ドイツの空の音楽日記
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2010/10/09(土) 思いがけないフォッケローデ公演!
「一人相撲になるかな」と思ってた、今日のフォッケローデでの、フルートとオルガンリサイタル、思いがけなく、「何かが降りて来た」ような演奏になり、ジョルダン氏とも温かい交流のあるデュオになりました!

暗くなっていく教会の蝋燭の明かりが幻想的で、その雰囲気のままの音の響きを自分でも味わっていました。音の調子も、本番で絶好調になり、それよりも、優しい何かに操られてそう演奏したくなるような、天啓に満ちた状態に。昨日まで息が合わず、ギクシャクしてた事を思うと、考えられない状態です。

フォッケローデに向かう車の中で、今まで全く何の会話して良いんだかわからなかったジョルダン氏に、思い切って個人的な話もいろいろして見てました。本番前は、静かにしていたいことが多いけれど、今回の場合、お互いの間に部厚い壁のありまくる関係と演奏になってる氏とは、まずは打解けることだと思ったので。

クリストフに、「ジョルダンを誘惑する気か?」と言われた程、自分らしくない可愛いカッコもして。何でもいいから、打解けるきっかけが欲しかったのです。

それが功をなして、本番前にはやっと笑顔も出て、本番中、お互いの目を見合って微笑みあう、良い感じになりました。全然愛想のない方だと思ってましたが、普段、人の上にばかり立つ立場で、その他は一人でオルガン演奏で回っていて、歳や地位の離れた人と対等に付き合うのに慣れていないのだと感じました。

演奏会、本当に良い雰囲気で、お客さんも会場に入りきれないぐらい満員で、笑顔の拍手で送り出され、私達二人とも幸せに教会を後に出来ました。それで、「これで終わりでなく、またきっと共演しよう!」と言い合って別れてきたところです。

下は演奏会のあったフォッケローデの教会です。


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