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2012/09/20(木)
巨匠、メナヘム・プレスラー
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世界の巨匠の一人、メナヘム・プレスラーがマグデブルグに来てくれています。うちのオケとの共演はモーツァルト『ピアノ協奏曲変ロ長調 27番』。本番ではアンコールにリストのカンパネルラとドビュッシーの月の光も弾いてくれました。
もう90近いと聞きましたが、自然で、キラキラ光る真珠の様な音!たゆまなく流れる自然なフレーズ!音楽の流れに全く破綻なし! こういう、聴いてて心が洗われて行く演奏はとっても久しぶりで貴重です。
本当に、音楽の純粋な部分だけを味あわせてくれる。てらった事とか、はったりとか何にもない!技術が衰えてないだけでなく、本当に不思議な輝く光のようなエネルギーが出てるんです。
全く力で弾いてなくて、あくまで響かせてるんですね。だから、この年になってもオケに負けないオーラのパワーで弾けてる。
終わった後、『ありがとうございました!夢のようなひと時でした!』と声かけさせていただきましたが、プレスラー氏の目も、その音のようにキラキラ潤んでて綺麗でした。
私の感動に、何となく面白くなく、演奏一回も聴きもしない男の子が一人。。。何も、自分より60以上も上の人に嫉妬しなくても。。。
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