ドイツの空の音楽日記
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2012/11/30(金) フルート無しの日々
ああ、なんて、日々が飛ぶように過ぎてしまうんだろう。。。

今週フルートを修理に送り、オケの仕事は昔の楽器でやってます。
なんだか自分の半分をどこかに置いて来てる感じです。
たまには練習しないで、罪悪感なしでコンピューターに向かってられるのも楽しいかも。

だけど、このとこ、音楽面以外での学びは大きくて、またとなく充実してるかも!教えをくれる友人・知人に感謝です!

2012/11/25(日) ブランデンブルグ近郊音楽フェスティバルにて。
ブランデンブルグ近郊の音楽フェスティバルで吹かせていただいてきました。

最初のフリードリッヒ大王のフルートソナタは、今ひとつ曲を理解しないままの演奏。。でも、他にあまりやりようのない曲かな?仲間は「良い曲じゃないか!」と言ってくれ、じゃあ、かえって私より理解出来てるのかなと思いますが。。

『音楽の捧げ物』のトリオ・ハ短調は、最初、テンポ感、感性、合わないと感じてましたが、最終的に気がついたらどの楽章もしっくり来るペースに運べてて、仲間が譲ってくれた感じでした。

バッハ『管弦楽組曲2番』では、久しぶりに何かに操られるように、アンテナになりきって、音楽が行きたい方向に勝手に行ってくれた感覚でした。

それで、「この曲を何度も聴いてるけれど、こんなに感じ入ったのは初めて!」と言って下さった方々が居て感謝でしたが、『本当の意味では演奏したのは自分じゃないから』と感じました。
このとこ、疲れきってる気がしてたけど、この、操られるままになれる感覚、何かが降りてきてくれる感覚って、いつそれが来るって予想が付かないものです。。。

だけど、一番大切なのは、素のままの自分で生きてること、飾ってないこと、なのかな。。。
演奏の時だけでなく、なるべく普段の生活から、人に接する事から、もう、仮面被って上手く周りに合わせるのでなく、正直な等身大の自分で行こうと思ってきてます。

特に、一番大切な人には、一番難しくて、一番重要なことかも。

2012/11/24(土) 覚悟たりず?
明日、ブランデンブルグのフェスティバルに出演させていただきます。今週、オケもピークに忙しかったけど、昨日はその合間を縫って、ブランデンブルグに合わせに行ってきました。

曲目はフリードリヒ大王『フルートソナタハ短調』、J.S.バッハ『音楽の捧げ物からトリオ ハ短調』、J.S.バッハ『管弦楽組曲2番』
最初の2曲は室内楽で、最後の曲だけコンチェルト形式で変わってますが、気がつくと全部短調。でも、今の自分の精神にあってる調です。

覚悟はしてたけど、昨日は夜のオケの本番の時、もう精神力も果てるぐらい疲れてて、すっごいネガティフ状態に。それを隠すだけで大変でした。

大変と思ってしまうのは、どちらかと言うと、忙しい事より、大切な人との付き合いで、『理解し合えない』葛藤の方が大きいかも。

数日前「2次で、多くの人に一番良かったと言われたのに、コンクールに裏があって、本選に行けなった。でも僕また頑張る!」と明るい声で知らせをくれたジョラだけど、その場で気になることを言ったので、夜、仕事終わってから電話したら、電話の途中から一転して私を責めまくる暴言になって、最後はなんとか治めたけど、、慣れてるつもりで、ぐっさり傷つけられてました。一番自分で落ち込んだのは、回避依存症に向き合う自信がなくなってきたこと。

どう考えても、彼はそう。。。だけど、「精神科に行け」とは言いたくないし、「私が癒してみせる」と思ってた。。。だけど、

無理なんじゃないかと思い始めました。

2012/11/20(火) 全部あわせて来る週
今週、現代曲だらけのシンフォニーコンサートで、今毎日朝夜その合わせです。その合間に日曜日の、バロックコンサートの練習。これも、曲が増えて、フリードリッヒ大王のフルートソナタ、バッハ『音楽の捧げ物』からトリオ、『管弦楽組曲2番』となりました。

もうすぐ日本に帰ってしまう友人も来てて、彼女と話す時間も欲しい。ピアノとのデュオCDもデモCD来てるし、ああ、もう、いくら時間あっても足りないってこう言う事!

