ドイツの空の音楽日記
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2011/01/20(木) 恥はかき捨て、結果重視!
今日、明日はシンフォニーコンサートで、シューベルトの未完成交響曲、ブラームスの「悲劇的序曲」、コープランド「アパラチアの春」、バーンスタイン、など、聴き易い曲目で客受けしています。指揮者は、本番になると、オーラとかエネルギーのない人で、ちょっと退屈。。。

その前に、録音前の本番に向けて、ヴィラ・ロボスの曲を練習し直してましたが、この曲、どうもまだまだ自分のものになってる自信がない。。。録音だと言うのに。。。

(誰か、ヴィラ・ロボスの精神を深く理解できてる人いないものか。。)と思ってて、今回のバラエティプログラムのシンフォニーコンサートでも、どの曲も(この人、曲の真髄ついてるな)と思える演奏してるジョラ君に、休憩時間、思いつきで、

「ねえ、何かヴィラ・ロボスの曲やったことある?」と訊くと、意外にも、
「ブラジル風のバッハはいくつもやった。」との答え。そんなに誰でもやる曲ではないのにね!

「じゃあ、ヴィラ・ロボスの精神も理解してるんだね?」「うん、割りとしてると思うよ。」「実は、録音に向けてやってる曲が2曲あって、どうも自分のものにならなくて苦労してるんだけど、レッスンしてくれる?」と頼んでみました。

「楽譜さえもらえたら、喜んで見といて、助けてあげる。もう、心配しなくていいよ。」と、頼もしい答え。

「モーツァルトやってあげるって約束も、僕、忘れてないんだよ。やるからね。」と言ってきたので、
「録音にも、モーツァルトも一曲あるんだけど。」と、こっちも見てもらうことにし、この際、録音に関しては精神性では色々頼ってみようか、と思い始めてます。

この人はかなり変人で、約束事も相当つつかないと守らないけど、音楽の精神・演奏だけは天才的!
それで、自分より全然若い音楽家に頼る、というのも情けない、と言えばそうだけど、身近にこんな天才もいないので、恥はかき捨て、と思うことにします。大事な事は、どうやってでも、曲を完全に物にして、いい演奏する事!


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