ドイツの空の音楽日記
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2012/03/31(土) すみませんでした!
私の世間知らずと考慮不足であちこちに御迷惑おかけした事を、この場を借りて謝ります。申し訳ありませんでした!

昨夜はバレエ曲集の本番。その少し前にジョラが退院しました。
夜、仕事の後に電話した時にはもう自宅で普通にしていて、
「日曜にM子が来るんだろ?じゃ、3人で会おうよ。」と、全く元気そうです。

入院最後の日、今回初めて知り合った、真ん中の妹さんと3人で、病院のカフェと前庭で団欒し、
「自分は今ポルトガルで勉強してて、3日かけて列車でやって来て、3日居て、また明日から2日かけて列車で帰る。いつもそうしてる。」と言うのにビックリ。

4人兄弟の中で、この妹さんが一番社交的で人にも気を使う、ジョラも含めて『世間に入らず、自分の世界に住み込んでる』他の3人と違ってました。ギターでセンスのいい弾き語りも披露してくれて、
「私は妹のエマとはまるで双子のよう。欲しいものがいつも同じで争うの。恋する男性も同じ人。」
「え!それは困るじゃない?」色々自分のことも教えてくれました。

明日から、ピアニストのM子さんが、泊まりこみで4月のデュオリサイタルの合わせに来てくれます。街外れの病院通いは、かえって歌劇場でのストレスからの気晴らしになってたみたい。そして今また自分のコンサートの準備に誰かと集中できるのは大きな喜びです!

2012/03/29(木) 意地悪は元気の証拠?
今朝はオケではドンキホーテの録音。夜はオッフェンバッハ『ホフマン物語』の舞台練習、5時間もありました。。。

その合間に、自分のCD録音への練習とジョラのお見舞い。

ジョラは、私がお見舞いに行くのに、「明日は何時に来て。」と指定します。
普通、お見舞いって突然来るものでは?
そのくせ、その時間に行くと、「今からもう食事なのに。。」とか言われるのに嫌気さして、今日は予告せずに行ったら、
「僕、忙しいんだから、来る時はちゃんと時間を決めさせてよ。」
とやはり文句言われました。

入院って、忙しいんですか。。?
こっちだって、朝晩オケだし、暇ではないんですけどね。。。

果物とかお菓子も、「病院食は足りなくてお腹すいてるから、助かる!」と言ってみたり、
「僕、全部食べて太るから、持ってこないで。」と言ったと思ったら、今日は、
「敦子、食べ物持ってきてくれないんだもの!」と。。どっちだよ!!

そして、
「敦子、明日もお見舞いに来たい?ああ、どうしようかな〜僕忙しいし。。17時。いや、16時だったらいいよ。」と。。。

あなた、本当に病人ですか?
まあ、意地悪なジョラに戻ったのは、元気になった証拠と思っておこう!

2012/03/27(火) さっと進む時
イータイとのデュオのCDは4月から発売予定だそうです。

同じGenuinから、今度はフルートとピアノで、私の最も好きなヴィドールとシューベルト中心にして、後もロマン派の小曲集で、早ければ7月の頭、もしくは8月の中旬、それでも都合がつかなければその後になりますが、今日、社長格のハカビアン氏と、意外にも早く話がさささっと進みました。とても感じのいい、信頼できる話し合いでした。

そう出来たら、と希望はしていたけれど、Genuinが本当に乗り気なのかどうか、2の足を踏み続けていたので。。。これで、今からある公演にもますます嬉しい励みになります!

その後にも続けて話があっています。もともと希望してたトリオ録音はもう、まったく問題がなさそう!これは結構な生き甲斐になります。

今、一番思ってるのは、いつ命がなくなっても、この世が終わるのでも後悔しない生き方を、と言うことで、やるべきだと思うことを思い切りやること。自分の魂の声に正直に生きること。

2012/03/24(土) 癒しの時?
『椿姫』の本番前にジョラの見舞いに行き、行く前には電話で、昨日間違って買って行った雑誌を、
「今度は正しいの買ってきて。」と念押ししてきたりして、お見舞いとは言え、病人と言う感じはありません。

今日は、もう、昨日ベットにくくりつけられてたコードや電信図はなくなってて、病院内を自由に歩き回っていました。
「カフェあるよ。感じいいだろ!ここで奢るから。」と、入院専用の寝巻きである事以外、元気そうに見えました。

頼まれてた楽譜も、すぐ食い入るように読んでて、早くチェロも弾きたそうな様子。月曜が再検査だそうで、その結果で退院の日が決まるらしい。。。

若いんだから、体の回復は早いのでは、と思います。
だけど、自分のこと考えると、若い時ほど、ストレスに弱かったです。この疲れってなかなかとれないんですよね。。。

2012/03/23(金) 大丈夫そうです!
今朝、朝の仕事前にかなり早く目が覚め、これは、と、仕事前にジョラをお見舞いに行きました。

彼はとても元気そうな顔して、明るい表情と声で出迎えてくれ、
入院して事態が深刻かと思いきや、本人は見たことないぐらい
リラックスして打ち解けた様子だったので、病人見舞いの気分ではありませんでした。

