ドイツの空の音楽日記
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2010/03/15(月) 春に肩張る。。。
今日からスザンネとデュオの合わせを始め、肩こりがひどくて調子今一だったのも、そう言ってられなくなって、今日はくたばるまで練習し通しました。

室内楽はどんな曲であってもどんな編成であっても責任感あって夢あって時間を忘れて没頭できます。今日の夜のオケの仕事の時は疲れてほとんど意識なくなってましたが。。。

オケのほうは、ヒンデミット「画家マチス」ブラームス「交響曲4番」ハチャトリアン「ヴァイオリン協奏曲」。子供の頃から大好きで聴いてた曲ばかりですが、オーケストラは絶対的に、自分が乗って吹くより聴いてる方が好き。好きな曲なのに全然楽しくないのはなぜなんでしょうね。うちのオケが下手なのかな。。

肩こり対策に、毎朝少しずつストレッチやってます。

2010/03/14(日) ドイツ人はスランプ知らず?
この前、ある画家に招待されて、色んな話に花を咲かせ、「その時私はスランプで、、」と言うと、このスランプと言う意味が通じず、(そう言えばドイツ語でなんて言うんだろう)と尋ねると、「?コンサートがあまりない時期?」「いえ、外で起きる事でなくて、内面からの力がなくなって出来なるなるとき」「???」

スランプってドイツには無いようでした。

今も、クリストフに「スランプって知ってる?」と、説明しても、「調子が悪くなる時期?スポーツにはあるのかな?」
「いや、芸術やってる人も誰でもあるでしょう」と言っても、やはり通じませんでした。「無意識の作用かな?」と不思議そう。

ドイツ人にはスランプが無い!精神構造が違うんだか、うらやましい人種です。

スランプと言うほどじゃありませんが、この数日、練習しててもどうも調子が出なく、「でも、演奏会までまだ2週間あるから、それまでには戻す!」と思ってます。

下の写真は3月頭に旅行で行った、オストゼー(北側の海)です。私が立ってるとこ海なんですよ。凍った海の上に雪が積もって、海に見えませんが。。。

2010/03/12(金) 室内楽劇
今朝はオケの仕事と言え、珍しく8人小編成の室内楽的仕事でした。指揮者もなしで、ピアニストが合図しながらの合わせ、まるで室内楽の合わせのようでひたすら楽しい3時間でした。

横で演奏してたのが、年間契約で、滅多にソロなど吹くことがないオーボエのサミュエル君で、魂から響いてくるような深いフレーズ感と心地良い音色に「この人上手い!」と感心し切りました。人柄が、こう演奏に反映するものなんだな〜。

その後クリストフに電話し、「サミュエル君、物凄く上手いんだよ、音もフレーズも!びっくりした。」と告げると、
「惚れたか?」
。。。。。あのな〜〜〜〜〜。。。

昨日は何ヶ月ぶりでか、自転車通勤を試みてみましたが、まだあちこち氷が張ってたり、雪の山があったりして、かなりハラハラしながら運転で、ドッと疲れました。それで、氷の張りまくってた今朝はまた電車通勤に逆戻り。しかし、冬の間に体力衰えてるのも実感し、明日はなるべくまた自転車通勤にするぞ、と思っています。

2010/03/10(水) ジブリからの刺激
ジブリの「耳をすませば」を、コンピューターで何気なく見始めたら、思いがけず引き込まれました。急に自分の生き方を真剣に考えたしずくが、周りの受験戦争の常識に捉われず、あくまで自分が何をしたくて何が出来るのかに真剣勝負する姿に素直に打たれました。

「思いでぽろぽろ」も、世間的には安定した職もある主人公が、急に自分の本当の生き方を見つめなおす場面が妙に気に入ってるのですが。

ドイツも、かなり、「何歳で大体どうあるべき」という常識感が強く、それに捉われすぎると自分の本当の夢を失います。

大切なのは何かをやる情熱と愛が、心の中に満ちてるか、であって、「普通あるべき事」を気にしすぎてた自分へのいい反省になりました。

2010/03/09(火) しつこく雪景色のドイツ
今月急に入ったフルートとヴァイオリンのコンサートに対し、昨日で前々からやりかけだったデュオ用カルメンを仕上げました。いざ印刷しようとしたらこういう時に限ってインク切れ!買いにいく暇ないのでなんとか無理矢理印刷して、抜けた部分は手書きにして仕上げました。

今週はバロックフェスティバルで、オーケストラではテレマン曲集です。

自分のコンサートに仕上げる曲が増えてるのに、今ひとつまだ準備に乗れてません。今週でペース取り戻さなくちゃ。。。

2010/03/08(月) ありがたい仲間
昨日1日、リューネブルグと言う街にオケの遠征演奏でした。
メインがベルリオーズの幻想交響曲。全く響かない会場で、あまりに余韻がないために団員同士の音も聴こえにくい、しかも事前合わせもほとんどなかったし、現地のゲスト指揮者もよく振り間違える人で、かなりハラハラする演奏会となりました。

うちのオケが遠征や演奏旅行が少ない事に再び感謝する出来事でした。やっぱり遠征ってきつい!自分の練習時間も取れないし、長いバス移動の時間、皆ビールばかり飲む事になって体にも悪い。

今朝はソロチェロの入団試験の後、ファゴットのゲルトと、ボザのソナチネを初めて合わせて見ます。昨日の疲れは残ってるんですが、有意義な合わせになりますように!

昨日はコンマスのバーバラやインゴが、「先日の君のソロが本当に良かった、そうであるべき理想だった、」と、とても励ましてくれ、ストレスに終わった休暇が救われた思いでした。「ありがと〜!」

2010/03/06(土) ストレスに終わった休暇
5日間の旅行からかえってきた夜、歌劇場から電話があって、「明日の朝、ソロを吹くはずのフルーティストが来ないから、練習代にあなた吹いてください。」と電話がありました。
「え〜!!明日の朝ですか!練習してませんよ!」

こういうの、普段練習してる時だったら喜んでやりますが、丁度5日吹いてない時。「練習は、1日さぼると自分にわかり、2日サボると周りにばれて、3日サボるとお客さんにわかる。」と言われてるぐらいで、5日吹いてない時にたとえ練習代であれソロで人前で吹く、というのはありえない状況なんです。

電話があった後、わりとすぐ、何とか歌劇場に行ったけれど、2時間ぐらいでグラグラに疲れて駄目。
当日(昨日)朝、なんとか早起きして直前に2時間たらず譜読みして、何とか朝の練習でそのソロ、ほぼ初見のまま吹ききりました。

こう言う事やると、オーケストラの団員の反応は2つに別れてました。「良かったよ〜!よくやった!敦子の実力見せるきっかけになって良かったね!」といってくれる人と、「なんでお前がやるんだよ。なんで契約した奏者じゃね〜んだよ!なんでその人来れないんだよ。」という攻撃する人。こっちだって無理やり頼まれてストレスいっぱいなんだから、攻撃して来る人って凄いストレスです。。。

こうしてそうまとめでストレス解消するはずだった5日間の休暇はストレスで終わってしまい、明日からまたオーケストラのツアーです。後に残ってるのは団員からの攻撃をめぐってクリストフとのケンカのみ。ああ、もうオーケストラってやだな。

「良い音楽に集中する」と言うのは、私の人生の最高の喜びですが、もっともっと精神的に大きく強くならないと、なかなか難しいです。


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