ドイツの空の音楽日記

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最新の絵日記ダイジェスト

2016/10/24		パリでのリサイタルにて
2016/04/10		2016年は困難の年？
2015/09/28		ハルバーシュタットでのソロ演奏
2015/09/02		信じよう！！
2015/08/18		２０１５年日本公演を終えて

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	2011/10/30(日) ラスト・コンチェルト

オスターヴィエクと言う街で、今シーズンの『フルート協奏曲』ラストコンサートでした。今回のヴィヴァルディ『ごしきひわ』は、明るい表現意欲に満ちてて、表現する事の楽しさを自分でも味わってるような演奏で、グループとも良い感じに息が合ってました。

ただ、私って、本番で凄くのってると、息が足りなくなる。。。
冷静な時は全然そういうことが無いのに。。。

音に疲れが出てる気がして、精神的にはやりたい事が溢れてるのに、音質が付いてくこれてない印象が自分でありましたが、救いは、お客さんにその乗りが伝わり、一楽章から嬉しそうな拍手がなかなかやみませんでした。精神の方が伝わってる実感に励まされました。

今日は、本当はこのコンサートにコンディション整えたかったけれど、早朝から親友に大変な試練があって、「来て欲しい」と頼られてほっとけなかった。。。結構ハードな日でした。

今週は自分でもよく頑張ったと思います。何より、睡眠不足がこたえてます。明日は無理しないで、ヤナーチェクの『イェヌファ』本番ありますが、それ以外はゆっくり寝ようかな。。

	2011/10/29(土) ハードスケジュール

今週は異常に忙しくて、睡眠不足です。。。
でも、明日はヴィヴァルディのフルート協奏曲の今シーズンラスト・コンサートです。

朝からまた忙しいけど、夕方17時には良いコンディションで演奏できますように！

物事って、忙しい時に限って、全部まとめて起きる物です。
またゆっくり書きます！

	2011/10/23(日) しごきに感謝！

昨日はベルリンのシュパンダウ文化会館でのリサイタルでした。
イータイとの、6月にCD録音して以来の共演でしたが、自分でも、”あれ？私、意外と伸びてる？”と思ったのが、どんな状況でも以前よりそれぞれの曲の世界に深い集中が出来るようになってる気がしました。異次元への入り方のコツを突然掴んだと言うか。。

イータイも、「敦子は凄く良くなった！」と珍しく何度も言ってくれました。夏休み中、このプログラムでロマコフ先生にしごかれて『何やってんだ！』と怒られまくってましたが、思った以上に勉強させてもらってた事に気付いて嬉しくなりました。

春にCDカバー用に写真撮影したのが、CD会社に『これは使えない』とクレームが来たので、今日、撮り直しをしてきました。

今回の方が、カメラマンも若手でやる気のある人で、音楽家の希望も取り入れてくれ、前回よりは良い手応え感じました。
さあ、今回は使えるでしょうか。。

右は会社で不評だった前回の写真撮影より

	2011/10/21(金) え～ん、良かった～！！

今日は、忙しいのに、朝からすべてのカードと保険の入った財布をなくす、と言うへまをやってました。。。

明日からコンサートでベルリンに行くし、今日は一日仕事で練習もしたいのに、『どうしよう』と焦りまくり。歌劇場も自宅も探しまくって、思い当たる店にも訊いても、出てこない！

だけど、「次はなくすなよな～。」と言う、呑気な友人の言葉に拍子抜けして、なんとかなるさ、と思ったとき、
「あなたの財布を預かってます」と、歌劇場のカンティーネから電話が来ました！

一度諦めたものが出てきたときって、本当に嬉しいですね～！すぐに、音までもキラキラ輝きました。

この喜びで、明日、ベルリンのコンサート、明るい音で満たしてきます！
（財布の出てきた喜び、なんて、聴きたい人いないですよね。。。。）

	2011/10/18(火) 流れが変わった日

すっかり冬並みに寒くなりました。
ヒーターを入れ、セーターに冬コートで過ごしています。

この数日、どうしても抜け切れなかった恐怖心と怒りを、立場から言えば一番話すべきでない人に、今日、正直に打ち明けました。
「君の考えすぎだ。」と笑われたけれど、それで気持ちはスッキリして、スッキリしたとたん、その人に問題の御夫婦から電話があり、「よろしく」伝えてもらう事で一気に問題解決に！

