ドイツの空の音楽日記

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2010/06/29(火) やっぱり出遭いの時期？ シンフォニーコンサートのゲネプロ中に日本対パラグアイ戦で、（サッカー・ワールドカップ）途中の、曲の変り目に、遅れて入ってきた金管の連中が「日本、負けたよ」と教えてくれ、ガックリ！ため息つきながら吹いたドボルザーク8番でした。 しかし、個人的には今、びっくりするぐらい出遭いが多い時期です。 昨日は、いきなり、手が届かないと思ってた著名な演奏家から電話が！ 宇部公演が密かにドイツの演奏家に評判になり、思いがけない処まで話が行ってるお陰で、ヨーロッパでまで凄い方々と出遭えてます。本当に宇部の方々に感謝です！

2010/06/27(日) 出遭いの数々 このとこ真夏の気候です。すっかり気分は夏休み。。。 今日もドイツが英国戦に勝ったし、ドイツはワールドカップで盛り上がりまくりですが、先日の日本対デンマーク戦はびっくりしました！　　 帰って来たら、もう後半に入ってましたが、日本のチームワークも動きも凄い！3点目のシュートはリアルタイムで拝めました。日本の評判も上がって，嬉しい限りです！ このとこ、いくつか新しい出遭いがあって喜んでいます。 オーケストラの中では試験で皆を圧倒した、ヴィオラのJ君、仕事始めたら、気持ち良い青年で、気もあって、冗談ばかり言い合ってます。うちのオケに良い風を吹き込んでくれて感謝！奥さんも凄い日本人ヴァイオリニストで、親切なメールいただきました。 アンナに紹介されたヴァイオリンのA.パウルさん。まだメールのみのやりとりですが、ベルリンフィルで堂々のデビューして、ベルリンの売れっ子スターでも、奢ったところのない誠実なやり取り、親切な書き方してくれ、一緒に演奏するのが楽しみになっています。 今日はわざわざロストックから、この私に聴いて欲しいと、若きフルーティストのMさんが来てくれました。音楽に、楽器に真摯に向き合ってる姿に嬉しくなりました。良い人との出遭いは何より生活豊かにしてくれますね！

2010/06/26(土) 甲斐あって 見つかりました〜！この数日探していた、相応しい演奏家が。 昨夜、オケの本番の直前までアンナと携帯で打ち合わせしてた直後、アンナとダニエラが一番「彼女が良い」と言ってた人が喜んで予定を合わせてくれました。 アンナが「彼女なら、絶対素晴らしい四重奏になる！」と大喜びなので、その様子を見て更に私も安心しました。実力だけじゃなくて、四重奏となると皆の息が合うか、も重要なので。 今からシンフォニーコンサートの練習です。 片付けなくちゃいけない雑用も溜まってますが、やっと今日は一息つけます！

2010/06/24(木) 苦しい時 今週は朝シンフォニーコンサートの練習、夜は屋外劇場で真夜中まで、なので結構きついです。精神的に結構来てるので、オケの中の親友と、気の合う新しい仲間の3人で食事するのが、今の唯一の気晴らしです。 明日、初めてオルガンのジョルダン氏と合わせです。元気に出来ますように！ ヴァイオリンは一人が断ってきて、もう一人はまだ返事待ち。アンナが「もう一人訊きたい人が居る。」と。I君が横槍入れてくるのでまたこれも面倒です。 とにかく天に「早く相応しい人を与えてください！」と祈りまくりです。

2010/06/22(火) 落ち着かない今 急にヴァイオリニストが欠けた件で、アンナがすぐに一緒に動いてくれて、すぐに良いヴァイオリニスト二人に声かけてくれてます。返事待ちの間動けないのもつらいですが。。。 昨晩は少し頭が混乱してるまま、バッハの「管組2番」の仕事でした。行ってみたら4人のバレエダンサーとのコーボレーションで、始めに団長のシュナイダー女史とテンポあわせしました。 その合間にイータイから、「同じ4人で9月の頭に練習としての本番を企画したい」と電話があり、「これも急ぐ」との事で、何だか今落ち着かない私です。これからオーケストラの仕事で、ソロチェロと第2コンサートマスターの入団試験の審査ですが、上の空になりそう。。。

