ドイツの空の音楽日記
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2009/06/30(火) 寝なくても元気もりもりドイツ人
連日の夜中のオープンエアーって、通常の時間の通常の会場コンサートと違って生活リズムつかみ難いです。夜勤やってる方って大変でしょうね〜。
でも、夜中に自転車飛ばして帰って来るのは妙に快感です。(雨さえ降ってなければ、ね)頭は半分寝てる状態なのか、なんだか空でも飛んで帰ってる、夢の中のように感じるので。
問題は、深夜に帰ってきて、ついついまた夜食やってしまう事!テキメンに身になってしまいます。

今週は朝は朝でクロスター・コンサートの合わせです。スザンネの四重奏の合わせをその前の更に早朝にやると言ってます。割と体力が自慢の私だったはずなんですが、ドイツ人の超人的体力には毎回脱帽です。

2009/06/27(土) また巨星逝く
このとこ毎晩夜中までオープンエアーコンサートなので、なんだか時差ぼけ状態です。明日は早朝から別の仕事なのだけれど、ちゃんと起きられるかな。。。

マイケル・ジャクソンが亡くなったんですね。昨日は夜中に帰って来て、テレビをつけたら彼の作品を年代不順で10本ほども通しで流してました。疲れてたのに、惹き付けられてついついずっと見てました。やはり凄い人だな〜、すべての曲にしっかりしたうったえや強い魅力があるのだから。
私が生まれる前にはもうスターだった人、そして、つい最近までずっと第一線で次々新しい作品をヒットさせていた人。40年程も大スターでありつづけた。。。彼は天からの贈り物でしょうね。
ひょっとして、あんなに何度も美容整形だのヘンな手術だのしなければ、今もこれからも健康に第一線で活躍し続けられたのかも。私もマイケル・ジャクソンの曲にも存在にも、ずっと楽しませてもらってきた一人です。ご冥福お祈りいたします。

2009/06/24(水) 野外コンサートが増える夏
昨日、歌劇場でロッシーニの四重奏を練習していたら、上の部屋でバイオリンのバーバラが偶然同じ曲を練習していました。
この曲も、丁寧に準備しないと、すべての粗が目立ってしまう曲。偶然部屋に入ってきたクリストフが「そこはもっと大きなフレーズで」とか、「そこはダイナミックより、アーティキュレーションの違いを強調したら?」とか「そこは小鳥が鳴いてるような器用さが欲しい」とか、色々いいアドバイスくれて助かりました。オーケストラのほうもこのとこ続けてロッシーニの序曲やるのでもう少し研究しようと思います。

オーケストラは夏休みまで外の本番ばかりなのですが、プログラムが本格的でも野外だとどうも演奏会というより半分パーティ気分です。7月終わりのフルート四重奏のコンサートも、スザンネが「野外コンサートだって」と聞いて来て、皆でがっかり。。。
外だと楽器の音が響かない他に、楽譜がちょっとした風でも飛んだりめくれてしまったり、ヘリコプターが静かな箇所で飛んできたり、どうも演奏に集中しにくいのです。
暗譜が一番いいですが、四重奏で暗譜はしませんからね〜。

2009/06/21(日) グロッス・アメンスレーベンでのコンサート
ドキドキのヘンデルの協奏曲、第一回目の本番でした!今回合わせがほとんどなかったので、本番直前にコンサートマスター氏とちょこっと合わせていただきました。一人で吹いてて大丈夫でも、合わせたりないと、弦の旋律がどうも頭にロジックに響かなくて怖さが残りました。本番ではオーケストラの誰かが落ちて、オケ内でずれが起こったりしてたので引きずられなかったのはラッキーでした。横の写真は本番のあったクロスターです。

お客さんの反応は意外にとても良くてちょっと安心しました。明らかにヘンデルのこの協奏曲はフルートに向いてないから。。。
バッハはさすがに何度も本番踏んでて、何があっても大丈夫です。オーケストラが、全体に速い楽章は追い立てるようにドンドンテンポ上がっていくので、これはひょっとしてコーティ氏の影響?次回はもっとソリストとしてテンポの主導権を握れなくては、です。次回の同プログラムの演奏は7月半ばです。

私って雨女なのかな、と、最近とても思います。何か、と言う大事な時、よく雨が降るんですよね〜。あと、どこかに出かけるときも。ドイツは確かに雨の多い国ですが、日本でも移動の時雨が多かった気がする。。。

2009/06/18(木) CD録音
シンフォニーコンサートは今夜のゲネプロから録音が始まりました。マイクが目の前にあると、余計な音を立ててはいけない、と、体が硬くなって緊張します。それにコーティ氏のテンポは普通のの倍近く早いのでフレーズを考える暇もない!ぶっつけ仕事に感じましたが、団員からは「敦子のソロ良かったよ〜」と不思議に沢山お褒めの言葉をもらいました。全然乗れてなかったので、なにがどう良かったんだか。。。本番で上手く行くといいんですが。。。

明日の朝はドキドキのヘンデルのフルート協奏曲のあわせ!
うまくいきますよ〜に!!

