ドイツの空の音楽日記
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2013/06/21(金) 録音修正過程
昨日から、やっとトリオのCD録音を試聴し、修正に向けて進み始めました。この、自分の録音聴く作業がどうも駄目で延ばし延ばしになるので、昨日は共演したジョラと一緒にまず第一回目を。

聴いて良かった。響きの好みが録音技師とかなり違ってました。そう言えば、前回も最初、こもった響きの傾向だったな。。今回はなぜか、生音はもっと響いてたのに、やたらに響きが消してある。。昔のSPをCDにしたみたい。

生の録音をその場で聴いた時はフルートが大きすぎるぐらいだったのに、それで落としすぎで、今度はフルートがメロディライン吹いてるときもほとんど聴こえないほどに落としてる。こういうのも、自分がフルートだから気になるのか、実際おかしいのか、客観性がわかりにくくなる。。。でも、ジョラも「フルートが大事な音吹いてて聴こえないじゃないか。落としすぎ。」と言ったので、最初一緒に聴いたのも良かった。

その場で録音技師に「この、曇った響きは好みでそうしてるんですか?それとも、こう録れたんですか?」と電話で訊くと「響きはどうにでも出来るから。まだそれは中間地点のものだから。」と。これも、「響きが鈍いね?ステレオのせい?他のCDと比べさせて。」と私が悶々とし、ジョラは「ステレオのせいだろ?」とあまり気にしてない。自分が管楽器だから響きの好みが違うのか更に悶々してたらジョラに「だったら今すぐ電話して訊こうよ。」と言われてでした。

何故か、演奏する時より聴く時の方が客観性と主観性のバランス感覚がおかしくなる。。

さて、これから楽譜とにらめっこしながらそれぞれ細かい修正作業に入ります。やはり、毎回一番逃げ出したくなる作業です。。。自分の演奏に向き合う事だけでなく、色んな意味で。。。演奏会を誰かが撮ってくれたのはまた別で、CD会社にやってもらってると、そこの技師の音楽的好み、響きの好み、と言うものがその録音のミックスを作るから、それと自分の好みの兼ね合いも入ってきます。トリオだったら、また共演者3人の好みの兼ね合いも入る。

結局、皆で信頼関係が持てるか持てないか、も入る、ある意味複雑な作業です。


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