ドイツの空の音楽日記
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2012/09/23(日) ハレ・デーリッツでのリサイタル
昨日ハレでのリサイタルに行って来ました。
最初、モーツァルトのデュオから吹き始めた時に『あ、まだ本調子じゃない』と感じてしまったのですが、雰囲気が良かった為か、すぐスーッとインスピレーション湧いてきて、曲が一人立ちして動いてくれる状態に。

音がまだ本鳴りしてないのは自分で感じたけれど、それを押し付けて無理にならさないように、音楽が流れてくれてるのを邪魔しないで、その流れに身を任せる方向に持って行きました。

それで、その次、ドビュッシー『月の光』は丁度前日までプレスラーがアンコールで聴かせてくれてたので、その感動の流れに乗れ、そのまま、自分の力より、それぞれの曲の持ち味の方に集中してました。

一番練習不足を感じたのは鈴木理香『風の通』ですが、精神は伝わり、結局、お客さんに「フルートじゃないみたいだった。あまりに色んな種類の音があって、毎回違う場所から聴こえる感じで、目を閉じてたら不思議な感覚だった。」と、あまり言ってもらった事のない賞賛をいただきました。「フルートがこんなにエネルギッシュとは。」とは良く言われてますが、それはあるとこ、力で吹いてる事だったでしょう。

調子よくないから、ガーガー吹くのを控えたのだけれど、ここまで力を抜いて、響きと曲の精神のほうに鳴って貰うようにする、、、と言うのが、私の次の課題かも。。。

今から元に戻すのじゃなくて、プレスラー方向で、力でない部分で吹く事に努めてみます。

下は、演奏会のあった、ハレ郊外のデーリッツの教会。大草原のローラが出てきそうなのどかな場所ですが、お客さんには音楽を楽しみにわらわらと集まっていただけ、とても天国的でした。


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