ドイツの空の音楽日記
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2011/05/30(月) ごしきひわ
今日は日本のチャリティ・コンサートで、ヴィヴァルディのフルート協奏曲「ごしきひわ」を吹かせていただきました。

今月2回やった「夜」より仕上がってなく、いよいよ録音が近づいてるしで、練り不足の感は強かったのですが。。。自己暗示でとにかく落ち着いて楽しんで吹くようにしました。

もう、あさってベルリンに向かって、しあさっての朝から録音スタート!半年以上かけて準備してきたつもりだけど、来て見ると、あっという間の半年でした。。この半年で、ずいぶん色々な人生の展開がありました。

すべての想いとインスピレーション豊かな演奏をします!

2011/05/29(日) 精神力が問われる時
昨夜が、録音前の最終コンサートでした。『演奏前は静かに一人で集中させて欲しい』と言う私と、『いつでもすべてを全部話し合いたい』と言うイータイの主張がぶつかって、演奏会直前に喧嘩に。。。

それで、本当に集中できたのは3曲目からでした。どういう状態でも、すぐさっといい集中が出来る精神力が欲しいです!!

なんと、演奏会では高校の同級生が来てくれて、20年ぶりの再会に!彼女はもう10年以上ベルリンに住んでるとの事で、今まで会わなかったのも不思議です。演奏会後に、隣のカフェで楽しいひと時を過ごしました。(下の写真はそのカフェにて)

録音が終わったら是非遊びに行かせてくださいね〜。


今、私はどうも録音に向けて神経質になってます。。。この数日でもう一枚、精神的に一皮剥けなきゃな。。。

2011/05/27(金) いったん、最終コンサートに向けて
明日はベルリンで録音前の最終コンサート!
今夜、シンフォニーコンサート終了後、団員のクリスティアネと一緒にベルリンに向かい、深夜にベルリンに着きます。

昨日は一回目のシンフォニーコンサート前に、ジョラが、録音のモーツァルトの仕上げに付き合ってくれ、また、ガンガンと厳しい指導をしてくれたけど、おかげで私はかなり萎縮して、演奏はいったん凄く硬くなってしまい、良かったのかどうか。。。ただ、不思議なのは、ジョラには音楽上何を言われても傷つかず、怒りもしない事。向上あるのみだと受け入れられる事。

まだ数日あるし、本番もあるし、この数日で消化できれば、また一段上に行けるチャンスですが、直前のジョラレッスンは少し考え物かも。。。


昨夜は、オケの本番後に、私と同時期にツインソウルに出遭ってるコントラバスのある団員と、ツインソウルとの表面的なやり取りの難しさ、でも、魂レベルではこれほど理解しあえ、支えあえる相手はいない。それでも付き合いとして上手くいかない。。。と、似た悩みを語り合いました。

彼も、ツイン相手のSさんに、音楽上、どんな厳しい事を言われても、カチンとも来ないし、傷つかないし、向上の助けになるのみだと言ってました。これって音楽家同士ではなかなかない事です。

2011/05/26(木) 人間性修正のチャンス’
よく、「音楽家としては素晴らしいけど、人間的には嫌い。」と言う事が起こります。。。かく言う私も、
「君のこと、音楽家としては買ってるけど、人間的に好きじゃない。」と言われてしまう事もあります。
やはりショックですけどね。。。
音楽家としてだけ付き合えるのがいちばんだけど、合わせたり一緒に演奏の場に行ったり、どうしても人間付き合いも入ります。

だけど、最終的には、音楽的才能のみでは片手落ちで、その人の持つ魂の大きさというか、愛情の深さや精神性がすべて鏡のように映ってしまうのが音楽で、やはり、人間性は重要だと思います。

録音前に、人間関係でもごたごたありますが、多分、自分の人間性を修正するいい機会なんだと思います。
すべてのことに感謝して、すべて学びとして進めなければ。。。

2011/05/25(水) 音響より雰囲気
昨日はベルリン・アウグスティム劇場でのリサイタルでした。
会場は響きが少なく、フルートにはちょっときつい音響でしたが、お客さんのアットホームな雰囲気に支えられ、いい集中力で気持ちよく演奏させていただきました。

朝からオーケストラの仕事で休みなし、でしたが、楽屋で充分一人静かに出来る時間があって、これに救われました。

今日は朝夜、シンフォニーコンサートの合わせ。いいプログラムだし、いいクオリティの曲作りなのに、合わせ中嫌味が多すぎてかなりイライラします。。。う〜ん、疲れるなあ。。。
今、録音にエネルギー溜めてるので、イライラすると、とっても良くない!いい気晴らししなくちゃ。

