ドイツの空の音楽日記
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2011/03/31(木) 続くチャリティ
マグデブルグで行われる、「日本フェスティバル」からも、4月2日に急なチャリティコンサートの出演依頼が来ました。

4月頭は2日、3日、5日と違うプログラムのコンサート続きで凄く集中力要しますが、遠くから心配してるより、何か行動させていただいて、少しでも役に立てたら何よりです。

世界中に、被災後の類まれな助け合いと落ち着きの精神を見せて驚かせている日本。これからは物質の豊かな国ではなく、精神の国として世界を引っ張る存在になるのでは、と、思ってます。

2011/03/29(火) 変わっていく私達
オケでは新しいバレエ曲と、今週からシンフォニーコンサートの合わせ、今晩は「椿姫」の合わせでした。

4月3日に日本へのチャリティコンサートも企画されたので、今週はいっぱいいっぱいの仕事です。
私はそこで、棚田のフルートソロ曲「F」を、慰霊の気持ちで演奏させていただきます。

今、それで、このソロ曲を練習しなおしています。

ドイツに居る日本人の心にも、状況にも、大きな変化が出てきています。今ほど、自分が日本人である事を誇りに思って、意識してる事は今までなかった、不思議な気持ちになっています。

2011/03/27(日) リラックスタイム
4月3日の本番でソロやらせていただける事になり、まだその練習が間に合ってませんが、こういうストレスは好きなストレスです。何とかします!

今日は、親友のM子ちゃんとジョラに来てもらい、特辛の野菜たっぷりカレーを披露。次は、M子ちゃんと、昔好きだったスパゲッティ専門店の「幻想の月」スパゲッティに挑戦しよう、と意気込んでいます。

あえて、日本の今の話、そして歌劇場の話はしないで、リラックスタイムを楽しみました。

ジョラは日常の日本語を積極的に覚えつつ、「日本では男性はいただきますもご馳走様も言わないんでしょ。」と変なことを真似しようとするので、「それは結婚してる人の話!客は言うの!」

どこで聞いてきたんだか。。。

その後、ジョラが2人を歌劇場まで送ってくれ、M子ちゃんと私は「こうもり」の本番でした。

久しぶりに心から楽しいひと時でした。また明日から励みます!

2011/03/25(金) ベルリンでの演奏会にて。
昨夜、ベルリンでのイータイとのデュオコンサートでした。

前々から企画されていた演奏会なので、チャリティではありませんでしたが、開演前、演奏者が日本人と言う事で、日本に対する支援の言葉が贈られました。

感じのいい、古き良き会場で、温かい雰囲気に支えられ、深い集中、祈りの境地で演奏させられました。
反省点ももちろんありましたが。。。

良いエネルギーに満たされ、気持ちよくそれを出し切れた思いはあります。イータイとは、テンポ感でバッチリ気が合い、凄く深いところでは別の個性で別の世界を持ってる、と感じましたが、そういうデュオも良いのだと思います。

ジョラとの演奏が、テンポ感は実は違っていて、しかし、深いところで同じ世界に居る、と、ちょうど逆のパターンになってるので、自分自身のバランスが取りやすい状態です。

下は、演奏会の帰りがけ、駅でふざける私達をイータイの奥さん、エスタが撮ってくれました。

2011/03/23(水) 歴史の転機の今
昨日、彫刻家のロスドイチャー氏からも、
「5月7日のコンサートは日本の為のチャリティにしよう」と提案あり、今日、歌劇場のシュルーダー氏とも、4月3日のチャリティコンサートについて話し合いました。

これだけ、周りの関心が日本に集中しているのも初めてです。日本は歴史的な転機を迎えたわけですね。。。何か、まだこの時に生きてる自分にピンと来ていません。でも、今までの生き方では、もう、進めない、と、覚悟が決まってきています。

水曜の夜はドニゼッティのオペラ「ルチア」の合わせ後、ベルリンに向かいます。木曜がイータイとのコンサートです。

2011/03/21(月) ドイツテレコムも。。。
ドイツテレコムも、4月9日まで、日本への電話料金を後で返してくれる、と言うシステムを始めたそうです。残念ながら、私の電話はテレコムではないのですが。。。

今の日本の、被害後の対応態度に、世界が驚いているそうですね。
歌劇場内でも、「テレビの様子で、日本人はパニックして我先にとならず、ちゃんと順番を待って落ち着いててびっくりした。他の国なら、もっとエゴな態度になって暴走が起きる。」という声が上がっています。

日本の真価が認められるって、嬉しい事です。これから良い方向に行きますように!