ジョラはキエフの国際コンクールで2次に残ってて、これは忙しさに嬉しい光を与えてくれてます。一次で自分が弾き終わった後と思えるとき、あまりに寂しそうで悲しそうな声で電話が来たので、駄目だったのかと思いきや。。。のびのび頑張って欲しいです。

2012/11/18(日) マチネーコンサート
ベートーベン『セレナーデ』鈴木理香『風の通』、ドビュッシー『ソナタ』で、今朝、マチネー演奏会を吹かせていただきました。

両方のトリオ、本番でかなり息も合い、朝の新鮮な、何も不純な考えの入らないままの新鮮さで3曲とも演奏できたと感じてます。
一番何か伝わったのは『風の通』のようでした。

今、あまりに忙しくて、それは、演奏会が多いのとオケも忙しい他に、個人的にも、結構重要な決断の時を迎えてて、本当にいくら時間があってもエネルギーがあっても足りないぐらい。。。

だけど、それにかまけて、悔いの残る演奏はしたくないです。

今日はさすがに演奏会の後、すぐオケの仕事もあって疲れたけれど、明日からまた次の日曜の演奏会準備にかかります!
オケも、現代曲ばっかりで大変ですが、何とか乗り切る!

2012/11/15(木) 第一印象悪くない!
ゲニュインからフルート・ピアノのCD録音のデモCDが届き、さあ、これから一番やっかいな修正が始まります!だけど、さっと聴いてみたら、前回よりすっと受け入れて聴けました。前回はどうにもこうにも、自分を聴くのが嫌だったんですよね。。。今回の方が楽かも!

今週は二つのトリオの合わせに集中しています。
先日、ベルリンフィルのハープ奏者、ロングラメ氏にレッスンも受け、どっちのトリオも乗ってます。
オケでは、『スイニー・トッド』というミュージカル。。これはあまり嬉しくない仕事かも。

個人的な嬉しい再会もあったりして、いくらでも時間が欲しい今です。

2012/11/12(月) 方向性が決まる時
この数ヶ月、もやもやしてた悩みに対し、『天の声』のような感じで友人に良いアドバイスもらえました!

それで、「こんな内容の電話したら呆れられるか。。」と思いながらも、正直な心境を、伝えるべき二人に伝えたら、「よく、わかる。そうなる気がしてた。」と言っていただけてとても安心しました。
後は、信じる方向へGO!です。


その他、ジョラが、昨日、突然「僕3週間出かけるから。」と言って来て、びっくりしつつ、昨夜、中央駅に見送りに行きました。
しばしの別れなのに、私にはツンツンして、タクシー運転手や店の人には愛想ふりまく彼に、
「ねえ、ちょっとは私にも、他の人と同じぐらい優しくしてよ!何を話そうとしても、そういう態度だと恐くてちゃんと話せないよ!」と言うと、急にニヤニヤ嬉しそうになって親切になったジョラ。
「3週間も会えないなんて悲しい。。」と言うと、
「僕、正しくは4週間ほとんどいなよ。」
「そんなの、すっごい寂しい。」と悲しんでると、彼は嬉しそうに両手でピースして喜んでる。。。
嫉妬すると喜ぶし、このサド気質、なんとかならないのか。。。

