ドイツの空の音楽日記
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最新の絵日記ダイジェスト
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2016/04/10 2016年は困難の年?
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2010/02/27(土) 明日から数日、日記休みます
明日から数日出かけるので、今日は朝からバタバタしています。夜は「ジャンニ・スキッキ」「ノッテ」のプルミエール、その前にしっかり練習もしたいし。。。

あるコンサートで、「ホテルが必要な場合、3月までに知らせてくれ」とあったのを思い出し、今朝慌てて電話して、留守電だったので一応手紙も書いたり、痛みかけてる野菜を料理したり、溜まってる洗濯したり、、ああ、あっという間に時間がたつ!!

しかし、このとこやっと太陽もちょくちょく顔を見せてくれ、冬眠終了,と言う感じです。

2010/02/25(木) 試験と思えぬ演奏
今朝のヴィオラ入団試験審査、3時間半以上もかかって普通の仕事の半ノルマしかもらえない、割りの合わない仕事ですが、聴けて良かった!と思える、本当に上手い人がいました!今回は運良くその人が通り、嬉しくなりました。台湾人男性です。

「またアジア人かよ」「アジア人ってクソ真面目で勤勉だから通るんだよな」と言うような、決して皆が東洋人を取った事を喜んではいない反応も結構あり、(そうだ、私も東洋人。本当に喜ばれる存在ではないんだ。)と思い出させられました。

しかし、この人の演奏は国を越えてる、と思いました。オーケストラの中で働くのはもったいない、ソリストとして活躍すべき音楽性、構成力、テクニック、と思います。まあ、オケで働きながらソロ活動やってる人も充分いますが。

その人の演奏に刺激受けて練習に燃えて、夜のゲネプロは疲れでかえってハイになってました。良い刺激が続いてちょっと若返った気分です。

2010/02/24(水) 嬉しい出会い
前にコラボレーションさせていただいた、画家のボリッシュさん夫妻に、ずっと「自宅へどうぞ」と招待されていて、普段から腰の重い私は今日、やっと訪ねさせていただきました。

これが、思いがけず凄く楽しくて、世代も違うのに(息子さんが私と同年だった)話がぴったり合って、気がついたら4時間経過してました!

芸術に命をかけてるご夫婦ですが、人柄は凄く控えめで謙虚で、私の事もどこか仲間として受けれていただけた感じがして、ますますこの街で生きていく事が頼もしくなりました。心で通じる、音楽家以外の芸術家との出会い、とてもありがたいです。

お陰でその後、練習中に色々インスピレーションも湧きました。
とても出不精な私だけど、こうやって刺激をもらうにはやはり少しは出歩かなくちゃ!
オケは今日、明日はジャンニ・スキッキ、N.ロータの総仕上げ、明日の朝はヴィオラの入団試験です。

2010/02/22(月) 日本映画三昧
時間に余裕のあった先週、3本続けて日本映画を観ました。
「佐賀のがばいばあちゃん」「「ほたるの星」「化粧師」です。
「佐賀、、」と「ほたる」、久しぶりに涙流してさわやかに感動させられました。いずれも古くからの日本のよさ一杯で、悲しい話の涙でなく、人の思いやりや、力をあわせる喜びに素直に感動できるのが嬉しい映画!しかも実話なんですね〜。見て良かったです!ただ、「がばいばあちゃん」の最後の10分だけ見れなかったんですが。。。仕方なくネットでストーリーだけ見ました。

やっと、長い長い暗い冬も、太陽に負けてきたか?と言う雰囲気です。ただ、夜は昼間溶けた雪が再び凍って、あちこち歩くの危ないのはかわりませんけどね。

2010/02/20(土) 寝不足
もうこれで4夜続けて、クリストフが寝室でコンピューターばっかりやって、すっかり寝不足なんですけど。。。

今日も朝からN.ロータの合わせ、夜はカルメン本番、合間には自分の練習したいのに、仕事にいくよりベットに戻りたい気分です。

昨夜は2時ごろになって、さすがに「まだやるなら他の部屋に行って!!」と追い出しましたけど、何故寝室でやる?今からストレッチやって体目覚めさせます。

2010/02/19(金) 雨が降ってぐちゃぐちゃの雪。。。
春先のフルートのみリサイタルの曲目、ほぼ暗譜は全曲仕上がって、一番てこずってるのが贈呈していただいてるG氏の新曲です。流れが止まってる曲の暗譜って難しい。。。なんとか方向性を持たせて仕上げなくちゃ。。。

