ドイツの空の音楽日記
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2012/12/31(月) もう大晦日か〜
ああ、ついに2012年最後の日が来てしまった。。。

今年中にやって置くべき事、まだ残ってて、今日やります!!
CD録音のチェック!!

昨夜は、夜のオケの本番後、ファゴットの新人、マーレンが家に呼んでくれて御馳走してくれ、新婚ホヤホヤのマーレン夫妻、やはりファゴットのベッカー氏夫妻で一日早い大晦日のお祝いをしました。

ベッカー氏、音楽家としてもとても面白い上手い奏者だけれど、パーソナルラッドとしてオケを守ってる人でもあり、昨夜ゆっくり話をきいてると、いかに彼が上手く、問題起こさないまま立ち回って、この混乱した経済状況から我々を守ってくれてるか、実感しました。

しかも彼の場合、そういう仕事が向いてるし、本人が楽しんでるから、だから上手く行ってるんだな〜。

マーレンは自然体でそのまま素直な優しい人。
帰りがけ、ベッカー氏と、「良い人来て良かった。やはり、毎日会って共演するのに、人柄も大切だね。」と話してました。

と言っても、やはりドイツ人4人が早口で、政治的な話になると、私は付いていくだけで精一杯。細かなことはわからない事も多くてひたすら聞き役です。『私、こんなでやっていけるのかな。。』とちょっと考えてしまった。。。

帰って来てから、もう夜中だったけど、ジョラに電話し、彼の言いたかった私への苦情を言わせてあげて、(だけど、もう罵詈雑言はごめんだと、しばらく私が逃げてたから、最小限に留めてくれた。)新年にゆっくり会う日を決めました。

来年、最初にある大事な事は、トリオのCD録音。
その前に、今日、頭整理して、今年の反省、来年の抱負、しっかり考えます!

2012/12/29(土) 年末バタバタ
昨夜はプッチーニ『蝶々夫人』本番でしたが、今基本的に朝夜、ニューイヤーコンサートの合わせです。イギリス人のロイド氏指揮で、イギリス系のリズミックな曲中心。

今年中に夏に録音したCD録音のチェックを、と思いつつ、なかなかその気になれず。。。

今日は、お昼を友人と食べてる時にジョラが電話で喧嘩ふっかけてきたので、「今友人と食べてるから困る。」
「じゃあ僕、夜かけるね!」明るい言い方だったからそれで気が済んでくれたかと思ったら、まだまだ何か言いたい様子。
それで今かかってきてるけど、喧嘩する気にもなれず、スルーしてます。

ジョギングも、続けようと思いつつ、年末に際し、やたらに爆竹を投げつける遊びも流行ってて、(毎年、大やけどする人も出て危ない!)『やっぱ、家で踊るのみに使用かな』と、色々スルーしてる事が増えてます。

逃げてちゃ駄目なのか、やる気になってからが時なのか。。。

2012/12/27(木) クリスマスの後遺症?
24日から26日まで休みで、今回のクリスマスは友人と食べ歩きし、映画観てノンビリだらだら過ごし、すっかり骨休み出来ました。

今年は駆け続けで、エネルギー不足の時が多かったので、意識的にそうしたのですが。。。
今日、ジョラとデート中に、
「敦子、クリスマスで太ったね。運動しなきゃね。」
「え!?そんな、見た目にわかるほど?!」
「うん。僕には良くわかる。」
それで、ガーン!!とショック受けて、今日、午前中の仕事の後、ジョラとカフェを出た後、
すぐジョギングに出かけてきたところです。

物凄く久しぶりのジョギング。。。でも、体力はまだ落ちてなかったみたい。
春の録音に向けて、コンディションの為にも続けるつもりです!練習だけが能じゃない!

