ドイツの空の音楽日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2013年3月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新の絵日記ダイジェスト
2016/10/24 パリでのリサイタルにて
2016/04/10 2016年は困難の年?
2015/09/28 ハルバーシュタットでのソロ演奏
2015/09/02 信じよう!!
2015/08/18 2015年日本公演を終えて

直接移動: 201610 4 月  20159 8 3 2 1 月  201412 5 4 3 2 1 月  201312 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201212 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201112 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  201012 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200912 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200812 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200712 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 月 

2013/03/31(日) 春よ来い!!
もう4月なのに、ドイツは毎日まだまだ雪!こんな天気は100年以上ぶりらしいです。新芽も全然出ません。。。

先週は詰めてのシンフォニーコンサートプログラムで、次の日も長々ミュージカルがあって、その間もなんとか4日の自分のコンサートの練習してましたが、どっと疲れも出ました。というより、この長々した冬に体が嫌気が刺してる感じ!

しかし、4月に入ったらどどっと計画する事が多くなります。
うかうかしてられないぞ〜!

街はずっと銀世界のままです。本当にもう4月ですか〜。。。

2013/03/26(火) 春の冬
今週に入ってから、オケはシンフォニーコンサートの毎日7時間ほどの詰め込み練習が始まりました。その他にも4月4日のコンサート準備に4時間ほど練習してるので、夜帰ってくるとグロッキーです。

でも、曲はストラヴィンスキー『火の鳥』、ブラームス『ピアノ協奏曲第一番』とても楽しめます。指揮もキンボー氏で、クリアーで無駄のない練習です。

それにしても、ドイツはいつまでも寒い!ま〜だマイナス4度とか7度とか、しかも毎日キンキンと寒い!それで体の緊張が抜けません。

2013/03/23(土) アップダウン激しい日々
このとこちょっと落ち込み気味だった私に、続けて3つのフルートに対して嬉しい励ましメールが来ました。全部、思いがけない路線から。お陰でまた前向きになれそうです。

昨夜は日本人女性何人もで集まって、すし屋で盛り上がりました。
音楽家は私だけ。私以外は皆さんドイツ人の旦那さんも一緒でした。「結婚は?」とか「だってあの人彼氏でしょ。」とか訊かれて、う〜ん、とちょっと苦しい私。

ところが、家に帰ってみると、最愛の人の母親から、思いがけない激励のメールが!「忍耐持って、愛し続けて、彼を手に入れて。」と。

思うように事が進まず、しかし、思いがけない応援もいただく今です。

今日は今から『カルミナ・ブラーナ』『ボレロ』その他の本番ですが、昨日と一昨日は休みを利用してゆっくりペースで久々のジョギングをしました。あっと言う間に背中の嫌な凝りがほぐれた感じ。
続けなくちゃ!

2013/03/21(木) 暗くなった。。。
ほとんど人気のない歌劇場で、黙々と4月4日の本番の曲を暗譜する私。。。夜、オケとスイス公演中のクリストフとスカイプで話したら、
「本番は夜だけだから、あちこち街に小旅行する時間もある。楽しいよ〜!」と言ってて、なんだか連れて行ってもらえなかった私はど〜んと暗くなってました。

暗くなって暗い歌劇場で練習中、喧嘩中のジョラが「君の録音CDに入れたよ!」と鈴木理香『風の通』を持ってきてくれました。孤独癖のある彼は皆が居ないのが心地良いみたいです。
このCDを送るのに、パリの鈴木氏に電話したら、旦那さんのヤセンが出て、一瞬、(おっと、フランス語出るかな?)と不安になったけど、思ったよりスンナリ出てくれました。(大した内容じゃないですが)これを機会に、フランス語話せるチャンスには怖がらずに挑もう〜。