2012/11/09(金) ベルリン・シュルツェンドルフ演奏会にて
昨夜、ベルリンのシュルツェンドルフで教会リサイタルを吹かせていただきました。

一番直前まで必死に準備してたのが、J.S.バッハ『無伴奏パルティータ』です。2日前にジョラにレッスンしてもらったら、自分なりに込められるだけ込めて物にしてたつもりが、
「1楽章、息の音がうるさい。それ、何とかしないと。」と、巨匠・ニコレにもずっと言われてた事でまず「これじゃ駄目!」。
2楽章も直されてるうちにボロボロになってきて、一番自信のあった3楽章も、「それじゃ、何やってんだか僕わからない」と。。。だけど、言われた事は全部思い当たったし、(やってるつもりで、随分いい加減な準備だった。)と気付いてしまい、ギリギリで寝る時間惜しんでの準備やり直ししてました。

その甲斐あって、パルティータは自分の人生の中では、一番、自分の言葉で、相手に納得してもらえる演奏になった、と思います。
全部の曲のなかで、この曲が一番拍手も止まらなかったのは、思いいれが伝わったのでしょう。

18日にも演奏する、鈴木理香『風の通』には反省が残り、こっちはそれまでにまたやっとかなくては。。。だけど、お客さんにはとても喜んでいただけ、演奏中は純粋に音楽に集中でき、自分でも楽しさ持ってそれぞれの時代の曲を吹き分けられ、悪くなかったと思います。


ところが!演奏会の後、最終列車に間に合いたい!と大急ぎで帰り支度をして、列車には間に合ったけど、フルートのH管(フルートの取替えの足部管)を忘れてきた事に気付いて真っ青!!!
すぐ主催者に連絡し、郵送で送り返してもらう事にしたけれど、返って来るまではハラハラです〜。

睡眠不足のまま、今朝はオケの仕事前に早朝の合わせ、午後また合わせ、その後ドンキホーテの本番です。早朝合わせでは、コンサートでオーラ出切ってしまって”からっぽ”の音になってました。
忙しくても、何とかまた18日まで溜めなくては。。。

2012/11/05(月) 時間とエネルギー不足
8日のリサイタルに、まだ準備不足を感じてます。
もっと練習したいのに、二つの室内楽合わせとオケで時間切れ、というよりエネルギー不足で個人練習今一足りてないまま疲れて帰宅が続いてます。。。運動不足だけど、ストレッチで代行!

昨日はマルコ氏から、
「25日に一緒にバッハの音楽の捧げ物のトリオをやろう!」と誘いを受け、大好きな曲だし、ずっとやる機会なかったので喜んで受けました。そして、オケの乗り番も問題なく変わってもらえて、嬉しい限り!

今、個人的にもゴタゴタあって、大事な事にエネルギー集中させるコツをもっと掴まないとな。。。明日はジョラに、8日に吹くバッハ『パルティータ』をレッスンしてもらいます。音楽的に凄く助けてもらってるけど、私がアタフタしてると、「僕あれやらない!これやらない!これも嫌!」とごねて困らせる奴。。。ついつい、その場では真面目にとって振り回されるのが、子供を持った経験の無さの悲しいところです。
今はとにかくこのコンサートに後3日、全力投球です。

2012/11/02(金) にぎやかな日々
今日は一日中オケの仕事で、自分の練習時間ないと見て、久々に暗いうちから起きて早朝練習。寒くなってくると起き辛いけれど、やはり早朝は新鮮なままの感覚で心地良い!

そしたら、午前中の仕事は『降りたかったら降りて良いよ。君、他全乗りだから。』と電話があり、午前中まるまる自分の時間になって得した気分でした。今、8日のベルリン・リサイタルに向けて大詰めです。

昼は『バラの向こうで』の室内楽と語りのコラボ。夜はモーツァルト『後宮からの誘拐』です。
リサイタルプログラムはJ.S.バッハ『無伴奏パルティータ』、鈴木理香『風の通』のソロ曲と、チェロとのデュオ4曲。
18日に向けての合わせは、ドビュッシーは順調に進んでるけれど、ベートーベンのトリオは3人中2人家庭持ち・ちびちゃん持ちだと、なっかなか合う時間が見つけられなくて難航。。。
今後、室内楽組むの、独身中心にしようかなとか思います〜。。。

もうすっかり冬になり、処によっては雪も積もったりしています。
ああ、温泉が恋しい!


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