ドイツの空の音楽日記
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2011/05/15(日) アシャスレーベンでの協奏曲
アシャスレーベンでのヴィヴァルディ協奏曲「夜」、落ち着いた心のまま、オーケストラと心一致して演奏できたと思います。ヴィヴァルディのフルート協奏曲の中では一番想いで深く、思い入れも大きいこの曲です。拍手がとまらなく、バッハの管組のバディネリをアンコールでふかせていただきました。貴重な経験させていただけて感謝です!

このコンサートも前回の日曜のコンサートも満員御礼で、どちらもドイツ・日本文化協会の世話で、収益金はすべて日本に送られます。

私はソロを吹かせていただいたので、自分もいい経験ですが、オーケストラはほとんどがライプイツィッヒ、マグデブルグから中心にヨーロッパの方々で、日本の為ならとギャラも交通費もなしで参加していただけてるのです。本当にありがとうございました!

4月5月、チャリティのお陰で、音楽生活は史上最高に充実しています。でも、、、実は、プライベート生活は、史上最悪。。。音楽の支えがなかったら、生きるのが苦痛なところです。

あと2週間は、今度はCD録音に集中しきらないといけません。その事に、今は救われています。

2011/05/14(土) 体力勝負の5月
明日はアシャスレーベンでのヴィヴァルディ「夜」とバッハの管組2番の公演。昨夜のバレエの本番中に、コンマスのゴールドベルグ氏から、「明日のバスの出発は13時だから!後、会場の教会は寒いかもだから、見かけが良くて温かいドレスで頼む!」と言って来てくれました。

気がついたら、もう明日が再公演か。。。
5月は、ドイツの方々の日本への想いでチャリティが相次ぎ、様々なソロ公演で8公演にものぼりました。

本当は、昨日は、バレエ「嵐が丘」本番の前にジョラと、彼のヴィザの申請にベルリンの日本大使館に行く予定だったのですが、前日の夜中に突然やって来て、「実は、今日の本番で思う演奏が出来なかったから、明日は練習したい。。」と、3度目の引き伸ばし。。。

だけど、先週週末がハードで、その後オケのストレスで今ひとつ気力回復しきってないので、このドタキャンは有難かったかも。。。結局、来週、私がイータイとの合わせにベルリンに行くのに合わせてくれる事になりました。

2011/05/12(木) 充実した日々
今朝は、ロッシーニカルテットとアンサンブルで、ヴィヴァルディのフルート協奏曲「ごしきひわ」の方の合わせでした。代表作の2曲を同時にやってますが、曲想が全然違うので面白いです。

本当に自分のものになってるのは協奏曲「夜」の方。「ごしきひわ」はまだまだ勉強不足です。

「夜」の方は15日にアッシャスレーベンと言う街で再公演させていただきます。こっちは、マグデブルグ公演が上手く行っただけに自分への良いプレッシャーを保ちたいところ。

オーケストラでの「魔弾の射手」は昨日が最終練習で、次は本番です。

2011/05/10(火) 感謝!
先週、土日のコンサートは、日本に資金を送る為のチャリティでした。日本人はもちろんですが、ドイツ人、ヨーロッパ人の方々にも多く日本のために謝礼なしで共演していただき、感謝です!
いずれもお客さんは大入りで、微力ながら何かの役にたったでしょうか。。

さすがに3日の4公演プラス、オケの仕事で私もぐったりなり、月曜日は少しゆっくり骨休みしました。友人のMちゃんとイタリアレストランとお気に入りのカフェで女同士の語り合いを楽しみました!

今週は火曜から朝夜、ウェーバー「魔弾の射手」の練習です。

2011/05/08(日) ありがとう!
連続コンサートの3日目の今日、ヴィヴァルディのフルート協奏曲「夜」を、アスカニアフィルハーモニー交響楽団と共演させていただきました。

疲れが出ないように、と思っていたけれど、演奏し始めとたん、炎のような熱いものが全身全霊駆け巡り、取り付かれたように音楽に集中できました。

嬉しかったのは、あるお客さんが、涙ぐみながら、
「私、今、とてもよくない状態で、苦しんでるんです。
あなたの演奏の最中、涙が止まらなくなりました。そして、今、癒されて、とても楽になったんです。ありがとう!」と言ってきてくださったこと。

こんな嬉しい賞賛って、いただいた事、あったかしら。。。

「一番嬉しい褒め言葉です!ありがとう!」
と、私も涙でそうに嬉しかった言葉でした。癒されたのはこっちです。

2011/05/07(土) この調子!
昨日、ベルリンでのイータイとのコンサートは先週と打って変わってエネルギッシュに息もあったものになり、イータイは最初、かなり寂しげで、思い通りにならない事に怒ってる様子もありましたが、演奏で息が合ってるうちにいつもの笑顔に戻りました。