2010/06/21(月) ショック！ 夜中にヘトヘトと仕事から帰って来たら、一緒に演奏するはずの仲間から、「オーケストラの嫌がらせで一緒にコンサートに発てなくされた！本当に悔しい！申し訳ない！」とメールが。。。！！ え〜〜〜！！！ そういう嫌がらせは、しかし、私もよくやられてるので、オーケストラ内では自分のコンサートの話はなるべくしないようになったんですが。。。困った。。。 救いは、彼女が何日か日本に残りたいが、いつまでか未だ解らない、、、どこどこに寄りたい、など、色々希望で待ってた状態だった為、飛行機の購入できていなかった事。なにが幸いするかわかりませんね。 いや、困ってる場合ではありません。明日の朝からすぐ次の手をうたなくてはです。 企画していただいてる方々に本当に申し訳ないです！！全力で次の手を打つのでお許しください！！！

2010/06/19(土) 本番でダイエット？ また急〜に寒くなってしまいました。昨日の午前中まで真夏の暑さだったのに。。。今、毎日夜中に屋外演奏してるオーケストラにとっては天候の激変はつらいです〜。 昨日は一日中、夜中まで本番やってた甲斐あって、体重は苦労なく元に戻りました。（やった！）しかも、途中イチゴのケーキもご馳走になったし、夜の本番前には大きなアイスクリームも食べたのに。やっぱり本番ってエネルギー使うからね〜。 いや、こんな事で喜んでたら不謹慎ですね。 月曜の本番の為にまた練習しなくちゃですが、今日はさすがに疲れてます。1日本番やっても平気だけど、夜中の外の仕事はこたえるみたいです。

2010/06/18(金) 忙しさに期待 マルコ氏から電話があって、月曜日、急にバッハの「管組2番」をやらせていただく事になりました。昨年一緒にこの曲であちこち周ったし、すっかりレパートリーにしていただけて幸せ！ 今日はスザンネとのデュオで、フェストゥング・マルクで夕方から本番です。その前に、「自分の子供の行ってる保育園でもボランティアで一緒に演奏してくれないか」と言われてて、これも喜んで引き受けました。 今日は1日3回の本番になって、大変と言えばそうですが、3回も本番やったら、現在夜中の外の本番に偏って危なくなってる体重にも効果あるかな、と変な期待もしています。。。

2010/06/16(水) 急に窮地の歌劇場 うちの歌劇場の女社長が、スキャンダルを起こしてしまいました。夜中に酔っ払って、警察官数名に凄い罵詈雑言を吐き、その内容があまりに酷いので、逆に警官2名から名誉毀損で訴えられてしまったのです。 最初、「すぐに謝れば訴え取り消す。」と言われたのに、テレビの公式の場で「そんな言葉言った覚えはないし、生涯でも使ってない。」とシラを切り、『私を社長としてチヤホヤしない警察が悪い、』と言わんばかりの態度。市長の意見にも耳を貸さず、スキャンダルが大きくなってしまった事態がテレビ、ラジオ、新聞で大公開されています。 街の芸術・文化の象徴である彼女が自ら醜態をさらして訴えられてしまったら、市長としては彼女を首にするしかない。そうなったら只でさえ経済難の時に、街と歌劇場に大きな打撃が来るのは避けられないでしょう。 上に立つ人が人格者でない場合、その下に居る者たちはこう言う事で職まで危なくなる。 ドイツ全体を見ても、メルケル女史が個人の金儲け思考でしか動いてない、ドイツの将来などどうでも良いことが見え見えで、市民はハラハラしてますからね。。。

2010/06/15(火) 一番太陽の輝く日 一昨日、ドイツが「サッカーワールドカップ」でオーストラリアと対決しましたが、我々のオーケストラは屋外劇場の真っ最中で、「おーっ！」と外から歓声が上がるたび、「また点が入ったか！２対0か？！」など、ソワソワしまくりでした。 開演直前に、「一点入ったぞ〜！！」とどこからか叫び声が上がり、休憩時間には皆テレビにしがみつき、その間に3点目と4点目がはいり、演奏もそれで嬉々として盛り上がってました。いや、むしろ、後半は悲劇なんですが。。。 悲しい哀愁のフィナーレを演奏してる最中に、外からは「オーレーオーレー！！」と凱歌があがり、車がそれぞれファンファーレを鳴らして、公演そのものは何だか良くわからない状況になったのも、屋外劇場でしか味わえない雰囲気でしょうか。。。 昨日は日本とカメルンの対決日本は一点取れて勝ちましたね〜！！ その一点、最後まで守れてホッとしました。 日本で観てれば盛り上がりまくりなんでしょうけど、ドイツで、ドイツ人と一緒に観てても、私一人盛り上がって、周りは「どっちもひどいマンシャフトだ」と批判ばかりなのには、久々に「自分はここで外人なんだな〜」と思いました。。。

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