな‥‥}」
『{うん、そうだな。}』

プルプルプルプル‥‥‥ プルプルプル‥‥ 「もしもし‥‥ 車の事なら何でも
OKの‥‥ あら〜、久しぶりね! やすおさん電話よっ!」
「 ‥‥ もしもし、おお〜 ”ひでかず”! 元気だったかぁ!?‥‥ えっ!?
何だって‥‥? 仕事場に鳥が来たっ? 黄色いセキセイインコが迷い込んで来
たって‥‥? ”おはよう、ただいま”って喋る‥‥ インコ!? 飼ってくれっ
たって‥‥ ま、待てよ、きっと お前を目指して飛んで来たんだよっ!!
お前が責任をもっ ‥‥‥‥ お、お、お〜いっ、ひでかず〜〜っ!!
  ‥‥‥‥ 切りやがった。 今から届けに来るってさ‥‥」
「前のインコと色は違うけど、今度は喋るんでしょ! 良かったじゃない‥‥
やすおさん!」
「勘弁してくれよ〜〜‥‥‥ {お、おい、オシト‥‥ 聞こえているんだろう?
まさか‥‥ だよな‥‥!?}」
『{ さぁね、どうだかな‥‥ もしかすると、だったりしてな‥‥ クックックッ
クッ‥‥‥}』

ふと気付けば、風が冷たく感じられる季節に 移っていた‥‥
事務所の中では 相変わらず‥‥ 「ねえ、味噌ラーメン!? それとも日清焼き
そば〜〜!?」‥‥‥ ヒステリッキーな声が響いている。
やすおは、工場 入り口の壁に寄り掛かり、煙草をふかしながら、天高く澄みわ
たった青空を見上げ、呟いた‥‥
「{あの日も‥‥ こんな 眩しい青空だったよなぁ‥‥‥‥。}」
『{ ‥‥‥ ああ、そうだった‥‥‥‥。}』                
「{ ‥‥空って、いいよなぁ。 まるで、心そのものだよ‥‥ 広くて、深くて、
大きい心だ‥‥‥ }」

 足元、冷たい風に飛ばされて来た枯れ葉が カサカサとまとわりついている。
そんな 小さな 小さな現実をも 優しく見守れることが出来るようになった自分
に、かすかな 照れ笑いを贈っている‥‥ やすおであった。

            『 完 』 

     THE BIRDMAN、長きにわたり、ご愛読 有難うございました。

2006/10/25(水) 『 THE BIRDMAN .22 』 今日は鼻炎薬で参った!
◎◎◎◎ 人というものは、我より大きい 威圧のある者に相対すると、綺麗事
を並び立てて、媚び売り、臆し、自分の正の意心までも 隠してしまう。 逆に、
人に無い宝を得ようものなら 悪調子にのり、他の者の心など おかまいなし。
土足で心の中に入っていくような、 見栄、豪欲にかられ 乱心を起こす、始末
の悪いものじゃ。  
真の心を観せてもらうために 試しを入れてはみたが、やすおという人物、誠に
見上げた男。
我々の前でも、我々の甘い言葉を聞いても、ましてや 大きな神力を与えられる
というのに、自分の心を無くすどころか、更に己を磨き努めようと 固く意を
決しておる‥‥「真純の心」を 既に持ち備えておる。
キアチ、コモト、そして オシトよ、この男なら間違いはない。後継の者に ふさ
わしい。
その時を迎えた際には、この界に昇らせて来るがよい。 ◎◎◎◎

