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2012/11/09(金)
ベルリン・シュルツェンドルフ演奏会にて
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昨夜、ベルリンのシュルツェンドルフで教会リサイタルを吹かせていただきました。
一番直前まで必死に準備してたのが、J.S.バッハ『無伴奏パルティータ』です。2日前にジョラにレッスンしてもらったら、自分なりに込められるだけ込めて物にしてたつもりが、 「1楽章、息の音がうるさい。それ、何とかしないと。」と、巨匠・ニコレにもずっと言われてた事でまず「これじゃ駄目!」。 2楽章も直されてるうちにボロボロになってきて、一番自信のあった3楽章も、「それじゃ、何やってんだか僕わからない」と。。。だけど、言われた事は全部思い当たったし、(やってるつもりで、随分いい加減な準備だった。)と気付いてしまい、ギリギリで寝る時間惜しんでの準備やり直ししてました。
その甲斐あって、パルティータは自分の人生の中では、一番、自分の言葉で、相手に納得してもらえる演奏になった、と思います。 全部の曲のなかで、この曲が一番拍手も止まらなかったのは、思いいれが伝わったのでしょう。
18日にも演奏する、鈴木理香『風の通』には反省が残り、こっちはそれまでにまたやっとかなくては。。。だけど、お客さんにはとても喜んでいただけ、演奏中は純粋に音楽に集中でき、自分でも楽しさ持ってそれぞれの時代の曲を吹き分けられ、悪くなかったと思います。
ところが!演奏会の後、最終列車に間に合いたい!と大急ぎで帰り支度をして、列車には間に合ったけど、フルートのH管(フルートの取替えの足部管)を忘れてきた事に気付いて真っ青!!! すぐ主催者に連絡し、郵送で送り返してもらう事にしたけれど、返って来るまではハラハラです〜。
睡眠不足のまま、今朝はオケの仕事前に早朝の合わせ、午後また合わせ、その後ドンキホーテの本番です。早朝合わせでは、コンサートでオーラ出切ってしまって”からっぽ”の音になってました。 忙しくても、何とかまた18日まで溜めなくては。。。
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