本人、ベットにくくりつけの状態だったのですが。。。。。

色々あれこれ買い物を頼まれ、また仕事の後に買いまわって、色々用意して再び届けました。

あまりに素直なジョラに、こんな彼見たことないと思えましたが、
病気の時って素直になる物なのかも。。。

今までにないぐらいの笑顔のジョラを見てたら、これはすぐ健康に戻りそうです。

多分、彼もずっと気を使ってやって来てる疲れもどっと出てるのでしょうね。

この機会にストレスをしっかりとって欲しいと思います。

2012/03/22(木) きっと大丈夫!!
いっぺんに色んな事が起こる日。。。。。

ずっと待っていたメールの返事が、ドイツからも日本からも6つほどまとめて来た事。
ドイツ内でのコンサート企画での変更の問題。
CD会社から、「あなたに連絡が取れない」との連絡。


今日、オケの仕事終えたら見知らぬ番号の着地が入ってて、かけてもかなりの年のおじいさんで要領を得なかったけど、
『間違いですね。』と切った後、どうも胸騒ぎがしてまたかけました。

そしたら、数日、音信不通になってたジョラが病院に居て、パニックになってて、携帯の電池も切れ、同室のおばあさんに私への連絡を頼んでた事がわかりました。私が話したおじいさんは、そのおばあさんの旦那さんでした。

おじいさんは、
「あなたの彼が私の妻と同じ病室にいる。彼は困ってた。あなたから電話あって、良かった!彼の為に嬉しい!」
と、心優しい方でした。

私は、自分も『命が危ない』宣告をされてパニックしたけど、結局ヘンな手術を逃げた事が自分を救った事があり、医者の脅しは簡単には信じない。。。だから、先日まで元気にしてたジョラが、本当に命が危なくなってるとは思えない。。。私に連絡してくれ、と言う元気があるわけでしょう?

むしろ、パニックしてしまうと、自分を窮地に追い込んでしまうのでは、と思ってます。

夜仕事があって、電話を取れなかったのも悔やまれるし、明日も朝夜オケの仕事で、朝一で駆けつけられないのも悔しい。

何より、パニックしないで欲しい!思い込みから本当に病気になってしまうから!

2012/03/19(月) リフレッシュの日
歌劇場からの6月の選抜コンサートで、昨年ツアーしてたヴィヴァルディ『フルート協奏曲”ごしきひわ”』と
バッハ『管弦楽組曲2番』をまた演奏させていただける事になり、「やった!」と喜んでます。
6月には新しいツアーでテレマン『フルート協奏曲ニ長調』も始まってるけど、やる曲多い方が調子上がります。

今日は素晴らしいお天気で、『この天気でやらなかったら後悔する!』と、今年5回目のジョギング実行しました。

ドイツ人って、健康的な人が多く、公園にジョギングに行くと、やってる人何人にもすれ違います。自転車通勤の人も多いし、帰り道、やはりスポーツトレーニングして来た団員にもばったり会いました。

久々に部屋の掃除もして、リフレッシュ!

明日から朝晩オッフェンバッハ『ホフマン物語』の練習です。

2012/03/17(土) 傷ついた方は忘れない。。。
今週、シンフォニーコンサートの週で、ベートーベンの交響曲7番がメイン、ヒンデミット「バイオリン協奏曲」ヘンツェ「テレマニア」全曲ドイツ物だけど、バラエティある、いいプログラムでした。

今週終わってみて、なぜか今日、私はくたばってました。
2人ほど親しい団員に『お茶でも』と声かけたら、皆くたばってました。。。

一ヶ月ほど前にジョラと大ゲンカしたのですが、昨日、久しぶりに彼と2人でゆっくり会ったら、その時私が言った言葉に痛く傷ついて、許せてなかった事が判明しました。

喧嘩中に言った事は、本人は『本気じゃないってわかってるだろう』と忘れますが、言われた方は忘れない。
しかも、傷ついた方は言えずに引きずってたりします。

一ヶ月たってしまってたけど、気がついて謝れて良かった。
ギクシャクしてるな、と思っても、忙しさで深く考えてなかった。明らかに、謝った後、嬉しそうなジョラに戻ったから。

2012/03/11(日) ベルリンからの想い
震災で未だに苦しんでられる方々が少しでも早く救われる事、これからの日本と世界の本当の幸せな姿を祈っております。

昨夜はベルリンで、宮田氏と日本を祈ってのデュオ・リサイタルをさせていただきました。

ドイツの方々の日本への思いは熱く、演奏する側、聴く側、一体となって同じ想いと情熱を分かち合えた実感がありました。

演奏家としては課題は尽きなく、演奏しながらもまだまだ、と感じた処もありましたが、演奏思想、祈りの方向性の似た古賀・宮田のデュオは吹いてて自然になれて楽しく、今後にいい予感を感じています。

下は追悼演奏会のあったベルリン・シュバルツィッシェ・ヴィラ

2012/03/09(金) テレマンフェスティバルにて。
さっき、マグデブルグ歌劇場での、テレマンフェスティバルで協奏曲変ロ長調と”イノ”カンタータを、うちのオケとの共演で吹いてきました。

協奏曲では、ダビット・スターン氏の横で、彼のオーラに浸って、気をつけるとこだけ気をつけ、後はそのオーラの媒体のようになって吹いてました。だから、全く氏の力なのですが、評判はとても良かったので嬉しくなりました。MDRラジオに生放送で流れる、と言うことも意識せず、ひたすらいい集中できてたと思います。

明日がリサイタルですが、スターン氏には気持ちの良いエネルギーをいただけた気分で、2日続けて大変、と言う気持ちは全然ありません。かえって、その澄んだ空気に心の汚れを取ってもらったみたい。

と言うことで、今日はもう、早目に寝て、明日はベルリンに行ってきます!

3月絵日記の続き


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