下の写真は山下氏の撮った、マグデブルグの今日の雪景色です。

2013/03/18(月) あぶれた私
今日からうちのオケは5日間のスイス演奏旅行なんですが、フルートは4人中2人行くのに3人が行きたがり、他の二人の勢いに負けた私。。。あぶれて残ってます。

昨夜はドニゼッティ『ルチア』の本番後、残って鈴木理香さんの『風の通』を録音しました。歌劇場での一番響きのいい練習場を使ったのですが、本番の1時間半後なら、誰も居なくなってて静かだろう、と思ったからです。

ただ、やはり本番後は(う〜ん、ちょっと疲れてるかな。。)と感じたけれど、ジョラも残って自分の録音機を貸してくれ、マイク設定、音響設定してくれて励みになりました。彼はどうも喜んでツアー降りて居残り組になった様子。私はヴィンタートゥアーに友達が居るから行きたかったんですよ〜。居残り組みはヘンツェの現代曲室内楽の仕事です。

彼にCDに落としてもらうまで、使える演奏かどうかわかりません。
やり直すなら、オケメンバーが減って静かなうちにやらなくちゃ。

2013/03/14(木) 歌劇場の陰謀?
今日、歌劇場の来年度の本の為、写真撮影があったのです。が、今、ドイツは零下10度ぐらいになってるのに、フルートグループの撮影は屋外。しかも、コンサートドレスで、と言われ、せめて長袖にしたけどさむ〜い!!!!!

しかも、被写体のコート脱がせたまま、そこに立たせて、『う〜ん、背景どうしようか。。ああしようかこうしようか』と15分ぐらい考えて、なかなか写してくれない!それからいくら「笑って!」といわれても、体凍えて引きつるだけでしたよ。。。

ただでさえ急に真冬がぶり返して、風邪増えてるのに明日から病欠続出かも。。。

2013/03/12(火) 遅れててごめんなさい!
パリ在中の鈴木氏に約束した録音が遅れてて、今焦ってまた彼女の曲を練習しなおしているところです。

言い訳としては、自然な響きが好きだから教会で録音しようと思ってて、すぐ冬になったし、今ドイツはまたやたら冬が長引いて、教会で凍えるから。。。いや、でも、もう依頼来て半年たってます。すみませ〜ん!!

また急に寒くなった為か、録音後に数日遊んだ後遺症か、体が硬くて調子がいまいち。。練習だけでなく、ちょっと運動しなくちゃです。

録音時は春になってきてる,と思ってたのに、今はすっかり零下に逆戻り!なんだかずっと寒気するのは気が緩んだのか、実際寒いのか。。。。。

2013/03/10(日) 再び雪国
昨夜はオッフェンバッハ『ホフマン物語』の本番、なんだかこの曲覚えにくくって、やたら演奏しにくかったら、他の団員も何人か同じ事を言ってました。私は自分の頭がオケから離れてたせいかと思いましたが。。。

ドイツは急に冬がぶり返して、今日は一日中凄い冷え込みで雪が降り続けです。また雪国に逆戻り!録音の為に合わせしてコンサートして出かけてた時期、ずっと天気が良かったのは凄い恵まれてました。

今日、ポーランドから帰ってきたジョラから電話があって、「どうしてる?僕マグデブルグに帰ってきたよ!」此処までは可愛いけれど、「でも、今日は会ってあげな〜い!僕忙しいから!」何なんだよ。。。

今日はマグデブルグに住む日本人の女友達2人と会って、楽しくカフェタイム過ごしました。二人ともドイツ人と結婚してる人と、これからする人。だけど、ドイツに骨を埋める気がしない。。。と言う話から、「私はドイツに骨を埋める気が最初からある。でも、ドイツ人大好きなのにドイツ人と結婚にならないんだけどね〜。」「私もそういう気持ちになれたら良かったけど。。」と話してました。