『 はっ!承知致しました‥‥ 必ずっ! お約束致します。 その日迄、お変わ
りなきよう‥‥ 大神王様。』

「{‥‥‥‥ 今の、もしかして、コチマ大神王様‥‥ ? 再び‥‥ 何故?}」
『勿論、心は読んでおられるが、お前の言葉に 真があるかどうか、偽りなき
ものかどうか、身を潜め、お試しを入れられたのだ。 』
「{そうか‥‥ でも、裏も表も無い‥‥ 話したように、未来よりも、与えら
れた今を、自分を、懸命に生きることなんだよな。 だから‥‥ 特別な力なん
ていらないんだよ。}」
『{やすお‥‥ 先程から、特別な力と言ってるけど、お前にとって 特別じゃな
いってこと、分っていないようだな。}』  「{ ‥‥‥‥‥ ん?}」
『{今、こうして 心で会話してるよな‥‥ さっきから 心で聞いてる これっ
て、全て お前の力なんだぞ! オイラは 力なんて一切使っていないんだ!}』 
「{ ‥‥‥ そ、そんなバカな‥‥ }」
『{じゃあさ、集中して 心で何かを観てみなよ!?}』 
「{ ‥‥ 集中して?   ‥‥‥‥‥‥‥‥ ん? 焼肉に行く‥‥?
そして‥‥‥ 県外の、ノリカさん‥‥? ミジュ‥‥? 連休を利用して遊びに
来る‥‥!?  どういう事だ‥‥? 何故だ‥‥ 何故 観える? 聴こえる?}」
『{お前には既に、<鳥人>と言える、役の小角のような力が備わっているん
だよ。 力を使おうが、使うまいが、それは お前次第だよ‥‥。
共に、より学び、真純に生きていこう!}』
   ‥‥‥‥‥ 不思議を理解できぬまま‥‥ 我に戻った、やすお。

「ねえ、やすおさんってばぁ〜 さっきから一点を見つめて 何ボ〜ッとしてん
のぉ〜〜! 私の言ってること、ちゃんと聞いてた〜っ!?」
「あっ、御免、御免‥‥ 何だったっけ‥‥?」
「もう〜っ‥‥ 今夜、すやまさんも誘って 焼肉食べに行くって決めてたでし
ょ、何時がいいのっ!?  あっ、それと、兵庫の”のりか”さんから電話が
あってね‥‥ 今度の連休、遊びに来るってよっ!」
 「{  ‥‥‥ さっき、頭に浮かび観えたことと同じだ‥‥ マジ‥‥ ? }」
『{ ‥‥ だから、言ったろう? 望めば 何でも観聴き出来るのさぁ‥‥
あっ、ちなみに、今 この会話を成り立たせているのは、オイラの力だがね‥‥。
さあ、頑張ろうなっ! やすおっ!!}』

   その後、時は静かに過ぎていった‥‥‥‥‥
オシトと 一心同体となった やすおは、変わりなく、さりげなく見える 暮らし
ではあったが、笑顔を失わず、周りの人々を より大切に思い、懸命に癒し尽す
ことに努めた。「喜・楽なる真」を片時も忘れることなく、心捧げる 大いな
る 悟日を過したのだ‥‥‥‥‥。

