ドイツの空の音楽日記
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2009/07/28(火) ブランデンブルグ音楽祭
ブランデンブルグ音楽祭に出演していました。最初ブッコーの教会で演奏し、雨続きだったので、「これは今日は教会内のコンサートになるだろう」と予想していたら、演奏会の直前に気持ちいい天気になり、急遽外に舞台ができて、そうならないように、、と望んでた”オープンエア”になりました。

問題なのは、かなり風が強かった事!楽譜が飛んだりめくれたりするので譜面4箇所を洗濯バサミで留めての演奏です。ソロだったら暗譜で出来ますが、四重奏なので楽譜を見ないわけには行かない、しかし、洗濯バサミで留めてると譜めくりに異常に時間がかかって音楽を止めてしまう。それで、企画者の一人が譜めくりも兼ねてくれました。ピアニスト以外に譜めくりがつくなんて初めてです。

モーツァルトの四重奏曲ニ長調の2楽章から3楽章に移る時、短いフルートのユーバーライトゥング(ごく短いカデンツ)が入るのですが、見るとヴァイオリンとヴィオラはゴソゴソ洗濯バサミの譜めくりに手間取ってる!「これは長いカデンツを吹かないとおかしな事になってしまう!」と、生まれて初めて準備なしで長いカデンツを即興しましたよ。。。彼らの準備が整って、「うわ〜早くロ短調からニ長調に転調させなきゃ」とあせったら、何だかするっと上手くできてしまいました。チェロのイータイ君は全然その様子に気がつかなかったようで、「今日は長いカデンツやりたいのかな、と思った。あのカデンツ良かったよ。」と言ってくれてホッとしました。

どんな状況でも最高度に集中したいんですが、外での演奏はやはり難しい。強風が来ると、「譜面台ごと倒れるのでは」(そう言う事がオーケストラの仕事ですでにあった)と気になるし、音響はゼロになるし、雑音いろいろ入るし。。私だったら聴く側としても室内でじっくり聴きたいんだけどな〜。

下の写真はモーゼル河のほとりにて、です。


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