ドイツの空の音楽日記
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2011/06/21(火) グレン・グールドのチェロ版
バッハのフルートと通奏低音のソナタ、ホ短調をジョラ(チェロ)と初合わせしましたが、ジョラの、最初から曲の真髄を掴んでて、地の底からうなる様な生きた音での演奏にビックリ!
フレーズ感も、テンポ感も、何より一番言いたい事の一致も、一言も言わずして何の問題もありませんでした。

数人のチェリストとやった事ありますが、合わせを繰り返しても、此処まで感性が一致する事はなかったです。しかも、私はこの曲はオーレル・ニコレ等の巨匠にも見てもらい、コンサートでも何年もやってて、ジョラはほとんど初見なのに。。。やはり天才だな。。。

録音以来、どうも練習に身が入ってませんでしたが、今日は『これはうかうかしてられない!演奏レベル上げなくちゃ!』と久々にピリッと緊張感取り戻しました。

吹き始めようとすると、「おっ!」と弓を落とすマネしたり、「はい!いち、と〜!」と変な掛け声かけてきて、何度か笑いの発作で私は吹けなくなり、「フルート吹けなくなるから笑わせるのやめて!」としゃがみ込みましたが。。。

どこまで本気でどこまで冗談なのか全く分からない。真剣なのは音楽だけ。でも、その異常な集中力!
グレン・グールドのチェロ版のような人だと思います。


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