   THE BIRDMAN、次回は いよいよ 完結・最終回、『 時の始まり! 』。

2006/10/24(火) 『 THE BIRDMAN .21 』 完結編・1、2を残すのみ!
『{その通り‥‥ なかなか詳しいな。 舒明(じょめい)天皇時代初期、大和国
・葛城地方の名族、賀茂一族の家系で、特別な<役(えだち)>を持っていた
家系の生まれ。正式な名前は「賀茂 役 君小角(かものえだちのきみおづぬ)と
言い、幼少の頃より学問の才を現し始め、霊力をも持ち始めた人物。
しかし 学問の道に限界があると感じ始めた17歳の頃、自ら神霊を求め、危険
を伴う大自然の中、捨て身の行を積み重ねる山岳修行に入り、心身の進化を求
めたらしい‥‥ 別の童子が務めていたので 詳しい事は分からないが‥‥‥
自ら気付き得たんだな‥‥ 心の在り方、真の進化をね。 }』
「{長い 山岳修行の中、「孔雀明王経法」という秘宝を身に付けたらしいな。
その法は、密教四箇(しか)大法のひとつとされ、一切の悪病、災害、災いを
除き、現在の状況を変化させる 増益の効能を持ち、不老不死、飛行自在の神通
力であると、何かの本で読んだ事がある‥‥ が‥‥‥
不老不死‥‥!? 飛行自在‥‥!? 不死の鳳凰神で飛行自在‥‥‥?
まるで オシト、お前と同じじゃないかっ!!}」
『{気付いたかい‥‥? まあ、所詮 人であるので、空中を自在に飛び回ったり、
死が訪れないというのは、この世の人間が 崇めたて祀るための大袈裟な話しで
はあるんだが‥‥ そう言われても否定出来ないような力を 実際 身につけてい
たんだよ。}』
「{それは、一体 どんな力なんだ‥‥?}」 やすおの心に オシトの得意げな
感情が伝わって来た。
『{な〜に‥‥、今、オイラと お前が行っている、この行為、この力なんだよ。
‥‥ 分かるか? 小角は、その場にいながら、遠く離れた地の事や、人の行い、
心、そして半未来が見えていたんだよ。 その場で 見えない話しを聞かされた
者は、まるで小角が短時間で その地へと飛び交い、目の当たりにしてきたよう
に、誰もが信心してしまうという訳さ。
飛行する行者‥‥ 則ち、鳥人‥‥ その上 神仏と通じ合えるようになれば、
何処にでも行けて、何でも観えているように思われるのは当然の事だろう!?
過去、そんな 偉大な力、神通力を 自分の心で悟り得た人物は 結構いるんだが、
オイラの力と 役小角の力は ほとんど共通しているんだよ。}』
「{ ‥‥‥ なるほどねぇ‥‥ }」  やすおは 改めて 事の大きさ、偉大さ、
神々しさを感じていた。
『{その力が今、お前に備わっているんだぜ‥‥ お前は 人間でありながらも、
神の力を持つ。  だから 人が羨むような事を 自由に出来る。お前は神から選
び抜かれた尊い人間なんだから‥‥ この力を好きに使える お許しを得た!
神から与えられた これからの人生は 綺羅びやかで、実りあるものとなるんだ
よ。}』 
「{  ‥‥‥ オシト‥‥  色々と世話になった身でありながら 申し訳ないと
思うが‥‥ 一緒に時を過ごせることは とても嬉しい‥‥ 語りかけてくれる
のは まだいいだろう‥‥ しかし、その偉大な神力とやらは、これから一切使
わないでもらいたい。約束してくれ。
私は大神王、そして2人の神より、この命を仰せつかった時の言葉を大切にし
たいと思う。 自分の心で より多くの学びを受け、人を愛し、共に、喜・楽、
尊益を分かち合える時を目指し、導き、導かれ、この世の「生」を おもいきり
楽しみながら全うしたいんだ。 
この世は 行のための辛い世界だとおっしゃったが、自分探しだけに明け暮れる
ような 厳しい日々だけでは どうかと思う。今ある この時を楽しむこと、喜ぶ
ことが 大切と強く感じるんだよ。
また”全てに表裏”とも おっしゃった‥‥ 例え 苦しみ辛い 行の界であるな
ら、反対に 素晴らしく楽しめる 界もあるはず‥‥ 自分を探し求めて歩き戸惑
うだけじゃいけない‥‥ だって そうだろう? 自分って、ここに いつもいるん
だから、探さなくていいのさ。 どう自分と 楽しく清純に付き合っていくかだろ
う‥‥? 
私の心が 清純に澄まされれば、周りの人々も清らかに導かれる。そうあれば、
その周りの周り、また その周りと‥‥ 次々に清まっていくはず。
過去の清純なる悟人達も、偉大な神力を与えられたとしても、地道にそれを行い
、導き諭して来たと思う。 特別な力で 一気に それを行えたとしても 全てに
真の心が届き渡るとは思えないんだ。見せ物、魔術として嘲笑され 真信を無く
し、逆に 心を曇らせ、汚れをつけてしまうことになるんじゃないかな。     
どんなに 栄える世になっても、真の大切は 人の心である、”人も心、神も心”
と告げられたよな。 この小さな俺が出来ることは たかがしれている‥‥
しかし、俺、いや、人の 真の行とは そこにある気がする‥‥ できるだけ早く、
広く、多く、人と喜び和えるように 心を聡明に出来るように努めていかなけれ
ばならない。
まず、この私が、大きな「喜・楽」を味わえるように 心を創らなくてはいけな
い!
だからさ‥‥ じっと、俺の姿、心の成り、進化を、感じ観ていて欲しいんだ!
入魂して来てくれた お前に負けないくらいの心を、今に必ず 創ってみせるか
ら‥‥ オシトよ、だから、俺には 神の力はいらないっ! 使わないで欲しいん
だよっ! 分ってくれるよなっ!? } 」
  
