ドイツの空の音楽日記
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2012/08/29(水) 雑用片付かないまま
気になってる税金申告すすまないまま、もうすぐまた次の小演奏旅行。。。珍しく、ドイツもまだ夏の陽気のままです。

何の為にやってるのかわからない、要領も悪すぎる永遠に続くようなオケの録音は、正直、誰もやる気はない感じ。そりゃ、目的がわからないまま、響きも悪い部屋で何度も何度もくりかえされちゃね〜。

下は日本公演でのゲネプロのシーンです。

2012/08/27(月) 分岐点で
何度か通る人生の分岐点で、今ははっきり『こっち!』と、ポジティフにそれを感じます。

今週末はカメラータ・ボンの演奏旅行でボンとフランクフルトの近くに行くのですが、その前に、明日はある人と大事な話し合い。
自信がなかったけれど、必要な時に、必要なアドバイスが与えられるものですね〜。目からうろこの落ちる助言を、この数日で沢山いただいて感謝です!

オケは、今日は『くるみ割り人形』の録音です。
ドイツ帰国して以来、久しぶりにジョラに会ったら、カバン一杯に抹茶菓子を持って来てました。皆へのお土産でしょうけど、私は抹茶のお菓子大好きだけど、ドイツ人の好みじゃないと思う。。。

下は日本での演奏会より。

2012/08/26(日) 場所の決まらない本番
今日はオケの新学期?が始まって最初の本番。メンデルスゾーン中心のプログラムですが、練習は室内だったけれど、本番は屋外となってます。

でも、昨日のゲネプロは、『今日は晴れたり降ったりするそうなので、室内で!』と、教会内でやり、『明日は、晴れたらゲネプロのやり直しを15時からやる。雨だったら予定の時間に教会での本番のみ。どっちになるかは14時にメールする。』

本番直前まで予定が決まらないのってやりにくい。。。
雨の多いドイツで無理に屋外コンサート計画しなくても、綺麗な教会が沢山あるじゃない、と思うんですけどね〜。。。

下は、この夏、一ヶ月を家族のように過ごしていただいた結城夫婦と。今後も一緒に色んな事を乗り越えていけそうです。写真の日は、私達にとって忘れられない日となった記念日!

2012/08/24(金) こうやって。。。
いきなり、メンデルスゾーンの『真夏の夜の夢』『イタリアン交響曲』モーツァルトアリア集、と言った、フルート活躍の曲で始まった新学期(と言うのか?)。

朝晩オケのあわせの毎日になって、長い事離れてた日常を思い出してきました。

今年ほど、夏休みを長く感じたことはなかったかも。
ずっと演奏し続け、次々に違うテーマがあり、人間的にも悩み、笑い、凄い盛りだくさんの夏休みだったので、まるでしばらく全然違う世界に居たように感じるのです。

だけど、終わっても夢から覚めたようにはならないで、確かに何かが変わって行ってると、昨日、MちゃんとYさんとスカイプしながらも感じました。

人間として、音楽家として、きっと成長します!

2012/08/20(月) ドイツの猛暑
夏の長いプロジェクトを終えたら、ハイキングしたかったのですが、日本の猛暑に耐えたのに、ドイツでの予期せぬ猛暑にダウン!ダウンと言っても、「一緒にハイキングしよう」と約束してたクリストフの方が「こんな猛暑の中やだ!」と言ってるんですが。。。

あさってからオケです。ちょっとは何か運動もしたいような。

下の写真は、日本で一日だけやった、秋吉台でのハイキングにて。
クリストフよりは体力あるけれど、ジョラの速さには時々ついていくの大変でした。時々、彼は突然全速力で走り出したし。でも楽しかったです。

2012/08/19(日) CD録音を終えて
昨日までベルリンに居て、フルートとピアノのCD録音に集中していました。前回、フルートとチェロでは相当体力的にも大変だったし、今回は日本公演の後他の公演も続いた後、体力持つのか、と心配だったんですが、なぜか前回より全然楽でした。録音技師との相性もあるのでしょうね。

