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2013/06/29(土)
ポーランドのオケ状況
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今週、ポーランドのオケで働く友人が数年ぶりに訪ねて来てくれ、懐かしく色んな話を楽しみました。
そこで、知らなかったポーランドの労働状況を教えられ、かなり愕然としました。労働組合と言うものが存在しないこの国では、オケの中でも、オケ内の誰かが誰かを裏切って訴えたら、即その団員は首、(実際に何も非がなくても)どころか、この2年間に指揮者でさえ、3人も首になった、と。フェアに多数決で物事を決めたとしても、次の瞬間誰かが文句を言うと、その文句により決定が変わることもしばしば。
生き残る為にはいかに上役に媚びるか、同僚を裏切るか、になってしまってるので、結局皆汚くやりくりするしかないそう。給料も、皆がそれぞれ上役に媚びて決めてもらうそう。。。
明日、どういう仕事内容になるかもわからず、全く予定が決められず、オケに縛られっぱなし。それで彼女は、他に職が決まってないにもかかわらず、ポーランドでの生活は見切って、日本に帰ることにしたそうです。
隣の国なのに、こんなに実態が違うとは。。。 ドイツで仕事がある事がどんなに恵まれてるか、また実感させられました。モラルがしっかりしてる国は何と言っても安心で自由です。 知り合いのポーランド人は皆、気さくで人懐こい良い人ばかりで、そんな国の事情は知らなかった。。。ちゃんと目を見開いて、井の中の蛙にならず、世界を知るべきですね。
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