どこの国が好き、と言うことと、運命の人がそこの国の人、と言う事って一致しそうでしないんですね。。。

2013/03/06(水) 結局、盛り上がった録音
3月3日から5日まで、ベルリンのブリッツ城のホールでCD録音でした。6日目までの予定が、録音は最初から盛り上がって曲中に3人ともが入れ、スイスイと進んだのでした。

2日の夜にマイクの設置と音響確認をし、ホールが夏に録音した時より良い響きを持ってる気がしました。マイク技師のカーステンさんが
「そうだね。音響版もついたし、ホールの横を広めにしてみたんだ。」と。

合わせの時、最悪に喧嘩してたジョラとは、1日の夜に「一緒に本当に良い演奏も、私たち出来る仲なんだから。」と電話で言うと、「うん。僕もそう思う。」
「じゃあ、お互い口の利き方に気をつけよう。録音で神経ピリピリしてると、ああいう言い方は傷つけあうだけよ。」
「君も酷い言いかたしてたよ。」
「始めたのはそっちよ。」
「どっちが始めたって重要じゃないもん。」
「そうだね。でも、私が酷い言いかたしてるとき、あなたの鏡になってるのよ。」
「そうみたいだね。ふふふ。」

結局、ニュートラルに保ってくれたピアニストのラデック・クレック氏の人間性も中和してくれ、録音中、3人ともが音楽にいい集中できる状態でした。3人の音楽性は見事に溶け合って、マイク技師も「聴いてて楽しい。凄い息の合い様だ。」と喜んでくれました。

ラデックの提案で、「一番曲がシンプルなマルティヌーを初日にしよう。」と決め、マルティヌーは割りと最初から3人、息ばっちりでした。私個人、まだ芯のある音になりきってないと焦ってたら、運良く、マイク技師のカーステンが、
「ピアノの椅子のきしみが入る。違う椅子を探してくるから、ちょっと休憩してて欲しい。」
「僕も違う椅子が欲しい」とジョラも着いていき、この20分ほどの休憩中に私は本来の音を取り戻せてラッキーでした。後は3人とも夜まで乗ってました。

2日目はウェーバー。オペラの要素の神秘性が、早朝から3人ともでなくて苦労しそうになってたら、カーステンが、「最初からじゃなく、フルートの明るい転調の部分から始めたらどうか。」と提案してくれ、これが見事にはまりました。
気がついたら、3人ともちゃんと曲想の中に入り込み、後はそのまま乗っていけた印象でした。

3日目に三善晃。なぜか、日本の曲なのに、私は一番自信が少なく、ラデックがやたらこの曲に合ってました。
最後まで、2楽章のフルートとチェロのかけ合いをやり、「よし!凄くいい色合いが出た!」とカーステンも喜んでくれての終了。


ジョラとは小さな小競り合いはあったけれど、大喧嘩にならないで比較的いい雰囲気でした。途中、なんどか『録音中は仲良くしてようね。』と約束しあいながらでしたが。

3度目のGenuinでの録音。今回はずっと炎の中にいたような、どこかスッキリした印象でした。

2013/03/01(金) 何の為に??
明日からベルリンでトリオのCD録音です。
明日はとりあえず、夜からマイクの設定と音響調整。あさってからが本番!

だけど、一度は物凄い盛り上がりで別世界に引き上げられるようだったけれど、この数日は私とジョラが険悪で、嫌味の言いあい、というより、明らかにジョラの私への態度はおかしい。ピアニストも気付くぐらいに。「ちょっとそこ待って。」とか、「そこで合図して。」とか、当たり前の言葉に「絶対嫌だ!お前がさっさと吹け!」とか、「合図?なぜそんな物が必要なんだ。馬鹿か。」とか、信じられない対応ばかり返って来る。。。もう切れまくりです。

彼との共演は無理なのかな、と考え始めました。
何故か、録音になると、それまで共演してきた仲間とのお別れになるジンクス持ってる私です。

あさってから少しでも風向き変わって、純粋に良い演奏できますように。


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.