  ……………… ◎◎◎◎ もう よい‥‥ オシトよ。◎◎◎◎

『はっ、大神王様‥‥‥  いかがでございましょうか? これが やすおの 真の
心、私を救ってもくれた、まさに 慈愛の力なのでございます。』

◎◎◎◎ ふむ、よく観えた。オシト、そちから聞いていた通りの、実に美しい
心を持った人物である。 継承者として 間違いなかろう。◎◎◎◎
  
   THE BIRDMAN、いよいよ完結編、前編!『 飛翔の時 』を お楽しみに!

2006/10/23(月) 『 THE BIRDMAN .20 』 あと2話 プラス1!
◎◎◎◎ 我は、神として その界に就く者を取り決める際には、必ず身を現し、
心の量(かて)を観定め 極め、決めることにしておるのだが‥‥
キアチよ、そしてコモトよ、そなた達の後、役域に相応しい 心豊かな良き後継
者が現れたのう。我も嬉しく、そして 心強く思うぞ。◎◎◎◎

**** 大神王・コチマ様、有り難き お言葉、もったいのうございます‥‥
****
※※※※ この者達、そして 前回同じく お許しを頂戴致しました ミジュという
女性も、神界のために 心を更に磨き、励んでくれるものと 深く信じておりま
すので、どうか ご安心下さいませ。※※※※

◎◎◎◎ うむ‥‥ 共に その時を楽しみに待つことにしようぞ。
さあ、それでは キアチ、コモト、そして童子達よ、界に戻るとしよう‥‥
この界で学びを続ける皆の者、尊益を見出せるよう、達者に暮らしゆくがよい、
さらばじゃ 。 ◎◎◎◎

  ………ピキーン………ピキーン………ピキーン……………

かすかな音をたてながら、全てを真っ白に包み込んでいた光りが 緩やかに揺ら
ぎだした‥‥ 揺らぎの振幅は徐々に大きくなり、やがて 白い光は靄(もや)、
霞(かすみ)のように、柔らかく動き始めた。
それは まるで生き物のように ゆっくりと 神々、童子達を包み隠すよう 静かに
集まり、上へ上へと移動していく‥‥‥
四方八方、真っ白に塗られた世界の塗料を拭き取るかの如く、その 靄らしき
ものが薄れてゆくと、その場所ごとに 次々と 見慣れた元の町並みや、近隣の
情景、事務所の中が現れて来た。
  ‥‥ 天空に向かい、次第に小さくなっていく その光の変形は、何事もな
かったように消えていった‥‥‥。
 ‥‥‥ カチ、カチ、カチ、カチ、カチ、カチ‥‥‥ ブロオオ〜〜ン‥‥
止まっていた事務所の時計の秒針、事務所前の道路を通行中に動きが止った車、
そして 犬の散歩途中、歩みが止まっていた人、道路向いの路地で 会話をしな
がら動きが止まっていた人々、風にそよぐ木々の葉、雲の流れ‥‥‥
この世の全てのものが 一斉に、正常に、動きだした‥‥‥‥。