音源が来てみないと、出来がどうかはまだわからないのですが、前回より体の一部になってる曲ばかりだったから、苦しみなく、いい感じに集中してたとは思います。でも、自分の演奏を聴くのって最高に怖いです。音源が来るまでに2ヶ月ぐらいかかりますが、かなりドキドキ!今回、ホールはそんなに響かなくて、かなり生の音だったので、余計です。

もちろん、録音となると、コンサートで吹いてる時には気になってない所が急に重要になったり、コンサートだとその場の集中力とエネルギーが重要なところ、録音ではそれだけではない、鮮明な表現に細かい音程やフレージングの処理も要求されるし、これって前進するのに欠かせない修業にもなる、と、今回とても思えました。
録音技師はたいてい、とても耳がよく、音楽的な趣味もよく、いい指摘もしてくれます。

後数日でオケも始まるので、この2日ほどはちょっと羽のばします。

2012/08/12(日) ヴァルベックでの協奏曲
今日はヴァルベックと言う街で、大きな礼拝堂の遺跡での本番でした。外での本番って音響が難しく、最初、テレマンの協奏曲の一楽章では(ちょっと音が生のままかな)と気になったけれど、そのあとは良い感じに曲想に集中できました。下の写真が、その演奏会のあったヴァルベックの遺跡です。

本番の直前には、ある人から、本番で動揺するような喧嘩を吹っかけられ、(良い集中できるのだろうか。。)とちょっと不安になってたのですが、かえって音楽に救いを求めて入れ込めた感があったのでよし!とします。

何より緊張してるのは、これから始まるCD録音に対して。
これはその時間だけ集中すればいいのでなく、丸々4日間、精神も感情も体力もすべて最上の状態で望まないと、すべてが残ってしまう。

明日とあさってはピアニストと合わせですが、邪魔したがってる存在が一人。。。こういうのも、運命、ですかね。。。

2012/08/11(土) 時差ぼけのままのコンチェルト
日本から帰って、まだ時差ぼけのまま、今日はヘックリンゲンという街でテレマンのフルート協奏曲とバッハの管組2番を吹かせていただきました。

ゲネプロでは、まだ時差ぼけがたたって、音が目覚め切れてないのが気になりましたが、本番では急に自分の音がしっかり聴こえ、それなりに込める事ができました。前回の本番から一ヶ月以上あいてたけれど、前に感じてた怖さのあった部分も、かえって落ちついて吹き込めるようになってる気もして。それでも、自分の精神がどこにあるのか、半分ピントがあってないままの印象はありました。。。それは、時差ぼけとも言い切れないような。。。

日本は連日35度以上の猛暑。こちらはすでに日中15度にまで涼しくなってて、かえってすぐ連日コンチェルトツアーなのと、それからすぐCD録音で、日本での出来事を熟考する暇がないままです。寝ると、まだ夢では日本での生活がそのまま夢に出てくる状態。たぶん、魂とか精神とかまだ日本に残したままのようなのです。。。自分がすでにドイツに居る事に付いていけてない感じ。。。

日本ではべったり一緒に居たジョラも今はニュルンベルグの家に帰ってて、電話では「僕日本の方が良い!買い物に行っても、皆親切だったし。。。ドイツだと、皆やる気なく仕事してるよ。まだウクライナよりはましだけどね。さっき、スーパーで御寿司見つけたから買ったんだ。僕、日本の生活が気に入った!」と、彼も日本に未練たっぷりの様子でした。

一ヶ月も日本に居たのは、私も留学して以来と思います。

明日もコンチェルト。あさってから、CD録音でデュオでの集中を要される今、何とか一曲一曲の精神に集中します。

写真は今日コンチェルトを吹かせていただいた、ヘックリンゲンのクロスター教会です。


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