マグデブルグはクリスマスが終わっても、しばらくクリスマス市は残ってて、これがなかなか有難いです。
だけど、もういい気になってあれこれ味見するのは控えよう。。。

2012/12/21(金) キーポイントの日
世界レベル、宇宙レベルの波動が上がって、『次元が3から5に変わる』とか、、マヤ暦で『世界の終わり』とか言われてる、そのピークが、ヨーロッパだと今日みたいです。

歌劇場でも、昨日、『くるみ割り人形』のあと、少しその話題になってました。

私は、「それなら、その前に会って。」と久々にジョラと、穏やかな会合し、ジョラは「世界終わんないから。敦子心配しないで。」と笑ってたけど、自分は、しばらく寂しかった間にとんでもない事やらかしてくれてて、私はその穴埋めに奔走する事に。

しかし、大事な時に、二人の間の鍵になる大切なポイントを、良い感じで話せました。

今日、これから、私は今年最後の自分の演奏会です。
曲目は、バッハ『音楽の捧げ物からトリオ』、バッハ『管弦楽組曲2番』どっちも、キリスト教の犠牲的・悲劇的要素の強い曲で、
これまでの締めくくりにふさわしい、と感じてます。

写真は昨夜、オケの本番の後、木管楽器の仲間と。

2012/12/19(水) 自己分析
この一週間ほど、なぜか、一度スッキリしたはずの、ある人への怒りが復活して、自分でもそのイライラの原因がわからず、怒りはひどくなるばかり。

なぜか、私の事だと巫女的に感じ取れる友人に、『なぜ、こういう心情になってるか、ちょっと話聞いてほしい。』と電話してて語ってたら、

「わかった!敦子さんは今の住居を引っ越したくないんだ。そ子の住民に不当な対応してる、大家側への怒りを、ジョラへの怒りに取り違えてる。だって、彼とのあり方は、今良い流れだもの。」
と言われ、自分でも納得してスッキリしました。

今日は、マルコ氏から、『金曜の演奏会は、バッハのトリオもやろう』と言われ、急遽、マルセルと3人で『音楽の捧げ物』のトリオの合わせをやり、その後、マルセルの悩みも聞いたりしてました。

明日、ジョラに会う約束してるけど、取り違えた怒りをぶつける前にスッキリしてよかった!ジョラは、私によく不当な怒りをぶつけてくるけど、彼自身はきつい事言われたら根に持ちまくる、繊細なタイプなのでまたまたこじれるとこだった。。。

写真は、今年のエーバーバッハでの演奏会より。

2012/12/17(月) 2番目レコード
この週末、またまた、ゆっくり眠ってたら、
「敦子!今日、今からコンサートツアーに来れるか?バッハの管組2番をやる!」とマルコ氏から電話があり、慌てて歌劇場に練習に行って、その足でブラウンシュバイグ近くの街に演奏会に行ってきました。

バッハのこの曲は11月終わりにやったばっかりだし、私には急でも大変じゃなかったですが、向こうとしては、歌手の急病で、オケ側の楽譜の用意が大変。「第一バイオリンの楽譜がない!」となってて、
「バディネリ以外はまあ、フルートとユニソノだけれど、バディネリは困る。」と、私が持ってたピアノ譜を見て弾いていただくことになったり。

でも、本番またやらせていただけ、急でも良い感じに皆の息が合い、私も心地よく集中させていただきました。

かえって、なんだかエネルギーいただけたコンサートでした。

2012/12/14(金) 愛居よ、さらば。。。
何気なく、来てた手紙の一通を読んで、ガーン!!とショック!!
今住んでる住居を、あれこれ建て直しする、とあり、それに一年近くかかるので、その苦痛に対し、やく1万5千円の慰め費を払いますと。そして、建て直しに際し、家賃を1.8倍ほど値上げすると!

この大きさで、ちょっと望外の値段。これは、引越ししかありません。それに、音楽家は特にドンデンガンデン一日中やられたら、それも一年近くやられたら、耳がやられる。いや、神経が。。。
そして、その一年はちゃんと住居が外から守られない状態になる。。いつ大工さんたちが入ってくるか、窓越しにみられるか、プライベートはない状態になってしまう。

ここは、同じ経験をしたクリストフにどんな状態だったか訊いて見て、やはり私には耐えられない、と判断しました。

うん!!やはり、工事が始まる前に引越ししかない!!

