ドイツの空の音楽日記
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2009/02/28(土) 長すぎた冬
久しぶりに近所の湖ほとりを散歩したら、白鳥たちが帰って来ていました。湖中氷が張ってたので、ずっと鴨たちさえ姿を消しているのです。
でも、ふち以外はまだまだ薄く氷が張っていて、白鳥たちは氷の上をよっちらよっちら歩いていました。
「なんだこりゃ?!何で泳げないんだ?」と言いたげで、時々氷が割れて水にはまってました。今年の長い冬、鳥たちも戸惑ってるんでしょうね〜。

今日は日本から送ってもらったルーでカレーを作りました!日本のルーで作るとおいしい!
クリストフが「まるでう・こみたいだ」というので黙らせながら食べました。

2009/02/26(木) 励ましのお言葉
トゥーランドット、例の有名な歌以外は、「これ、本当にプッチーニかな?」と思う箇所が多いです。音楽的流れもそれぞれ短くて、ちょっと乗りにくいかな。

オケ練習の合間に、コンサートマスターが、「この前違う人とモーツァルトのコンチェルトやったんだけど、君の方が素晴らしかった、と言う人が何人も居たよ。僕もそう思った。」とわざわざ教えに来てくれました。オーケストラの仕事では褒めあう事も減って、足の引っ張り合いになりがちで心がすさみがち、、そういう時にありがたい励ましです!

明日はグリンベルグ氏とのリサイタルの合わせをする予定だったのが、「同僚の急病で今週は時間がなくなってしまった」と。う〜ん残念!「でもちゃんと練習してるから!また電話する。」との事でした。オケは今日もこれからトゥーランドットの合わせです。

2009/02/24(火) リフレッシュの朝練
忙しさに負けるもんか〜と、今朝は朝の練習前に歌劇場に早朝練習に行き、仕事前に2時間ちょっと練習してから例の工事現場仕事上に行きました。少しでもちゃんとした練習した後だと、ヘンな場所での長〜い合わせも虚しくなりません。

オーケストラはプッチーニのオペラ、トゥーランドットの練習が始まりました。プッチーニにしては不協和音の多い、少し血色の違う曲です。やっとクリストフがオーケストラに帰ってこれて、今日は仕事の後一緒に帰ってこれてホッと落ち着きました。

3月の終わりか4月の頭に再びテレマンのフルート協奏曲吹くことになりそうで、今日その話が来て、ちょっとウキウキしています。このとこオーケストラの仕事ばっかりで精神が満ちてなかったので、目の前に違う目標が欲しかったところです。

2009/02/22(日) 明日からまた帰れない日々
先週はシンフォニーコンサート、ルトスラフスキーの「オーケストラ協奏曲」、シマノフスキーのヴァイオリンコンチェルト、シューマン4番交響曲、でした。なかなか演奏しない曲が2曲あって、しかし、ヴァイオリニストも上手くてやってみて面白い曲でした。

自分のコンサートの準備は、先週はちょっとなまってる響きを取り戻す為もあって、なるべくシューベルトやウェーバーをスローテンポから正確にたどる訓練したら、音の調子がぐんと光ってきました。すでに暗譜してる曲をやたらに速くやってるのみだと荒れがちで、再び楽譜に帰ってゆっくりからやる大事さを再度認識!

ただ、やっと昨日の夜帰って来れましたが、オーケストラは毎日なれない練習場に通って、合間にまた歌劇場に通ってなんとか練習する日々で、連日続くとどっと疲れが出た感じです。照明暗くて、窓もなく、寒々した工事現場のようなところで、数時間居ると気がめいってきます。しかも、今日も休みじゃなくて、夕方から「ボリス・ゴドノフ」、明日からまた朝から晩まで例のヘンな練習場での仕事。。。ちょっと息切れ感じてます。なんで歌劇場の備え付けの練習場でやってくれないの〜〜〜!!!