明日はシンフォニーコンサートの本番前にジョラに録音するモーツァルトを一緒に通してもらい、少しアドバイスもらいます。

最近、モーツァルトのピアノ協奏曲の20番と23番を好んで聴いていて、これに自分のやる曲のヒントと癒し、両方をもらってます。

2011/05/23(月) 貴重な仲間
今週は2回、ベルリンでコンサートです。録音の為の総仕上げのコンサート。

ただ、演奏会はその場の集中力だけれど、録音は3日間、ずっと最高の状態でいれるのか。。短期間に3回も違う演奏会あるし、オケも忙しいけど気力・体力は大丈夫なのか。。。ついつい心配してしまいがちです。

「あの曲が聴きたい」と言うと、厭わずすぐダウンロードしてくれてるクリストフ。一番厳しい言葉で、私を100パーセント録音準備に集中できるよう追い込んでくれたジョラ。モーツァルト研究に喜んで付き合ってくれるイリア。貴重な音楽仲間に支えられての準備、幸せに感じています。

2011/05/22(日) どんな曲でも
今夜はバレエ「嵐が丘」の本番でした。まあ、曲は、いわゆるいろんな作曲家のキャラの寄せ集め、という感じなんですが。。。

でも、若手指揮者のパヴェル氏は、すべてのフレーズに想い入れと、何より指揮する、音楽に没頭する喜びに満ちてて、全体に凄いポジティフなエネルギーに満ちてて、心から楽しく乗せられて演奏できました。

休憩時間に、
「ああいう曲でも、あなたのような情感溢れる指揮と、オーラで楽しくなるのですね!こんな楽しい仕事は珍しい!」と感想言ったら、パヴェル氏に凄く喜ばれ、

「曲はつまらないよね。。。」
「でも、演奏の仕方によるのだと、今日本当に実感しました。もっといい曲でも退屈にもなるでしょうし。。。」

パヴェル氏は、「ますますやる気でた!」
と、後半ますます深くいい乗りになっていました。

録音する曲には、得意分野でない曲もあるし、いまいち自分にあってない曲もあるのですが、今夜のパヴェル氏の、それほどでない曲にも嬉しさいっぱいの指揮ぶりに、大いにヒントもらえました。

オーケストラの仕事上でインスピレーションがもらえるなんて、ついてる日です。

2011/05/21(土) 一つ乗り越えたかな。。。
朝シンフォニーコンサートのあわせ、夜はオペラ「魔弾の射手」の本番でした。演奏精神状態は少し筒上昇してる感じです。

朝、合わせ前に数時間練習して、フレッシュな状態だとモーツァルトも色々インスピレーション湧いて練習できました。

色々動揺させられる出来事が続きますが、鍛えられてきたのか、誰が何を言って来ても、どういう態度とって来ても、割りと平常心のまま、サラッとかわせるようになって来ました。

まあ、今は録音までにエネルギー溜める事がすべてですからね。

下の写真はMDRテレビ放送より。

2011/05/19(木) 録音まで秒読み
この2日の、イータイとの合わせは今までで一番内容も濃く、喧嘩調子にもなったりしましたが、一番最終的に一致しました。

24日と28日に演奏会を踏まえた後、もうあと2週間で録音。

この5月は、イータイ自身とも人間的危機が来たし、私自身、演奏会が異常に多かったのみならず、個人的問題が来まくりで、傷つきまくりの、揺れまくりでした。

ベルリンの友人宅(日本人)に泊まってる時、ある本にいい言葉がたくさん書いてあり、その本にかなり癒され、救われました。

「問題が起こってるとき、その問題にやっきにならずに、自分の精神レベルを上げる事に集中すべき。そしたら、忘れた頃、思いがけない事で問題は解決されてたりする。」

「今、決められない事は、希望だけはしておいて、神様任せにしておいたほうが、かえっていい結果になる。」


今の私にぴったりな言葉。
今はすべてを忘れて録音に向けて最善を尽くします。

モーツァルトが、やはり難しく、特に、今のように気持ちが沈みがちな時は難しい。。。歌のつもりで吹こうとしています。

「魔笛」で、心洗われるタミーノを歌ってるイリア・ヴェーガー氏から、今日、たまたま電話が来たので、
「大事な録音にモーツァルトがあって。。タミーノ素晴らしいので、どうやって仕上げてるか、モーツァルトをどう捉えてるか、教えて欲しい」と頼んだら、
「喜んで!じゃあ、月曜に歌劇場会いましょう。週末に連絡します。」と言って貰えました。

優秀で親切な仲間に囲まれてるのに感謝してます!

2011/05/17(火) 忙しい事が今救い。。。
明日とあさって、ベルリンに、イータイとのコンサートと録音用の合わせに行ってきます。

忙しい時に限って、個人的な問題や悩みも狙ったようにくるものだ。。と、今日もある友人と話していましたが。。。

今は場所を離れて違う事に集中できる事は救いです。
いい合わせになりますように!!


下の写真は5月8日のヨハネス教会でのヴィヴァルディ「フルート協奏曲’夜’」の演奏にて。

5月絵日記の続き


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