ああ、この住居、凄く気に入ってたのに残念です!!窓は3方にあり、7階だからかなり明るかった。。。

まあ、新しい住居を探して、新しい生活を味わうのもいいさ!
今、色んな事が変わり時なのかもしれません。

2012/12/12(水) 急な本番レコード
昨夜、「今夜は何もないし、ゆっくりドラマ観よう!」とだらだらしてたら、電話がなり、「今からソロ曲2曲吹いて欲しい!」と、あるギャラリーからの依頼でした。

本番まで30分弱!まあまあの格好してたので、着替える暇もなく、フルートだけ取って駆けつけました。
言われた曲は一曲は昔チラとやった事があるだけ、もう一曲も半年ぐらいは吹いてない。。。駆けつけながら、頭の中で曲をさらってました。

着いてから、15分ほど練習して、もう本番!
あまりの急さに緊張する暇もなかったことが救いで、なんとか、頭でおさらいしたのと、15分の準備のまま吹けました。

だけど、こんなに急に頼まれたのは初めて!!
しかも、テレビ局が来てて、『え〜!』と思いましたが、
ギャラリーにはとても感謝されて、お客さんにも『お馴染みの古賀さんが駆けつけてくれました。』と紹介されてて、何となく、(ああ、私、ここでお馴染みに受け入れられてるんだな。。)とホンワカ幸せ感が来ました。

その後、画家夫婦のボリッシュ夫妻に招待していただいて、夜中まで久しぶりに語り合い、思いがけない楽しい時も与えられました。

コンサートではなく、個展の開会式での備え付け音楽ではありましたが、一応ソロだし、これを超える急な本番ってなかなかないと思います。

写真は、本文に関係なく、この9月にクロスターの前で撮っていただいたのを、送っていただけたので。マグデブルグにて、ヴァイオリンの美里さんと。

2012/12/10(月) 大雪
一番好きなオケ仕事の曲『くるみ割り人形』、昨日は2回、昼と夜の公演。キンボー氏の快適なアップテンポで楽しめました。

昨日は早朝練習し、その後、懐かしい方との6年ぶりの再会!時間の許す限り語り合いました。時間が飛ぶようだとはこの事、と思うぐらい、凄い速さで時間になり、2回公演の合間に2回、会いなおしました。

2回目の公演の後には、遅かったけれど、一日あがりっぱなしだったテンション冷ましたくて、Mちゃんとマクドナルドに行きました。静かな場所がたまたまそこしかなかったからです。

しばらくしたら、凄い偶然でそこにジョラがやって来ました。
それで少し3人でも話し、ジョラは「あ、僕、もう行かなきゃ!待ち合わせしてるんだ〜。」「こんな時間に?誰と?」「ふふふふふ秘密〜!!」ジョラが去った後、その不自然な登場と、会ってもびっくりもしない様子から、Mちゃんと『つけて来たのかもね〜』と、うわさしました。普段、私の事を『僕のストーカー』と呼んでるお返しです。

2012/12/07(金) 馬鹿やってます。。。。。
フルートがオーバーホールから帰って来て、響きの純度も素晴らしくなり、反応もすばやくなり、しばらく練習してなくて調子悪いはずなのに、楽器に助けられてる!
今朝、フルート四重奏の合わせでしたが、楽器のお陰で本当に楽しく吹け、「敦子調子良いね〜!」とも言われ、私はまだ低空飛行なのに、楽器の状態がいいってこういう事か〜!と、植澤氏に感謝です。やりたい事が何でも出来る感覚!

夜の本番、『蝶々夫人』も、ひたすら楽器の鳴りを楽しんでました。オケにはもったいないぐらい!

ジョラが帰って来て、傷ついた声で電話をしてきて、私は思ったよりその電話でずっと動揺し、その後3回も4回も電話かけあい、『やっぱり離れられない!』と、自分のデュオのCD録音の試聴も頼ったりして、私、何やってるんでしょうね。。。
「僕、お金を返したいから、火曜に会おう。」と言われてホッとしてました。

こんなにすぐに自分の気持ちがまた変わるとは思ってなかった。。
じかに話すのはどうにも体裁悪くて、別れのメール取り消しメールを書きました。。。。。。。

12月絵日記の続き


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