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2011/02/26(土)
ヴァンツレーベンでの演奏会
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今日、ヴァンツレーベンでの演奏会でした。
本番でのジョラのモーツァルトは、素晴らしかった!!何か特別なオーラが流れてきて、そのオーラのエネルギーで、私は一緒に吹いてて、ただただ、ひたすらに楽しく、感動しながら演奏していました。(「僕も凄く楽しかった。」と本人も言ってます。)
「天から何か降りてきた状態」「自分の心の底から何かが湧いてくる状態」と言うのは経験ありますが、共演者から強烈なエネルギーが来て、魂に力を得るような状態は初めてでした。
その次にフルートソロやったのも、そのエネルギーに支えられて、やはりとても良い集中で、現実離れしたまま夢心地で吹けました。
ヴィラ・ロボスも、曲の中に遠慮なく入り込み、底から炎が迸る様な演奏に。満席のお客さんもシンとなって聴き入ってくださってるのが伝わって来ました。
演奏中以外のときのジョラは、ずっとサイレントピアノでバッハひきまくって一人で悦に入りまくり,まるでグレン・グールド状態。何かしゃべると、私が、彼が渡してきた偽名の他に本名も主催者に渡した事への変な抗議、とか、幻想に満ちた謎の計画、とか、誰が見ても思い切り変人してました。
その、変人ぶりと言うか、自分に超正直に生きてる生き様が、演奏に100パーセントの集中力と精神力を与えてるんだな、と実感しました。
今回のジョラの名演には、またとないような刺激を受けられたので、賞賛と感謝の言葉を惜しみませんでしたが、演奏会後あいかわらず変な態度ばかり取ってくるジョラです。でも、演奏家同士では、演奏がすべて!心から尊敬できる存在に感謝です!
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