2009/06/17(水) 忙しいことはいい事!
今週はシンフォニーコンサートと2つの自分のコンサートの合わせが重なって充実した週です。シンフォニーコンサートもコンサートがCDになるそうで、気が抜けません。
土曜日がヘンデル協奏曲の本番!フルートにしては全部低音域で、協奏曲としてブリアントになりにくいな。。。色々工夫してみてます。

2009/06/14(日) 静かな日曜日
このとこ寒い日が続いてますが、昨日と今日はお天気!昨日は「マノンレスコー」の本番、今日はオーケストラは休みだけれど、大聖堂での室内ミュージカルの仕事です。普段はオーケストラ以外の仕事は、コンサートとして興味持てるものしかやってないんですが(なにせオケで時間とられるのでね〜)今回は、思わぬ出費が続いた後なのでちょっとした臨時収入が助かります。

あと一ヶ月で歌劇場も夏休み!この夏休みと言うのがドイツ人にとっては生き甲斐のもので、仕事を生き甲斐にする日本人との違いは大きいです。日本に帰って、美容室なんかで「今夏休みなので帰国してて」などと言うと、「あ、学生さんですか」と言われますが、そうですよね〜。日本の社会人には夏休みなんて存在しないんですよね〜。

2009/06/12(金) 風邪の巧妙
風邪はすっきりもせず、ひどくもならないままです。
このとこ団員の誕生日パーティ続きだったんですが、パーティ嫌いの私には断る絶好の口実が出来て嬉しかったりして。
昨日はオーケストラの仕事のあと、歌劇場内のレストランで朝5時までパーティだったそうで、出なくてすんだ事を喜んでる私です。ドイツ人って凄い体力なのか、パーティと言っても数時間で終わらない。。。しかも毎日嫌でも会ってる団員とプライベートの時間まで過ごすのもね〜。

今日は冷え冷えとするドーム(大聖堂)内での仕事なので厚着していかなくちゃ、です。
このとこお天気も、6月としては寒くて、瞬間的に太陽が顔を出したり雨が降ったり、コロコロ変わります。Tシャツでいい瞬間もセーターにマフラーも欲しい瞬間もあり、服選びが難しい処。

2009/06/10(水) 風邪かな
昨日からノドがヒリヒリしてちょっと熱っぽくて、風邪の始まりのようです。常にのどが異常に渇いてる状態できつ〜い。。どうもこの数日体に力が入らないと思ってました。コンサートが続いてた後で助かりました。と言っても、ボヤボヤしてると来週はシンフォニーコンサートでバタバタして、その次の日がヘンデルの協奏曲の一回目の本番!

でも、音楽で忙しいのは幸せです。

2009/06/08(月) ベルリンでの日々
5日はベルリンでのフルート・チェロ・リサイタル、チェロのイータイ氏はなかなか合わせをする時間がなく、時間が取れても疲れきってて「また今度」とすぐ言うのを、「コンサートは明日ですよ!!今日仕上げなくてどうします!」と叱咤しながらの仕上げでした。最近、共演者のお尻を叩きながらの仕上げ、というのが増えてます。私って教育ママタイプなのかなあ〜。。。それも年配の方を叱咤する事が多いのです。気持ち的に妙です。ヨーロッパでは年上も下も関係ないんですけどね。

コンサートの出来は、近代のヴィラ・ロボスなどはとても盛り上がりましたが、バッハのソナタでは合わせ不足を感じました。バロックや古典のほうが、テンポ感やフレーズ感の違いを大きく感じます。そして、積み上げておくべきものの厚みが断然大きい。このプログラムはまた納得のいく演奏で再現出来たら、と2人とも思っています。
それでも、数日オーケストラを離れて自分の音楽に集中してられたのは大きな骨休みにもなりました。
コンサート企画してくれたイータイ氏に感謝です!

帰ってすぐ、日曜はマグデブルグ出身作曲家のコンサート出場してました。なんだか日にちが飛ぶように過ぎていきます。
20日はヘンデルの協奏曲の初めての本番。まだ自信がありません。難しいというより、なんだかやたら覚えにくく、小回りの効き難いフレーズなのです。当時リコーダー用に書かれていたのではという感じです。

6月絵日記の続き


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