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2010/10/20(水)
悩殺されそう
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新しく来たハープ奏者のアンナとも仲良くなり、「(彼女の)試用期間が終わったら、ドビュッシーのトリオ始め、色々室内楽やろうね!」とお互い楽しみにしています。
それにしても、音楽友達の「アンナ」何十人目だろう、と思うぐらい、アンナって名が多いです。
今朝は、チェロの、やはり新しく来たジョラ君が、クリストフの持ってきた庭用チェロ(壊れても惜しくないチェロ)を弾いて見てて、私も、「へえ、いい音するんだね!」と一緒に聴いてたら、突然モーツァルトのフルート協奏曲ニ長調の出だしを演奏しだしました。
これがビックリ!!フルートで聴くより、なんて感じがよく、なんて深い音楽になってるのか!! 思わず金縛り状態になって聞き惚れました。
それぞれの楽章の出だしのさわりだけ弾いて、ジョラ君は「これ以上はちゃんと練習しないと弾けない。。」と言い、「チェロでこんなに美しくなると思わなかった。」とビックリしてる私に、 「じゃあ、今年の終わりまでに練習して、君の前で全曲弾くよ。」と。
「え!本当?!」 「じゃあ、約束だよ」 と長い握手をして、気がつくとクリストフのヘソが曲がりかかってたので急いでその場を離れました。
その後、歌劇場の食堂でまたジョラ君と偶然隣になり、
「あの曲、フルート的な華麗さを見せる曲と思ってた。あなたがチェロで弾くと、急に曲の本質の音楽性が見えて、ああいう風になるとは思ってなかった。」と話すと、
「僕、君だけの為に準備して弾くんだよ。」と、顔真っ赤にしながら言ってくれました。
思わず頭が真っ白。。。。。
女たらしは回りに数名いるので、たらし言葉には慣れてるのですが、純粋に目を輝かしながらこう言われると、思わず悩殺されそうでした。。。
だって、本当に弾いてくれるかは別としても、2ヶ月も、私のためだけに練習する気でいてくれてるわけで、私、誰かにそんな事したことあったっけ?いや、ないですよ。
しかし、ジョラ君、残念ながら10以上も年下です。 同年だったら、絶対落ちてます。。。
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