今朝はバス・クラリネットの一年契約の入団試験、審査員の一人をやってました。言えば、こういう審査員やるのって気楽な仕事です。だって、受ける方は大量の時間とエネルギーかけて仕上げ、必死でその場に臨むのだから。

それを考えると、しばしば「何であの人が受かってこの人が落とされるのだろう」的、納得いかない結果が出やすいのって、本当に不条理。音楽に点数など、本当はつけられないものね。

2010/02/17(水) 久しぶりの晴天!
うちの歌劇場、オペラ「オルフェウス」が大好きなようで、この前までグリュック作曲のオルフェウス、先日はオッフェンバッハのオルフェウスの最終公演やったと思ったら、来月からテレマン作曲の「オルフェウス」が始まります。お客さん、どれが何だか混乱するのでは?

日本の映画を観てたら、よく「おかあさん」と言う言葉が出てくるようで、クリストフが覚えてしまいました。
それはいいけれど、盛んに私に向かって「オカアサン」と呼ぶようになり、色気も何もありゃしないです。
「倦怠期の夫婦みたいだからその呼び方やめて!」と言うと、今度はどこからか
「おばあちゃん」を覚えてきて、「オバアチャン」と呼び出しましたよ。。。
この〜、、、そのうち舌がなくなるぞ!

2010/02/15(月) 削り節の魅力
昨日も今日もさっそく、ただいた鰹節の削り器で、削りたてカツオブシのおいしい食事を作りました。

色も鮮やかで、綺麗な赤色には見とれるほど!香り、味、噛み心地、全然違います。これに見合った料理が作れなくても、クリストフはその新鮮な削り節に魅了されて「おいしい!」を繰り返しています。

父から、「今では削り器など、博物館ものになってる。敦子が生まれた頃にはもうなくなってたものだけれど、自分が子供の頃はまだあって、時々削り節を作る手伝いをさせられたものだ。」と、懐かしんでのメールも来ました。

「これだけでビールのつまみになる。」とクリストフ。
うん、それは夜の間食でヤバくなってる体重にも、いい対策かも!

2010/02/13(土) びっくりくりくり!
宇部でお世話になってる木下市議会委員と、今企画の事でメールやり取りさせていただいていますが、
「昨年コンサートでお世話になった草田社長が、古賀さんに鰹節を送ってあげたいと言われています。」とメールをいただきました。食事会の時に「鰹節が買えなくて、、」と言った私の言葉を覚えていていただいたのです。

「多分、ドイツには食料を送れないのでは」
「では、社長の海外出張の際にドイツから送りましょう」

私、鰹節ぐらいなら、まあ、そんなに重くないし、御迷惑にならないかも、と思っていたんです。。。

ところが!

今日、届いたのは、下のような立派な桐の削り器と、何本もの立派な本カツオ!!もちろん、削った鰹節も何袋も入っていて、すべて土佐から取り寄せた最高級品です!

もう、びっくり!!びっくり!!したのと、こんな重い物をわざわざ海外旅行に持ち歩かれたなんて、申し訳ないです。

削り器は、小さい頃おばあちゃんの家で見たことがあるような気がする、ぐらいの存在でしたが、これで、クリストフも共に正式な日本の味と食文化を知っていける事になり、感激です。

さっそくネットで正しい削り器の使い方を見ています。
大事に重宝して使わせていただきます!!本当にありがとうございました!!!

2010/02/12(金) オイストラフ
何気なく、ダヴィット・オイストラフでハチャトリアンのヴァイオリン協奏曲聴いてたら、「やっぱりこの人、凄いな〜」とため息出ました。

音の粒がクリアでいて、全体に生命力溢れてて硬さが全然ない!テクニックが凄い人なら、今の時代いくらでもいるけれど、オイストラフの演奏からは、何か大きな温かい宇宙的な物を感じ取れるから、時代が変わってしまっても愛され続けてるんですよね。

ため息つきながら、「少しでもあのレベルに近づく練習しよう。」と思いなおしてたら、急に周りの団員に「敦子の音、いいねえ!もっと聴いてたいよ。」と言われ、ちょっと嬉しくなったりして。

常に何かに刺激受けてないと進歩ないですね〜。

昨夜はオルフェウスの本番の後、なかなか来ない電車を待ってたら、珍しくコーラス団の数人と一緒になりました。その人も、「自分も良い刺激を求めて、よく実家のライプツィッヒに帰って良い演奏聴くようにしてる。」と。偉いな〜。

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