まずは気持ちがすっきりする方向に動いてみるものだ、と実感しました。

このとこ朝晩と、ヤナーチェック『ジェヌファ』の合わせです。

	2011/10/16(日) 強い霊感とコントロール

パウルス教会のリサイタルで、バッハのソナタ　ロ短調を中心に、テレマン、モーツァルト、と、バロック中心プログラムでした。

バッハのソナタでは、凄く強いインスピレーションが湧き、これだけ込めた事ないほどのパッションで吹きました。２楽章も、何か大きな力が私をわしづかみにしてるようで、なった事ない境地でした。

ただ、インスピレーションが強くなると、時々息を支えきれなくなるほどの鼓動がきます。それでも、何もなくて完璧なコントロール利いてる演奏より、こういうほうが自分では嬉しいし、人の演奏聴くのでも、乱れがあっても何か来てる演奏聴きたいですが。。。

遠慮しないで、楽章の間をあけるとかしても良かったかな。。

でも、嬉しい経験させていただけました！！

	2011/10/13(木) なぜ？

明日から、ボンとケルンから『カメラータ・ボン』のヴァイオリニストとチェンバロ奏者が来て、２日あわせ、日曜日にコンサートです。
ところが、明日からオーケストラも全のりで朝晩あるので、結構ハードな３日間になります。。。

一昨日の夜から今朝にかけ、思いがけない人に思いがけないストーカー行為を開始され、怖くて家で寝てられない状態になり、クリストフとジョラに助けてもらってます。

普段、自分が外人である事などわすれてドイツに溶け込んでるつもりですが、やはりアジア人女性は、舐められやすい！！

クリストフに、「君はドイツ語の意味はわかってるけど、まだ、相手がどういうつもりでその言葉を言ってるのか、読み取るとこまで行ってない。それはネイティヴだったらわかることだ。
わかってれば、相手をそこまでその気にさせる前に対処できるはず。」と、自分の守り方を指導されてます。

思いがけないストレスで今日はガックリ疲れてしまいました。。。

	2011/10/11(火) 色々難航してます。。

イータイとのCDは、発売は来年の４月だそうで、今また、会社から『前回の写真は使えない』と言ってきて、来週のベルリンのコンサートの後に急に撮影しなおし。それまでにダイエット、と思ってるけど難航してます。。。

もっと難航してるのは、自分のソロ曲のバージョン選びです。
ああ、これって頭痛い！！ついつい、後回しにしっぱなし。。
演奏する方が全然楽です！！

今週はパウルス教会でチェンバロとリサイタルです。バッハのソナタ中心ですが、天候も重くなり、抱えてる個人問題も重くて、バッハが演奏したい精神状態です。

今日は練習の後、ある友人と真面目な話し合い。明日かあさってはその友人の父親交えての話し合い。こういうとき、私は自分がドイツ人ではない、と言うことを半分忘れてます。
住んでる国に文化も人情もどっぷり浸かれてるのは、ある意味幸せな事かも。でも、精神的にはもはや国籍不明の人間ですね。。。

	2011/10/10(月) 暖房代わりの踊り

今年はドイツにしては珍しく夏が長かった年で、４月ぐらいから、つい数日前まで、半そででも過ごせる日が多かったんですが、急にすっかり寒くなりました。

もう、冬のコートでないといけない寒さ。中間服の期間はほとんどなく、このいきなりの寒空に、風邪がはやりまくりです。

日本の温泉が懐かしくなるのはこういうとき。。。

今月、教会でのコンサートが３つ続きます。しっかり温かいドレスを考えないと、今年はこの温度差ギャップで余計凍えそう。
まだ暖房も入らないので、部屋で寒くなるとちょっとサルサなどかけて踊って、温泉代わりに温まってます～。

	2011/10/08(土) 天の恵み

スタートから、２回のシンフォニーコンサート、２回とも『内面から溢れる』ソリストを迎え、得る物大きかったです。

プレスラーは、まったく力で弾いてる印象がなく、どんな場面でもピアノをなでているような印象。そして、あくまでその音楽の持つ精神のみを引き出し、本番では音以外のオーラがオーケストラを包んだ感じでした。

その、天から降るような澄んだ響きは、プレスラーの内面の世界の広さ、なんでしょうね。今回、自分も『年とともに成長する音楽家でありたい』ととても思わされました。

ところで、この数日、どうにも苦しくて『答えが欲しい』と祈ってたら、今日、思いがけず、答えが来た、と言うことがありました。

最近よく、『気まずくなってる・・さんとの、今日の合わせが良い感じに、有意義になりますように。』ぐらいの祈りだったら、毎回、聞きとげられてるな、と思うことが多いです。

10月絵日記の続き