ドイツの空の音楽日記
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最新の絵日記ダイジェスト
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2010/01/31(日) 雪ばっかり!
久しぶりに、掃除、洗濯、買い物しっかりして、昼食もちゃんと作ってちょっとすっきり!冬の間は根野菜を色んな味で煮込んで楽しんでます。

下の写真は、オーケストラの練習風景をMDRテレビ局が撮りに来た時の、テレビ画面よりです。頭から赤いエネルギーを放射してるチェリストがクリストフです。

指揮者が「ストップ!」かけた時、(テレビに映るかも)と思って、皆より少し長めに弾いてたら、
「本当にその場面が写った!ほら、これ僕!」と、最後まで残ったチェロの音を喜んでるクリストフ。
はいはい、良かったね〜。。。

今日はこれから「カルメン」2度目の本番です。

2010/01/29(金) 春よ来い早く来い
あ〜また雨雪が降ってる!道路がアイスバーンになって、仕事以外すっかり出不精になってます。雑用は色々溜まってるけれど、今あちこち行く気になれない〜。
今日は本番の休憩時間に5月の「黒い森」コンサート用写真を撮るそうで、伸び放題になってる髪をなんとかしなくちゃです。

ラジオでうちの歌劇場の批評をやっており、その中に
「マグデブルグフィルは良いクォリティの演奏する事で有名ですが」というフシがあり、思わずニヤけました。
オケの仕事はただ生活の為、と思ってても嬉しいものです。

今来てる指揮のアヌ・タリ氏には「大変綺麗にアンサンブルをまとめているが、本番前にエスプレッソをダブルで飲んで、もう少し勢いが欲しい処が多々ある。」と。それはオケの皆の感想でもありました。

昨日の本番、私がうるさいと思ってるトゥアの曲では数人お客さんがドア開けてバタン!と帰って行きました。「やっぱりね」と、皆思ったでしょう。

ラベルのボレロで、やっと!と言う雰囲気が伝わり、喜ばれました。今日アヌ・タリ氏に対する投票ですが、人間性とプログラミングがもっとよければなあ、、。さて、どういう結果がでるでしょう。

2010/01/28(木) イヤシじゃなくてコロシの曲。。。
今、うちのオーケストラは主任指揮者を探してる最中で、今回のゲストのアヌ・タリ氏も明日がその投票になってます。

カルメンの本番では、「素晴らしい!」と思ったけれど、今回のシンフォニーコンサート練習では、オケの印象は
「指揮は上手いけど、かなり嫌な人だな」となってきてます。歌劇場の音楽全般を引っ張る主任には人間の大きさも要求されますからね。

昨日は一日中うるさい現代曲ばかり何十回も繰り返させられて、皆ホトホト疲れて帰りました。癒やしの反対の効用のある曲で、昨日良く眠れませんでしたよ。この曲聴くお客さん可哀想だなあ。。。

帰ってきて、日本からのオカキミックスを食べようとして、クリストフと取り合いしてました。その瞬間に私の携帯が「ピロピロリン!」と。クリストフは喜んで「ばいばーい!」
友人と話し終わったら、しっかりオカキは消えてました。。。

2010/01/27(水) 雇用人との非人情関係
今回のシンフォニーコンサートはアイスランド作曲家のトュアー「交響曲」(めちゃくちゃにうるさい!)シベリウスの「歴史的シーン」という短い曲、そしてラヴェルのボレロ。う〜ん、お客さん、喜ぶのかな。。。

タリ氏の音楽性はたしかにありますが、そのトュアーのうるさい曲に一番力を入れてるけれど、「何でこんな曲選んだんだろう」という思いのほうが先立ってます。

今、練習場が街外れの変な場所に変えられてますが、長い入り口はアイスバーン状態で、夜は真っ暗で見えないしかなり危険!すでに数人、氷で足滑らせ、医者行きになって、病欠しています。それでも無視してる歌劇場。何とも言えません。

2010/01/25(月) ブラボー!タリ氏
指揮者のアヌ・タリ氏、練習が終わって本番になると、凄く良い指揮ぶりです。「カルメン」も、すべてのフレーズに心が行き届き、オーケストラと歌とコーラス、見事にまとめました。とても音楽的で自然で、言う事ありません。ひたすら楽しかったです。オーケストラがこれだけ良い響きを生んだのも久しぶりです。

明日からまたシンフォニーコンサートで英語だらけの練習になりますが、指揮者に対する心情が、オーケストラも私もより良くなったので、気持ち楽と思います。と言ってもだからって急に言葉上手くはなりませんけどね〜。

