ドイツの空の音楽日記
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2011/04/25(月) ぼろくそに言われて成長を。。。
昨日、今日と復活祭でドイツ中が休日ですが、歌劇場ではそれにちなんだ本番が続いてます。

私自身はやはり4月の終わりと5月頭に6つ続く自分のコンサートの仕上がりが気に食わなく、練習時間の割りにずっと乗りも悪かったので、落ち込み気味。ただし、練習時間が多いと、音の調子はピカピカしてくるのですが。。。

今朝はジョラに「思ったこと、何でもズバズバきびしく言ってくれ。」とレッスンしてもらいました。

そしたら、本当にズバズバと、他の人に言われたら切れるか泣くかしてしまうんじゃないかと思うぐらい、言われました。。。

「フレーズの頭からビブラートがかかってない!後でかかってくる!チェロでそういう演奏は昔から大嫌いだ。フレーズの頭からちゃんと意識がそこにないと!」

「君は綺麗な音にこだわりすぎだ!ニコレ(私の最大の師)はもう、フルートの音じゃなくて、彼のすべてをすべての音に込めてじゃないか。君の音はまだフルートだ!ほとんどの音を偶然で鳴らしてる!精神のすべてを込めないと意味がない!」

「すべてのフレーズに、歌手のように、何を歌ってるのか、意味を持たないと!ただ吹いてる!半音階の時は、歌だったら最も込める場所だ!素通りしすぎ!」

「そこのフレーズ、色んな音色で吹いてみろ。何通りできるか。。。それは音が大きいだけ。それはビブラートが多いだけ。吹く前に何を言いたいのか思ってから吹け!」

ぼろくそに言われまくりでしたが、言われる事はすべて納得。凄く良い刺激になりました。

別れ際、「じゃあ、残りの曲は今週また聴くから。その曲も、君が何を表現してるか、また聴くから。」

「うん、やってみる。」

「やってみるんじゃなくて、ちゃんと吹いてるんだから、あとは、ただ、やれ!」

もう、先生にレッスンしてもらう年でもないし、此処まで言ってくれる存在は本当に貴重です。仲間同士で言い合っても、本当に相手の成長を思っての助言は難しい。。。今日は、今後の自分の音楽へのあり方がしっかり見えて、課題がはっきりした日でした。有難いことです。

6月が録音だし、それまでに一歩成長したいところです。

下はエルべ河沿いにて。


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