この木曜日はベルリンのセントラル図書館で演奏会で、今準備しています。どこに行っても、今は日本の様子を訊かれます。
だけど、興味本位でしつこく訊いてくる人には正直イライラします。。。



下はヴァンツレーベンの演奏会後、企画者のイリナ女史と、新聞社に「笑ってください!」と注意されても、恥ずかしがってカメラに微笑めなかったジョラ。

2011/03/18(金) 愛が集まる
今朝、歌劇場でのドニゼッティ「ルチア」の合わせ中、「4月3日に日本へのチャリティコンサートをやるから、志望者を集めます。」と連絡があり、「一人でも数人の室内楽でもやれます。」と志望しました。

マグデブルグで用意されてた「日本フェスティバル」も、急遽チャリティフェスティバルになり、「4月1日の19時にチャリティコンサートに出て欲しい」と連絡があったけれど、歌劇場の「椿姫」(これはフルート全乗り)と重なって断らざるを得ませんでした。

歌劇場も街も動いてくれてるのが心に沁みました。

2011/03/17(木) これから生まれ変わる日本に
昨日までベルリンで、イータイとは個性のぶつかり合いで、時にはほとんど険悪な言い合いにまでなりながら合わせていましたが、
最終的に、お互いが納得するデュオに仕上がって行ってました。

最初の本番が24日です。その日まで、もう合わせられませんが、前日の夜、オーケストラの本番後にベルリンに向かう許可を歌劇場から取り、後は個人でしっかり準備しておく事です。

ベルリンに居る間に日本からの新たな情報が入り、悪夢を見ているような気持ちの中、何とかやるべき事に集中しようとしていました。
今も、次々、どれが正しい情報なのか、何を信じてよいのか、しかし、東京の友人の家族数人が、東京から逃げ始めた事実も聞き、日本中に戦争中のような恐慌が広がってる事実を聞き、もう、かっての日本はなくなるのだな、、、と、諦めと覚悟が芽生え始めてます。

第3次世界大戦になる事を考えれば、まだこの浄化の方がましなのか。。

ドイツに居ながらして、何が出来るのか、おろおろしてるだけでは何もならないと、演奏仲間にチャリティコンサートを呼びかけ始めました。自分で企画した事はまだないので、どうなるかわかりませんが。。。


これから、全く新しい日本が生まれていくのだと信じています。

2011/03/12(土) 信じられない惨事ですね。。。
身近に、東京周辺出身の友人が3人いますが、皆さん家族が無事だったそうで胸を撫で下ろしています。

これからの日本、世界、どうなっていくんでしょう。。。想像つかない事がどんどん起こって行きますね。

昨夜は2日目のシンフォニーコンサート、直前まであらゆる団員に「君の家族は無事なのか」と質問攻めに。気持ちは嬉しいですが、演奏直前の質問攻めにはちょっと参りました。興味本位と本当の心配は違うでしょう。。。

今日は、プッチーニ「トゥーランドット」の本番直後からベルリンに向かい、水曜まで出張です。イータイとのデュオ、CDの為の写真撮影が中心です。

2011/03/10(木) 素直が一番!
今日と明日がシンフォニーコンサート。その合間に、私は個人でイータイとジョラと交互にチェロとのデュオがあり、違うタイプの同楽器と、混乱するかと思いましたが、意外と自分の演奏確立に良いバランスになってます。

昨夜は、今年の飛行機予約が従来より全然大変な事になってて、慌てて光永宅に電話させていただき、御迷惑おかけしました。

ジョラが長々日本に来る事にたいし、
「あなたが日本で嫌われないように、日本のモラルを教え込むから、ちゃんと聴いてね。」と言うと、とても喜びました。

根は純粋で優し過ぎるぐらいですが、ドイツにおいても誰が見ても「不思議ちゃん」なジョラです。
13歳からニュルンベルグのソロチェロ奏者に引き取られ、しつけよりもチェロのレッスンのみ受けてきた環境からか。。。

ただ、「ちゃんと人の目を見て挨拶する事」、「時間の約束を守る事」をきつく言った次の日から、
ぎこちなくてもちゃんと挨拶するようになり、「ジョラが挨拶してくれた!」と団員達が驚いてた事、
時間も、翌日から一分違わずに守るようになった事で、

(見込みはあるかも)と思いなおしています。変わってるけど、びっくりするぐらい素直、なんですね。


下はジョラとの、ベルシュ音楽学校での演奏会より。

3月絵日記の続き


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