2009/02/17(火) 行きは良い良い帰りは怖い。。。
今週のシンフォニーコンサート、コーティ氏の希望で、歌劇場ではなく、毎日街外れのハーフェンで練習があっています。交通が不便な所で、夜に帰ってこれる手段がないけれど、夜はクリストフと一緒に車で帰れるし、、と思っていたら、クリストフは大変な事情が出来、1,2週間は仕事どころでなさそうです。

私も、夜にこのうちに帰って来れなくなるので、今週はなんとかハーフェンに通える街中に泊まる事にします。しばらくはコンピューターが使えません。。。
夜に帰れなくなるので困ってる人、私だけではないんですけどね。皆、どうやって帰ってるんでしょう。

2009/02/16(月) 音楽家の主食
フルートはどうしてもフランス近代以降のレパートリーが多く、古典が少ないのですが、フレーズ間や音感、そして基礎の訓練にも、古典の大切さが年行くほどに大切だな〜と実感しています。一番自分の状態がよくわかるのがモーツァルト!モーツァルト演奏すると一切ごまかしが効かなくて、自分の状態を知るにも一番です。それで、今、近代、ロマン派中心のプログラム準備してるのですが、モーツァルトの協奏曲も状態向上にやり始めました。

運動不足のせいか、音が鈍ってる気がしてるのですが、再度モーツァルト始めて少しマシになってきたかな。。プログラムにあるシューベルトも、古典と歌曲の要素があり、やはり練習してるとバランス感覚が戻ってくるようです。

音楽家にとって、バッハやモーツァルトのような天才の作品は主食のようなものかも。

2009/02/15(日) 相次ぐ変更
このところオーケストラ練習時間の変更が相次いで、幸い自分の大事な本番などない時で良かったです。歌劇場で働いてると、この”予定の変更”への対処が大変です。

今週はウィーンコンサートの翌日から連日、街外れのハーフェンでの練習が続きます。また雪が降って道が所々凍ってるので自転車での移動は難しそう。。合間に歌劇場で練習するつもりなので、結構ハードな週になりそうです。

2009/02/11(水) 春よ来い!
昨夜、また農家から野菜が届いたのですが、「長い厳冬の為、作物が上手く採れず、3月末までお休みします。」という知らせが入ってました。ガ〜ン、残念!今年は確かに例年より寒く、あちこち凍って溶けない冬で、一番の被害は農家ですよね〜。彼らには気候が死活問題で、残念と言ってられる私達は幸せです。このとこ、寒いだけでなく、太陽もほとんど顔を見せません。そりゃ、作物も育ちませんよね。

今週は現代曲の録音とオペラ「イドメネオ」再演とウィーンコンサートが重なって、オーケストラはてんてこ舞いです。春から自分のコンサートが次々待ってるし、早く暖かくなって欲しいしで、今年ほど「春よ来い!」の歌が頭に回ってる時ってないかもです。

2009/02/09(月) 自転車で転倒
昨夜は「魔笛」の本番。どの瞬間も生きる喜びにあふれたこの曲ですが、昨夜は全体にだらだらとテンポが遅くなっていって、生命力に欠けた公演だったような。。。でもお客さんは大喜びでした。17時、という早目の開演のせいか、子供が沢山来てて、あちこちで感嘆の声があがってていい雰囲気でした。
公演後、マルコ氏が、「君が選んだコンチェルト、いい曲だね!楽譜を用意しなくちゃね。」と話しかけてくれ、協奏曲の話が進みそうです!

昨日は自転車で歌劇場にむかってたら、突然あたり一面氷の部分があり、「危ない!」と思った瞬間転倒しました。幸い、自転車が低いし、転ぶ!と思って身構えたお陰でひざ小僧に打ち身作るくらいで済みました。ズボンは泥んこで、歌劇場についてからすぐ本番用のスカートに着替えました。着替えを常に置いてあるのでこういう時は便利です。

今日はまた大雪!また自転車通勤が遠のきそうです。今年の冬はなんだか雪が多いな〜。

2009/02/07(土) オペラ舞踏会
オペラ舞踏会コンサートの本番でした。明日もワーグナーガラコンサートで、来週もウィーン・コンサートです。うち、歌劇場でオペラ座なはずなのですが、最近はコンサートばかりです。オペラ舞踏会コンサートだと、お客さんはコンサートの後食事が出されるので、演奏会中に食事のにおいがぷ〜んとしてきて、ちょっと変な感じです。

風邪の後、やっと自分の練習に調子を取り戻してきました。まだまだ鼻声だけが治らなくて、”ま〜だ風邪なおらないの?!”と言われますが、体はもう全然元気です。来週から寒さに負けず、自転車通勤を復活させよう!と決心しています。ちょうどクリストフが来週休みで、車で同行できないからいい機会かも。
やはり、定期的な運動も音にいい影響与えてくれるようです。

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