それにしても今年は寒さが厳しい!こんな時に、どんなに苦情でても、知らん顔で暖房も効かない掘っ立て小屋で練習させる歌劇場はほんっとにオーケストラが嫌いなんですね。。。

2010/01/24(日) 聞き取り違い
英語ばかりの指揮者で思い出すのが、前のオーケストラで仲良かった、ファゴット奏者のアメリカ人の友達です。

彼(T君)はアメリカ生まれでも、両親はネイティブでなかったせいか、私にもわかりやすい英語をしゃべってくれて、良く一緒に色々話して遊んでました。

ある時、T君の家にHちゃんと言う共通の女友達が泊めてもらった後、

「Hちゃんの置いていったパンツが凄い匂いで、僕病気になりそう!」と。
「え!Hちゃん、パンツ忘れていったの?」と私が不思議がると、
「プランツ(植物)って言ったんだよ!!君は何て言う聞き違いをするの!」

泊めてもらったお礼に鉢植えを置いていった、と言う事でした。

その他にも良く似た聞き違いをし、「君の頭の中にはエッチなことしかないのか?!」と言われてました。。。。。
いえ、英語が聞き取れてなかっただけ、と思います。。。

2010/01/23(土) 厳しい冬
来週のシンフォニーコンサートの練習も始まり、今度はちょっと変わった曲目で、スタンダートなのはラベル「ボレロ」だけ。子供の頃から親しんでる曲ですが、やるのは私は初めて。管楽器は順繰りに同じソロが回って来るので、なんだか競演みたいで面白いです。

今日は夜、「カルメン」の落とし(プルミエーレ)です。カルメン役、ホセ役、今回はなかなか上手い!
ゲネプロでは「フルート凄く良い!」と言わしめしたので、練習中「言葉がわからない。。。」とオロオロしてた汚名ちょっと挽回の気分かな。。

風邪が喉に来たみたいで、昨日からイガイガしてやたら喉が渇きます。あまり飲むと本番中困るんですよね〜。。。

2010/01/21(木) 英語恐怖症
子供の頃、歌劇「カルメン」(ハイライト)をテレビで観てはまってた事がありました。すべて日本語で歌っていて、今でもその日本語が頭に残ってます。だから、今、仕事で「カルメン」をやってて、原語のフランス語が聞き取れなくても、意味はわかってるので楽しめます。

子供の頃の記憶力ってすごく強いですね〜。細かい所までほとんどせりふも覚えてるんです。

ただ、今来てる指揮者、早くてアクセントの強い英語ばっかりしゃべるんですが、私にも何度も何か注文つけてきても、私、やっぱりわかりません。。。周りのドイツ人にこっそり、「何て言ってる?」と訊いても、「私もわからない。」って。「わかりません」と言うと、この前のオーボエ奏者のようにバッシングにあいそうで、なんとも居心地の悪い仕事です。。。明日も朝から夜までその指揮者!気が重いよ〜。。。

2010/01/18(月) 忍者にでもなれと?
風邪がはやって、皆ゴホゴホやってるなか、クリストフも大風邪ひいています。それで、昨日の「オルフェウス」の本番、後半煙幕がでてくるのですが、「今日は皆喉痛いから、煙幕少し遠慮してくれるかな」と思ったら、とんでもない!真っ白で指揮者が見えなくなる程の煙幕張られました。。。ちょっと舞台の足元に雰囲気出ればいいのであって、舞台中真っ白になって、お客さんまでがゲホゲホになる程煙幕はってどうするんじゃ!と思うんですけどね。。。

2010/01/16(土) 春に向けて。。。
バレエ「ジゼル」の本番でした。やっと楽器の調子が戻って来たかな。

年末年始、練習も控えて「充電」してるつもりでしたが、練習が減ると、調子も落ちてるのを、この前のプロコフィエフで実感。フルートの調子が落ちると、すべての調子が落ちるようで、また少し前から練習量戻していってます。

何か、ダイエットの復食のような書き方になりましたが。。。ちなみにダイエットは実行できたためしがありません。。。

それでも今はまだ「充電期間」。春からの本番に備えて新曲見ていってます。3月は、オケのほうも、室内楽オペラもあるそうで、かえってこういう小編成の仕事の方が私は楽しめます。思いがけず、5月の半ばにサロン・オーケストラのツアーの話も、今日いただきました。今年のオーケストラ以外の予定が増えてくるとウキウキします。

1月絵日記の続き


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