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2012/08/11(土)
時差ぼけのままのコンチェルト
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日本から帰って、まだ時差ぼけのまま、今日はヘックリンゲンという街でテレマンのフルート協奏曲とバッハの管組2番を吹かせていただきました。
ゲネプロでは、まだ時差ぼけがたたって、音が目覚め切れてないのが気になりましたが、本番では急に自分の音がしっかり聴こえ、それなりに込める事ができました。前回の本番から一ヶ月以上あいてたけれど、前に感じてた怖さのあった部分も、かえって落ちついて吹き込めるようになってる気もして。それでも、自分の精神がどこにあるのか、半分ピントがあってないままの印象はありました。。。それは、時差ぼけとも言い切れないような。。。
日本は連日35度以上の猛暑。こちらはすでに日中15度にまで涼しくなってて、かえってすぐ連日コンチェルトツアーなのと、それからすぐCD録音で、日本での出来事を熟考する暇がないままです。寝ると、まだ夢では日本での生活がそのまま夢に出てくる状態。たぶん、魂とか精神とかまだ日本に残したままのようなのです。。。自分がすでにドイツに居る事に付いていけてない感じ。。。
日本ではべったり一緒に居たジョラも今はニュルンベルグの家に帰ってて、電話では「僕日本の方が良い!買い物に行っても、皆親切だったし。。。ドイツだと、皆やる気なく仕事してるよ。まだウクライナよりはましだけどね。さっき、スーパーで御寿司見つけたから買ったんだ。僕、日本の生活が気に入った!」と、彼も日本に未練たっぷりの様子でした。
一ヶ月も日本に居たのは、私も留学して以来と思います。
明日もコンチェルト。あさってから、CD録音でデュオでの集中を要される今、何とか一曲一曲の精神に集中します。
写真は今日コンチェルトを吹かせていただいた、ヘックリンゲンのクロスター教会です。
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