演奏会は大成功!CD録音へのいい再出発になりました。

そして、今日はジョラとの演奏会でした。
ジョラにおいては、天才か変な人かの境目を生きてる人なので、毎回、なにが起きるのか分からない人なんですが、演奏面では、それが物凄いオーラとエネルギーの爆発となって会場を満たします。

こっちは、それについて行くだけでも大変、と言う感じですが、このとこ私も色々鍛えられてるから、かなり同等に対応できたかな。。「凄くいいハーモニーを生み出してる。2人とも凄いオーラだ。」と評価を受け、ホッとしました。

明日の朝はヴィヴァルディのフルート協奏曲「夜」を演奏し、昼過ぎからヴァイオリンのスザンネとのデュオコンサートです。
明日まで何とか持たせようと、しっかり睡眠もとってます。

2011/05/06(金) 展開だらけの日常
3日で4公演の、ハードな週末が始まります。
このとこ、まるでドラマの中にいるように、日常も思いがけない展開の連続なんですが。。。先週の演奏は、不慮の出来事に負けて、エネルギー不足を感じてしまい、不満の出来だったので、今週は持ちますように!

精神的に追い詰められ、もう辞めようと思ってたCD録音、今日、ジョラに、
「それは、君の精神が死んでる状態で録音しても仕方がない。」とは言われましたが、ジョラは音楽的なアドバイスくれた後で、「下手に逃げないで、やるんだ!」と最後に強く言ってくれ、やっと心が決まりました。

イータイとは、もう、共演をやめるしかないとこまで追い詰められましたが、イータイ自身から、初めて、「本当にすまなかった。もう一度チャンスをくれ。」と、心かららしい言葉をもらえ、再度挑戦です。

2011/05/04(水) 思いがけない障害が。。。
今週は大事なコンサートが続くのですが、ちょっと、演奏活動に支障のある、重大な事故がおきてしまい、この数日は悩みぬいてました。ちょっと内容は書けないのですが。。。

今年一番の目的にしていた、あるプロジェクトを、それで、無理してやるべきか、精神的に支障を来たすかも知れないから、辞めるべきか、ずっと悩んでいます。

金曜日はベルリンでの演奏会で、そこの演奏の出来によってまた考えようと思ってます。

とりあえずは、なんとか元気でいなくては!!


土曜日のジョラとの演奏会は、楽しみにして大喜びしてるジョラはチェロのグループも招待していて、内気なジョラが。。と驚きました。まるで子供が遠足を待ってるような感じです。

演奏の基本は、この子のような、素直な喜びであるべき。。。


今自己葛藤してるのですが、どうやっても苦しい演奏になる状況なら、大事なプロジェクトでも、いったん白紙に戻すべきかな。。。

2011/05/01(日) チェロのしがらみ
チェロのイータイと、2日続けてマグデブルグとバッドゥ・ドューベンと言う街で演奏会をやり、昨夜のうちに帰って来ました。

マグデブルグの演奏会自体は良い集中できましたが、直後、『もう駄目!』と言う程疲れが出て、バッドゥ・ドューベンでの前半は、少々エネルギー不足を感じ、イータイがソロを演奏してる間に『エネルギーをください』と祈ったら、その為か、後半は心底から音楽が沸いてくる状態になれました。

マグデブルグの方の演奏会後に、イータイとジョラ(チェロ)は初めて対面し、私は疲れて失礼しましたが、他の団員も一緒にレストランで楽しく語り合ってたそうです。

ジョラと語り合ったお陰で、私が心奪われてる人が、優秀なチェリストだったと分かったイータイは、動揺して次の日早朝からいくつも携帯メールを送ってきました。嫌だろうな、とは思ってたんですけどね。。。
「共演者のあなたと、ジョラに対する想いは種類が違うのだから、今後ジョラを優先するなど、心配しなくていいから。」と、バッドゥ・ドューベンに向かう車の中で、不安がるイータイをなだめる事になりました。

歌劇場では嫉妬が来るからその話はやめようと言ったのに、数日前、嬉しくて「僕、敦子と日本に行く!」と公言してしまったジョラ。。。すでにマルセル君(チェロ)の嫉妬を買い、今後、クリストフ(私の元彼でチェロ)の耳に入ったら、また彼が嫉妬されるじゃないか。。。

「敦子の関わる人はなぜそう、皆チェリストなんだ。だからややこしくなる。」と友人に言われましたが、本当にそうなんですよね。。。

下は昨夜演奏した、バッドゥ・ドューベンのエヴァンゲリッシュ教会。


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