ドイツの空の音楽日記
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2009/08/19(水) 来日を終えて
今年もまた、宇部市の光永委員長の力添えで、2回目の「フルートカルテット・ベルリン」を無事終えることが出来ました。市議会委員の木下氏をはじめ、お世話になった方々に心から感謝を申し上げます!コンサートツアーは、演奏者より企画者の苦労のほうがどんなに大きいかを想うと、13公演の道のりを最後まで励ましと笑顔で支えていただいた事がどんなに貴重な事か。。。!

3年前に初来日した「フルートカルテット・ベルリン」ですが、今年はヴァイオリンだけが急遽違うメンバーでした。それだけで、四重奏としては個性がまたがらっと変わったように思います。

前メンバーだと、最初から四重奏が一つの楽器のように一つになり、言わばまるで自分が4人いるような感覚で、何も意識せず自然に演奏してました。今回のメンバーになって、急に4人の個性が強く前面に出て、あるところ戦いのような感覚もあり、持てる技術を100パーセント以上出さないと消される、と言う感覚がありました。それでも、公演が進むごとに少しずつ4人の息が合っていき、個人的にも4人が人間性を認め合えて行ったのが演奏に反映していった、と思いました。

日本の夏は涼しく乾燥してるヨーロッパで暮らしてる人間にはとてもハード!!何度も「スケジュールがきつすぎる!」と言われたのですが、どんな状況でも舞台上では全く手を抜かない、その真摯な姿勢がありがたかったです。

自分の独奏の演奏とは違い、四重奏となって、しかもドイツと日本の架け橋的役目をするとなると、演奏もその合間の時間もとにかくその場その場に集中するのに必死で、自分でいい演奏ができたのかどうかも正直、よくわからない感じです。いただいたCDも何となく怖くてまだ聴けてない始末。

まだこの後も3日後に協奏曲の本番、ベートーベンのドゥオの暗譜も9月の頭の本番なのに出来てない、、と続きます。でも、この日本公演のお陰で精神的に大きくリフレッシュさせていただきました。メンタルではひとつ成長した状態で前に進めそうな予感がしています。、、って、演奏に反映できなくちゃ何にもなりませんけどね〜。

下は宇部日報に掲載された記事から引用しています。8月9日、2日目の渡辺翁記念会館での本番の模様です。


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