「 ふ〜〜 さ〜て、食事の用意をしなきゃ‥‥ ‥‥ あらっ? 何これっ!?
新しいノートパソコンだっ! それも2台‥‥!? ‥‥ こ、こ、これって、
やすおさんが買ったのっ!?」
「  ‥‥ あ、ああ‥‥ いつも お世話になっている はやなえさんに 何か
‥‥ 御礼をしなきゃいけない‥‥ と、思ってさ‥‥‥」
「 ‥‥ はは〜ん、何か下心があるんでしょっ!? 気持ち悪〜〜いな!
おかしなこと企むとぉ〜、神様のバチが当っても知らないからぁ〜〜もうっ!
‥‥‥ それにしても‥‥ マジ? 本当にいいんですかぁ〜? だって、この
パソコンって発売されたばかりの 評判高いヤツですよぉ〜!? いつもネット
オークションで 安物買いに命をかけてる やすおさんが‥‥ 何故ぇ〜〜!?
やっぱ、オ・カ・シ・イィ〜〜〜!!」
「 ‥‥ ほ、ほんとにプレゼントだからっ!(何だかね、自分が ねだったく
せして‥‥  でも、さっきの出来事は やっぱり夢じゃなかったんだ‥‥
でも、まさかな‥‥ ある訳ないか‥‥)」
『{ハハハ‥‥ イヤイヤ、夢じゃないさ! 現実の事だよ!}』
「{??‥‥‥ オ、オシト‥‥かっ!? 今の声? 感じ?‥‥ は、オシト‥‥
なのかっ!?}」
『 {その通り、お前の中に入魂したオイラだよ! これからは誰にも聞こえず、
心の中で 会話することが出来るんだよ!}』
「{ ‥‥ ということは、我々が、この今も 神の域にある者だというのは‥‥
‥}」
『{そう、紛れもない真実だよ。 お前が知らぬうちに患っていた 膵臓の病巣は、
今 オイラが取り除いた‥‥ 安心してくれ。 いいか、この一心同体の身は、
これから「鳥人」神として、人々の心と身体、どちらの病も癒しながら「喜・
楽」に導いていかなければならない。}』
「{ ‥‥ 鳥人‥‥って、バードマン‥‥ 映画のスーパーマンやバットマン、
スパイダーマンのように、飛んだり、跳ねたり、よじ登ったり、 ‥‥ 出来るの
かぁ‥‥!?}」
『{正直、そこまではいかないがぁ‥‥ 近いところで言えば、かつて この国の
「小角(おづぬ)」のようにね。}』
「{ ??‥‥ 小角(おづぬ)って‥‥‥ あの、舒明(じょめい)天皇時代、
文武時代、600年代を生きた 役小角(えんのおづぬ)、役の行者(えんのぎょ
うじゃ)のことか‥‥? ‥‥ 確かぁ、<孔雀明王の呪法>を使って、鳥のよう
に 天空を飛翔したと言われている、あの修験道の開祖の‥‥‥?}」

  THE BIRDMAN、ラスト2! 次回は『 神の試し 』編、お見逃しなく!!

2006/10/22(日) 『 THE BIRDMAN .19 』 着る物、難しい時期ですよね。
**** それではオシトよ、やすお氏の中に入魂していただきます。
その後は、そなたに与えてある鳳凰神の力により、鳥の如く飛翔する心を持ち、
務め励んで来るがよい。より大きな悟りを修め、還って来る時を楽しみに待っ
ております ****

『 心得ました!やすおと共に務めてまいります。 それでは、宜しくお願い致
します! 』

御神2人は 静かに寄り添い‥‥‥ キアチ・活王は、片手を高く天に向かって
差し上げ、コモト・伽奈多は、逆に 片手を地に向けるように下ろした。
すると突然、真っ白い空間の上部に、薄紫色した渦巻きが立ち起こり、その中
央部に、トンネル状の 大きな丸い空洞を創り始めたのだ。
その空洞の奥には、いつの間にか、2人の御神よりも数倍大きくて、より煌め
く衣装をまとった人物が現れていた‥‥‥

※※※※ ‥‥‥ お出ましいただいた こちらの御方は、全能最上位の御神で
あられる、天界・大神王、コチマ・乃芙様‥‥ 只今より御力をお与えいただ
くのです ※※※※

大神王、コチマ・乃芙は ゆっくりと合掌し、重厚な声で 何かを唱え始めた。
 ‥‥‥ 智度悉加持  諸法及諸有  一切皆清浄  欲等調世間  令得浄除故
  有頂及悪趣  調伏尽諸有  如蓮体本染  不為垢所染  諸欲性亦然‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥‥

経文である‥‥ 長く続く経文の唱えに 徐々に反応し始めた オシトの身体の
体内が、見る見るうちに透き通り、光りだした。
その体内に生まれた光は、顔、胸、手、足‥‥ 色々な所から皮膚を突き破るよ
うに吹き出して来る。その吹き出す光の勢いで オシトの身体は 細かく砕け散
った。 その ひと粒ひと粒は黄青色に輝いている‥‥ まるで たくさんのホタ
ルが舞い飛んでいるよう、神秘的な光景である。
フワフワと漂っていた その無数の光群は、強く吸い込まれるように、震え立つ、
やすおの胸のあたりに どんどん染み込んでいった‥‥。

**** ‥‥‥ 天界・大神王、コチマ・乃芙様の御厚情を授かり 無事に、
一体心として甦らせていただきました。 また 継承者として お認めいただきま
した事、心より 御礼を申し上げます。
さて、やすお氏、これより そなたはオシトの神通力に支えられ、そしてオシト
の魂を守りながら、真誠・清純なる「生」をしっかり歩くことを願います。
わたくし達が この場を去った後も、オシトと そなたの力によって、天上界他
を 感知する事は出来るでしょうが、はやなえ氏は、この状況の記憶が失せてし
まいます。 人間界、この世においては、ここで起こった在り様を 決して 他言
してはなりません。守っていただきます。 ****

「ええ〜〜‥‥ 記憶を消されちゃうってことですかぁ〜〜? 私だけ〜〜!?
そんなぁ〜〜‥‥ 私、口が固いので有名なんだけどなぁ〜〜。
 ‥‥ ふ〜 何か煮え切らないけど‥‥ 仕方ないかっ‥‥‥ 
 ‥‥んん!? ああ〜っ!そういえばっ! ‥‥ 忘れるところだったっ!!
神様に聞きたいことがあったんですけどぉ〜〜‥‥!」

**** 何でしょうか? はやなえ氏。 ****

「最初に‥‥ 最初に おっしゃいましたよねぇ‥‥ やすおさんに3つの願い
を叶えると‥‥。 確かに、間違いなく、そうでしたよねぇ‥‥!」

**** はい、確かに。 ‥‥ きましたね。そなたの心は読めてはいるので
すが、一応 伺っておきましょう。****

「も〜ぉ‥‥ 全て心が読まれるというのは、何か やりにくいなぁ‥‥‥
 ‥‥あのぉ〜 やすおさんが希望した3つの願いですが‥‥ 2つは 事前に
事が及んでいたので、事実上‥‥ ”オシトさんを甦らせて”という願いが‥‥
ひとつだけでしたよねぇ〜 ‥‥
あと2つ‥‥ 望みを叶えていただけるんじゃ‥‥ ってことが‥‥ 気になっ
てぇ〜‥‥ ねぇ〜〜、やすおさんも そうですよねっ!? 」
「 ‥‥ あっ、い、いや‥‥ 俺は、もう‥‥ いいんだが‥‥‥」
「何言ってるんですかぁーっ! していただけることは していただかなくちゃ、
ってことでしょーーっ!? ‥‥ だってぇー、いつも言ってるじゃないです
かぁーー! 新しいノートパソコンが欲しいってぇーー! ‥‥ 私も、いやっ、
2人、お揃いのを持ちたい‥‥ なぁ〜ってぇーー! ‥‥ ヘヘ‥‥」
「 ‥‥ んもうっ、はやなえさんっ! 何てことを‥‥!」

**** いえ、やすお氏、いいんです。 確かに定め事でありましたので‥‥
  その望み 叶えさせていただきましょう! お2人、お揃いのを‥‥!
はやなえ氏? マックですか? ウインドウズですか? ****

「超最新型の、ウインドウズですっ!!」

   THE BIRDMAN、次回ラスト3、『 天地の別れ 』、お楽しみに!

10月絵日記の続き


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